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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ヒールミア編
5/39

5話 ダメな俺と初依頼

評価ポイントを見る度に、感謝の気持ちが込み上げてきます。

皆さんありがとうございます。

「おばあちゃん、ただいま!」

「お帰り、アルファ。」

「ごめん、遅れちゃった。今から夕飯準備するね。」

「もう、すぐ食べれるよ。お前さんを待ってたんだ。ん?お客さんかい?」


おばあさんと二人ぐらしなのか。大変だな。


「わたしの友人よ。」

「はじめまして、タクトといいます。」


アルファは、 おばあさんに俺のことを説明しはじめた。

海岸で記憶喪失して歩いてきた。

お金も無いし身元もわからない。そんな俺を泊めるもらえるだろうか?


「それは、大変だったね。ゆっくり体を休めなさい。」

「ありがとうございます。お金が貯まるまでご迷惑になります。」

「迷惑だなんて思ってないよ。」


優しいおばあさんだな。よかったぜ。

寝床も確保できたし、あと飯と金かぁ。

アップルが箱いっぱいで500マネーだったな。物価がどれくらいなのか、ハッキリとわからん。


「うーん。いくらあれば10日生きていける?」

「宿とか、ご飯とか生活する分だけだったら...そうね。5000マネーあれば結構楽に生活できるよ。」


アルファの場合、2人で1日500マネーってところか。

そう思うと確かに楽になるな。


「冒険者になれば、あっという間に集めれるお金だよ。しかも、高ランクになればなるほどお金が貯まりやすくなるわ。」

「明日から俺も自分で稼がないとな。」

「臨時パーティーを組んでみようか?」

「一緒に依頼を達成させるってことだよな。いいぜ♪むしろこっちからお願いしたいくらいだしな。」


人生の先輩は俺だけど、冒険者の先輩はアルファだからな。

色々教えてもらおう。


「わかったわ。朝、一番でギルドに行ってみようか。」

「おう!よろしく頼むよ。」


そのあと3人で楽しくご飯を食べたり、水で体を洗ったり、布団で睡眠をとった。

お世辞にも贅沢とは言えない布団だが。

俺、アルファに出会えて本当によかった。


翌日、朝食を済ませた俺とアルファはギルドに向かった。


「あら、アルファちゃん。いつもの依頼?」

「おはようリーアさん。今日はタクトに簡単な依頼をやってもらおうかと思って、ランク1か2のクエストでオススメなのない?」

「えーとねぇ…。」


リーアはペラペラと依頼束を見始めた。


「やっぱり最初は採取の依頼を紹介するわ。」


そう言って俺たちに1枚の紙を見せた。


マッシュルーム箱いっぱい採取。箱1つ300マネー。

道中のモンスター討伐は、別払い。


道中のモンスターは別払い?なんじゃそりゃ?


「この道中のモンスターってどうやって倒したってわかるんだ??」

「ギルドカードにどんなクエストをやって、どんなモンスターを倒したかが記録されるの。古代魔力らしいわ。すごいよね。」

「複数で倒したらどうなるんだ?」

「正規のパーティー組んでたらパーティーで記録されるし、個人や臨時パーティー組んでたら、一番ダメージを与えた人が記録されるわ。」

「すごいシステムだな。」

「ほんとにそう思うわ。」


俺たちはマッシュルームの依頼を受けた。

そんなにモンスターなんて出ないそうだ。

落ち着いて山菜やキノコでも取りに行くって、遠足みたいだな。

楽しそうだ。


「んじゃ、行ってこようか。」

「そうね。早い方がいいわ。町の外に出ましょう。」

「近頃モンスターが、多くなってきているから気を付けてね。」

「わかったわ。リーアさん。行ってくるね♪」


二人でブラブラと話ながら歩いていると、美味しそうなにおいが屋台から風にのってやってくる。

お昼ご飯を買って、町の外に通じる門に向かった。


「もう依頼に行くのかい?」

「おはよう、ジエンさん。昨日はギルド長に話をつけてくれてありがとう。」

「いいんだよ。私も暇しているくらいだからね。今日は頑張って依頼を達成させてくるんだよ。」


おじさんに手を振りながら町を背に歩き出した。


「マッシュルームっていうのは、どこに行ったら採れるんだ?」

「あそこに見える、山の麓に取りに行くわ。簡単には見つからないよ。木の真下あたりに埋まってるから、普通はスコップで掘るんだけどわたしの場合魔力を使うわ。」


山の麓にたどり着くと、川の近くで少し休憩をした。

すごいな。川の水が透き通って、飲んでも大丈夫だろって思えるくらい綺麗だった。

2人で休んでいると急にアルファが小さな声で。


「静かに。何かいるわ。」


音がする方を見ると、緑色で子供くらいの大きさの魔物が2匹うろうろしていた。

ゴブリンってやつか?想像していたゴブリンよりグロいな。


「先に討伐の雰囲気を見て、味わってほしいの。」


アルファは腰につけた小太刀を持ち、素早くゴブリンの方に向かっていった。

初モンスターはスライムかゴブリンか迷いました。

スライムはかわいいイメージがあるのでゴブリンにしました。適当ですね。次回は戦闘シーンです。表現力をフルに使ってがんばります。

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