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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ヒールミア編
4/39

4話 ダメな俺と壊れた石

誰か読んでくれてるのかな?僕自身も楽しんで続きを書いていきますので読者さんもお付き合いください!

町を歩いていると他よりも大きな建物が見えた。

扉が、西部劇とかで出てきそうな腰までの高さの開きドアだ。

どうやって雨を降りこませないようにしているのだろう?

そんなくだらないことを考えながら中に入った。


入ると職員が3人。あと冒険者っぽい人たちがいる。と、いっても5人も満たないが。


「こんにちは。ご用件をお話しください。」


ギルドのお姉さんが、俺たちに話しかけてきた。


「お疲れ様、リーアさん。新規登録をしたいんだけど。」

「あら、アルファちゃん。あれ?横の子は彼氏かな?」

「違いますよ!もう!」

「冗談だって。君、名前は?」

「タクト。」


リーアさんは、紙とペンを持ってきて質問し始めた。


「タクト君、年齢は?」

「17だ。」

「えー!タクト、わたしより上だったんだ!」


えー!俺、下に見られてたんだ!なんかショック。


「次は、スキルの欄ね。」

「スキル?」

「分かりやすく言うと、貴方の役割ね。剣士、魔力使い、拳闘士、神官、弓術使い、召喚士...まだまだあるけど、大雑把に決めて欲しいの。途中で変更も可能よ♪」


拳闘士。俺はそれに当てはまるのか。この怪力で、殴るのがメインになりそうだな。


「拳闘士だな。」

「後は、ランク測定よ♪ちょっと待って。」


そう言い残すと、奥の部屋から拳くらいの石を、布を敷いて持ってきた。


「この石を持って。」


俺は石を持った...つもりだった。

石が溶けるようにさらさらと手に触れている所から消えていく。

持ち上げたときには、溶けきっていた。


「...ごめんね。壊れてたみたい。その石に数字が出るはずなんだけど。」

「数字が?」

「そう、ランクは全部で1~10まであってギルドが出してる依頼、または貴族や王族の依頼。その他、世の中の貢献度などで実力にあったランクをつけるの。」

「俺の場合は?」

「普通は1から3、大きくても5くらいまでしか石に出てこないんだけど...」

「彼のランクは1でいい。」


奥の部屋から、ムキムキのおっさんが出てきた。

結構おしゃれな格好だと思う。


「ジエンさんから話は聞いた。記憶喪失なんだって?まぁ冒険者のイロハも覚えれるし、1からで頑張ってもらうぞ。」

「お疲れ様です。1でいいんですね?ギルド長?」


この人、ギルド長なんだ。うん。納得できる筋肉量だな。


「それでいいか?ボウズ?」

「大丈夫ですよ。どうせ、石が壊れてなくてもそんな数字しか出なかったと思いますし。」


俺は自慢じゃないがダメダメだからな。胸を張って言えるぜ♪


「本当に壊れてたのか、わからんがな。まぁギルドカードには1と書いておくぞ。質問は終わりだ。」

「カードが出来るまで数分待ってね。」


俺はアルファと話していた。どうやらアルファもギルドに入っているそうだ。

カードを見せてもらったがランクが予想していたよりも高かった。

ランク4って強いだろ。


「わたしだって最初は1だったよ。」

「まぁ地道に頑張ってくわ。ランク1とランク10はどれだけ差があるんだ?」

「雑草と神様くらい違うよ!」


例えが分からんし、神様あれだしな。


「ランク10の人はこの世界に10人も満たないの。ランク9でも200人切ってるわランク10の人は化け物って呼ばれてるの。爆炎剣、水流弓、雷速娘...第2の呼び名があるくらいだわ。」

「へー。ランク8とかも多そうだな。」

「8以下は地元で有名なくらいよ。」

「お待たせ。これがギルドカードね。ニュー.アースどこでも身分証明できるわ。」


プラスチックのようなもので名刺サイズのカードをもらった。


「ありがとう。」

「次はアルファちゃんね♪依頼お疲れ様。これが報酬の500マネーよ。」


おっ?そうだったお金の価値観がわからんかった。

アルファの持ってる袋を見ると銀貨が5つ。


「お金の価値観を教えてくれ。」

「そんなのも忘れたの?小銅貨が1マネー、大銅貨10マネー、銀貨100マネー、小金貨1000マネー、大金貨10000マネーよ。覚えた?」

「..そのうち覚えると思う。」

「基本的、銅貨と銀貨くらいまで覚えとけば安心よ。」


500玉が無くなったかんじか。覚えれそうだな。


「大変!もうこんな時間!家に帰らなきゃ。タクト、ついてきて!」

「おっと!リーアさん、ありがとうございました!」

「依頼受けたかったらいつでも来てね♪」


引っ張られながら、ギルド小屋を出てアルファの家に向かった。


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