9/50
No.959.MIRROR
擦り切れた指先に 狂おしい程 痛みが走り
つかみきれないまま
変えてやろうなんて 逆上せ上がって
やけにあせって くるった使命感
馬鹿みたいに一人もだえ
勝手な幸せ押し付ける
鏡にうつる裏返しの物語
飲み込めずに 妄想繰り返す
はみだした現実を 寂しげな瞳でみつめて
とらえきれぬのに
押さえ込もうと 努力してみりゃ
汗にまみれて 変な達成感
水を得たみたいに 飛んで跳ねて
勝手な幸せ押し付ける
鏡にうつる裏返しの物語
飲み込めずに 妄想繰り返す
君は僕が捨てたガラクタを ピカピカに磨いて
そこに笑ってたっていた