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No.993.真っ白

ミルクを温めて 一人 毛布にくるまり

時間は一秒また一秒とすぎてく

一心不乱に 過ごしている


仕事は暇なし 休みは暇だし

休憩室で 穴だらけのホットペッパー読んで

まるで何かを探すみたいに


周波数変えてみても

聞こえるのは雑音ばっかり


昨日すれ違った時 睨まれた気がして

すごいへこんで うなだれた


頭の中が 物凄い 速さで回転して 妬き切れた

奪い去りたい 邪まな 嫉妬が燃え上がる

雲の間の晴れ間が縛り続け

目の前が真っ白になっていく


盲目こそが お似合いってことか問いかけ

疲労がひとつふたつ 螺子を飛ばす


限界の近い この肉体

自信を喪失 想いも消失

いつもの小道で 錆だらけの チャリキこいでる


男のプライド ズタズタに裂けて

磨耗続けてる精神の源

理解するのは 足りない行動


春が過ぎ去ってしまい 冷えたまま 倒れる

やばい気持ちが すさみだす


頭の中が 物凄い 速さで回転して 妬き切れた

奪い去りたい 邪まな 嫉妬が燃え上がる

雲の間の晴れ間が縛り続け

目の前が真っ白になっていく

網膜が色を失い 輝きも光りも無くす

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