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紫陽花色

作者: 優月

寂しさと寂しさを重ねた日々の


すりガラス越しに




淡く滲んだ

紫陽花色のグラデーション




消え入りそうに

儚げな今日の空と同じ色




今もまだ光る涙色




鮮やかな思い出はいつもきれいな水で薄めてやり過ごした




一人では生きていけなくて




また誰かを求めていく




優しさは残酷だ



時が過ぎるほどに

胸を刺す




何度も何度も心ごと

象るようにえぐられる




冷たい雨が降っていて



傘もささずに

立ち尽くしていた



叶うなら

あなたの上には温かな恵みの雨が降るように





トンネルの向こうに消えていく



靴音は遠くなる






いつか見た夢の中



薄紫の花の色

ありがとうございましたo(^-^)o

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでいて心地がよかったです。リズムと文字がすっと心に入ってきます。
2015/02/05 16:12 退会済み
管理
[良い点] <優しさは残酷だ 時が過ぎるほどに 胸を刺す 何度も何度も心ごと 象るようにえぐられる 不思議ですよね。嫌な思い出は乗り越えることができた と前向きになれるのに。優しさを思い…
[良い点] 「優しさは残酷だ」以降の心情がとても繊細で、その情景が伝わってきました! とても好きです!
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