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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ヒールミア編
7/39

7話 アルファ親衛隊ってレベルだな

知り合いに登場人物の外見全然わからんって言われたんで、1話を改善しました。どうですか?

最初の依頼を達成した日から数日後。

数々の依頼をこなしてきた俺たち。

モンスター討伐に、山菜採り、物資の調達。

といっても討伐は、怖くて罠をはって相手を倒してたけど。やっぱりダメだな。

でもゴブリンも錆びてるけど剣持ってるんだぜ!

切られたら痛いやん?


「ヘタクト、今日は討伐にする?」


ヘタレと俺の名前をかけてんじゃねーよ。

アルファのやつ、バカにしやがって。俺だってなぁ!


「今日は、鉄鉱石の採取にする。」


はい、逃げました。

だって怖いもん。

話し合いながらアルファと今日の依頼を決めていた。

するとギルドの扉が大きな音をして開かれる。入ってきた男が慌てた口調で言った。


「大変だ!山にサーベルガーが住み着きやがった!」

「至急、情報収集に出る!冒険者の諸君!山には近づかないように!」


ギルド長が素早く指示をとばす。

さすがに行動が早いな。サーベルガー?どんなモンスターなんだろう?


「なぁ、アルファ。サーベルガーってどんなやつなんだ?」

「サーベルガーは、大きな牙を2本生やした大型のモンスターよ。4メートルくらいが平均的なサイズらしいわ。わたしも見たことないけど、ランク9の冒険者が5人のパーティーを組んで倒せるモンスターだって言うのを聞いたよ。」


ランク9が5人?!恐ろしいな。

って、ヒールミアにはランク9なんているのか?


「この町には、ランク9の冒険者はいるのか?」

「ギルド長が元ランク9だったの。それ以外は5が2人くらいしか戦える人がいないの。」

「サーベルガーは、どうするんだ?倒せないじゃないか?」

「隣町にはかなり高ランクの冒険者が沢山いるから依頼を出すのよ。ギルド長が調査から帰ってから要請するってはなしよ。」


今日の依頼は山付近はやめだな。

そうなると依頼はどうしよっかな?


「今日は、武器や持ち物を新調しに行こうよ。ここ数日でかなりお金がたまったし。」

「そうだな。俺も服とか欲しいしな。」

「え!タクトずっと同じ服来てたの?」

「ちゃんと洗ってるぜ?」

「ホントに?ちょっとひいちゃうよ。」


話をしながら武器屋に向かう。

40代くらいの髭を生やしたおっさんが店主をしていた。


「おじさん、ちょっと商品を見させてもらえる?」

「おう!アルファちゃんじゃねーか。ゆっくり見てけよ。ついでに買っていってくれ。」

「アルファ、有名なんだな。」

「ん?見ねぇ顔だな。ヒールミアで武器を買うなら、うちだせ。よろしくな。」

「タクトだせ。よろしくな。」


おっさんが手を出してきた。

職人のごつごつした手で握手を求める。

手を出すと、力強く握られた。そしてグッと引き寄せられる。


「アルファちゃん泣かしたら承知しねーからな。」


こえー。泣きそうな顔をして頷いた。

目がマジになって、声のトーンが1オクターブ低い声で脅された。もちろん、アルファには聞こえない声で。

結局、何も買わずに出てきた。


「次はよろず屋に行くよ。」

「何でも屋ってやつだよな?」

「そうそう。服も買えるの。」

「それは早くいかなきゃだな。」


途中で色んな屋台に寄って腹を満たしていく。

俺が一番好きなのは、味噌ピックルサンドだな。

あの美味しさは忘れられん。しかし、安いな。

剣とかは安いもので1000マネーを越えてたけど、サンドイッチは150円だからお得だと思うぜ。まぁ剣とサンドイッチ比べるのもどうかと思うけど。


「ここがよろず屋だよ。」


中に入ると薬や食べ物、家具や魔法具、もちろん衣類もおいてあった。


「いらっしゃいませ。おや、アルファちゃん。」

「こんにちは。よろず屋さん。」


軽くポッチャリして、エプロンをつけたおばさん。

この人も40代くらいだな。


「良い薬草を仕入れてるよ。買ってくかい?」


アルファとおばさんが話している最中、俺は服を見にいった。

俺の服のサイズはMサイズ、身長、体重は全国の17才の平均より、どちらも少し下まわるくらい。

あった。この店はサイズによって分けられてるから見やすいね。布の生地も良いもの使ってるし、そのくせ300マネー以下。


「服なら特に力をいれてるんだ。タクト君。」


おばさんが話しかけてきた。


「アルファちゃんから話は聞いたよ。大変だったね。」

「あぁ。それにしても、すごい手触りだな。しかも安い。」

「お陰で赤字ギリギリなのよ。うちをご贔屓にしてね。」


すっと手を出された。

あれ?デジャブかなぁ?

さっきもこんな感じで手を出された気がする。うーん?


「あぁ。そうさせてもらうよ。よろしく。」


握手をするとまたまたグッと引き寄せられた。


「アルファちゃん泣かせたら、一生許さないからね。覚悟しておきなさいよ。」


この下り、さっきもやったし。

むしろ俺が泣きそうなんですけど。

もちろん、この声もアルファには聞こえてない。俺がなにしたって言うんだよ。


この店では、服や薬。いろいろな物を買った。

今日使った分で1500マネー。結構使っちまったな。

家に帰って荷物を置く。

夕飯は屋台で買ってきた物を食べ、ゆっくりしたあと眠った。


翌日、ギルドに顔を出す。中がいつもより騒がしい。どうしたんだろう?


「もっと薬草と包帯を持ってきてくれ!」

「水が足りないわ!急いで!」


ギルド長が血まみれで倒れている。

太ももには直径10センチくらいの穴があいていた。


「何があったんだ?」

「サーベルガーにやられたのよ。朝、ジエンさんが町の前で倒れているのを見つけて、死んじゃう寸前だったらしいわ。」


俺の質問にリーアが答える。リーアも顔が真っ青だ。


「大変なのはそれだけじゃないの。サーベルガーがこの町に向かっているらしいのよ。」

「え?!大変じゃない!どうするのよ!」

「幸いゆっくりこっちに向かってるから、町に来るのは5時間ぐらい先になるそうだけど...。」

「だけど?」

「応援も時間かかりそうなんだって。」


サーベルガーが先か、応援が先かってことか。

ギルド長が血まみれになるくらいだから相当強いってことはわかる。

想像してたら足が震えてきた。


「でもこのままじゃ、なんとも言えないわ。ギルド長がやられるなんて今回のサーベルガーはとても危険よ。」

「わたしたちが、足止めしてくるわ。」


わたしたちって俺もか?!アルファ正気か?


「待った!その役、俺にやらせろよ。」


ギルドのドアが開く。

入ってきたのは不良っぽい格好で赤い髪、大きな大剣を持ってるけど、それ以外は見慣れていたあいつに見えた。


「よ、芳雄なのか?」


そう、俺の知ってるチートなやつ。


赤星 芳雄にそっくりだった。



いいところで次回に持ち越しなのは掟ですね♪もちろん次回は芳雄似のあいつにせまります。


アドバイスや意見があったら感想ほしいです。よろしくお願いします。

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