――ワンピース世界のある巨大な王国について話が…
みなさんは【第零次世界大戦】をご存じでしょうか。
いやいや、世界大戦は過去に二度しか起こっていないでしょ? と言いたい方もいらっしゃいますでしょうが、実は紀元前千年くらい前に地中海にて、世界大戦といっても過言ではない規模の戦いが勃発しているのです。
とはいえ私自身も海外小説『シグマフォース⑮ タルタロスの目覚め』を読んで初めて知った事実ですが。
そしてさらに補足説明をしますが。
その戦争についての記録はちゃんと残っています。
ホメロスの書いた『イリアス』と『オデュッセイア』という形で。
アニメや漫画にもなった小説『Fate/Zero』のライダーことイスカンダルが戦闘中には従者に音読させていると言っていたアレといえば分かりますでしょうかね。
そしてこの『イリアス』と『オデュッセイア』ですが、大まかに説明するとみなさんご存じの『トロイの木馬』の元ネタたる戦争『トロイア戦争』と、その英雄の一人であるオデュッセウスが故郷イタケに帰還するまでの、長い長い冒険の物語が記されているのですが、実はそのトロイア戦争こそが第零次世界大戦の元ネタたる戦争の一つとされているのです。
事実として、アマチュア考古学者であるハインリヒ・シュリーマンが発見した、トロイア戦争の舞台である古代都市トロイが陥落したのとほぼ同時期に、地中海の三大青銅器文明ことミケーネ、ヒッタイト、エジプトが壊滅している。
確実に、地中海で何かあったのは事実です。
そして考古学界ではその戦争を引き起こしたのは謎の集団『海の民』と言われています。
最新の研究で、当時発生した地震の被害者が連合を組んで、三大青銅器文明から略奪を行ったのが戦争の真相ではないかと言われていますが……結局『海の民』とは何者だったのか。今もなおこれだという正解は分かっていません。
さて、長い長い前置きな話から話は少々戻って。
その『イリアス』や『オデュッセイア』に記されている、第零次世界大戦を起こした謎の『海の民』を起源に持つ青銅製の兵器の謎を解くため『海の民』の正体に迫っていくのが私が読んだ『シグマフォースシリーズ⑭ タルタロスの目覚め』の大まかな流れなのですが…………これを読んでいる時、ふと思ったんですが。
もしかして、ワンピースの作者の尾田栄一郎先生って……シグマフォースの作者のジェームズ・ロリンズ先生よりも先に第零次世界大戦の真相に気づいてる?
いやなぜそこで週刊少年ジャンプにて不敵連載されてるワンピースの話になるんだよと誰もが思う事でしょう。ていうか知らない方からすると、海から来る略奪者くらいしか共通点がないでしょう。
ですが、よく考えてください。
分かった限りでは。
ワンピースの世界では。
九百年前から八百年前の間の歴史には空白があり。
そしてその空白には世界最初の海賊ジョイボーイが登場していて。
そしてそのジョイボーイの故郷である『ある巨大な王国』は未来島エッグヘッドに匹敵する科学力などの力があったとされてます。
そして現実世界では。
第零次世界大戦は二世紀に及ぶ暗黒時代を地中海にもたらし。
そこには紀元前の海賊ともいえる謎の集団『海の民』が関わっている。
さらにいえばその『海の民』には、三つの青銅器文明に壊滅的なダメージを与えられるほどのスペックがあった。
この三つだけでも、ワンピースが『イリアス』と『オデュッセイア』と、第零次世界大戦が起きた時代をモデルの一つにしている可能性があるとは思えません?
そしてこれは捕捉なのですが。
小説『シグマフォースシリーズ⑭ タルタロスの目覚め』作中においてオデュッセウスの帰路を辿る試みが主人公達によって行われているのですが……一つの衝撃の事実が判明しました。
ネタバレになるので詳しくはいえませんが。
ネタバレしない範囲で簡単に説明すると、地球上に存在するある線と、オデュッセウスが立ち寄ったとされる島から島への航路がほぼ一致するのです。
そして作中に登場する気候学者は、その線上には磁気異常が発生していて、その記録を基にホメロスは『イリアス』と『オデュッセイア』を書いたのではないか、的な結論を出しています。
磁気異常。
ワンピースのファンならピンときますよね。
記録指針です。
あれは島同士で引き合う磁気異常のパターンを読み取るアイテムでしたか。
もしかすると、第零次世界大戦の時代にも似たようなアイテムが存在したのかもしれませんね……地球上の磁気異常を辿れるだなんて。
そして現実において。
その磁気異常の線の先――ワンピースにおいては水先星島に辿り着くらしいそこは果たしてどこなのか。
これもまたネタバレは避けますが。
しいていえばヘラクレスの柱ことジブラルタル海峡の先にある場所。
古代においては日が沈んで夜が始まる場所とされている場所にあるどこかです。
そしてそれは『シグマフォース』作中では『タルタロス』と呼ばれており。
ついでにいえば、スペイン某所には『タルテッソス』という、一説によるとそれなりに発展してたと一部研究者に言われてる古代王国が存在してたとされており。
もしやこれが、最終到達地点『ラフテル』というか『ある巨大な王国』のモデルではないでしょうか?
ていうか『ある巨大な王国』の名前は『ムー』や『アトランティス』じゃなくて『タルタロス』では?
ワンピース最終章では、再び世界を巻き込む戦争が起こると言われてるし。
その際に少なくとも地上に、頂上戦争のとき以上の地獄が顕現するでしょうし。
むしろ『タルタロス』の方が名前として相応しいのでは?
そして最後に。
もう一つだけ補足を。
みなさんはDの一族のDを夜明けを意味する単語の一つであるDAWNだと予想していますね。
私もそれについては肯定的なんですが、その反対の日暮れを意味する単語の一つはDUSK……これもまたDから始まります。
果たしてDの一族は、単純に夜明けをもたらす存在なのでしょうか。
ていうかギア5のニカの伝承からして、一つの時代を終わらせるという意味で、DUSKの意味もまた込められているんじゃないでしょうか。
そしてその真相は。
尾田先生の手紙の通りに今年中に明らかに…………なってほしいなぁいい加減。




