114号室
114号室の管理人さんの話。
114号室は、管理人さん夫婦の家だ。
今は管理人さんは80代だが私が入居した時は60代だった。
あの頃は管理人さん若くて、皆んなの世話して声掛け怠らない皆んなの味方、ウルトラマンだった。
管理人さん夫婦は毎朝一緒に仲良く雪掻きしている。おしどり夫婦だ。
最初は私の部屋の窓ガラスが小さく欠けてお世話になったが、私の保険を使えたので楽だった。
今は保険は解約したが、管理人さん夫婦の知恵は凄くて助かった。
近くのダイゼンに買物行き雪の中歩き疲れてしまいお金も無いのにタクシーで帰り、管理人さん夫婦に
「近くなら車乗せてあげたのに〜」
と言われいい人達だなぁと感じた。
夏は管理人さんのベランダが花でいっぱいになるが、正面玄関のところでよく話す。
世間話だが
「お父さん元気?」
と声をかけてくれる。
自転車の鍵がガタピシ言ってると奥さんが油を差してくれる。
何につけても住人に優しい✨
団地の住人は、管理人さんが居ると管理人さんの前で私に大きなダストボックスを
「持って来なさい」
と私にくれたりして、自分もこの子を可愛がっているよと管理人さんに見せる。
皆んな私のことを
「どうにかなっちゃいそうで心配でたまらない」
と言う。
私はこの団地でこれでも若い方で皆んなに可愛がってもらっていると思う。
管理人さんが特に可愛がってくれるから皆んな右に習えなんだろうと思う、ありがたい。
112号室のおばさんが管理人さんの奥さんの前でダストボックスくれたのだが、おばさん掃除の会社でバイトみたいにお仕事され、空き家の掃除をして不要物いっぱいタダで貰って来るのでダストボックスもたくさん持っている。
私は112号室と213号室のおばさんと仲良くて可愛がってもらっている。
管理人さんの奥さんと112号室のおばさんは仲良しで奥さんの手料理を112号室のおばさんはよく貰い
「管理人さんの奥さんが1番料理が上手い」
と言っている。
この棟は、料理上手な人が多い。
管理人さんの家の灯油ストーブは1番新式で灯油をあまり使わなくても温まるストーブだ。
リサイクルの店で買ったそうだ。
管理人さんの冷蔵庫も高いもので、上質だ。
定時に音楽の鳴る壁掛け時計も高級品だ。
年に一度お正月に懇親会を管理人さんの家で開くが、いつも部屋の中は綺麗になりお掃除が丁寧にされている。
団地の皆んながお手本にしたい部屋だ✨
管理人さんは今80代だが雪が積もると皆んなが手動で除雪した後、除雪機で寒い中、除雪する。
この棟は小さいが雪掻きしなきゃいけないところが1番多い。
今は111号室の夫婦が雪掻き全部するから助かっているが、それまでは管理人さんと113号室のおじさんと私だけで朝6時頃雪掻きしていた。大変だった。
管理人さんは
「永遠だ〜」
と除雪機を動かしている。
花を育てるのが趣味みたいでピンクのペチュニアをたくさん鉢で育て車で運び、お得意様に売っている。
いろいろと単発のお仕事を80歳でもされてるようだ。
団地の前に幼稚園があった時は、幼稚園で管理人さんの奥さんは職員として働いていた。
深夜ポスト投函の仕事もしていたが、最近奥さんは辞めたみたいだ。
私は太ってぷよぷよだが、奥さんは70代なのに痩せてクビレがありプロポーション抜群だ。
女優さんみたいに美しい✨
奥さんはひと言で言って正常そのもので働き者だ。
若い女の子が憧れてよく結婚式に奥さんを呼ぶ。
ステキな奥様だ。
私は父のことで、よく奥さんに相談に行くと的確なアドバイスをしてもらう。
奥さんはチャキチャキしていつも働いている。
洋裁も上手だ。
夫婦2人とも面倒見がいい。
私が夏、2階の窓ガラスや壁をお掃除すると管理人さんはご褒美でめちゃくちゃ美味しい採れたてのとうもろこしを1本くれた。
頑張って来年もお掃除しようと思う。
管理人さんのおかげで、この棟も安心だ。
管理人さん夫婦のおかげでこの棟は成り立っている。




