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No.977.I can't feeling
窓の外はほんとすさまじい風が吹きすさび
激しく 唸り声をあげつづけている
なのに僕は一人部屋にこもって 布団にくるまり
ただ ただ 寒くて震えている
世界は無造作に突き進んでいくけど
取り残されたみたいに 置き去りのトランス
I can't feeling I can't feeling
I can't feeling I can't feeling
雨の音が だんだんと強くなり始めた
隙間なく 鳴り響き 反響してる
いつも耳を澄ませて聞いている 弱い体で
そう 目も開けられない 情けない
時間は好き勝手に 積滞してるから
追いつく事もできない 緩んだランニング
I can't feeling I can't feeling
I can't feeling I can't feeling




