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潤が、派遣会社を解雇され、盛岡へ帰ってしまった。
盛岡を出て、8ケ月後のことだった。
以前から潤は、妙子に、現場への不満を述べるようになっていた。
2人は、勤務時間が、午前8時半から午後8時半という条件で働いていたが、潤の現場だけ、午後9時半まで働かせるというのだ。
妙子には、「不退転の覚悟で盛岡を出てきた以上、たとえ不満があっても死ぬ気で働くしかない」というアドバイスしかできなかった。
自己破産することも勧めたし、「生活費くらいなら、出してあげる」とも説明した。
しかし、潤は、解雇された事実を妙子に話すことなく、置き手紙だけ残して、帰ってしまった。
いつものように、部屋のドアを開けた瞬間、目の前の出来事が理解できずに、妙子は呆然となった。




