表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青く澄み切った空  作者: ウィンデックスブルー
夏の団地は苦しかった‼️
11/42

212号室

212号室の仕事の出来るお婆さんの話。

 212号室の住人は、1番歳が多い80代のご主人と死別したお婆さんだ。

 よく管理会社のお兄さんが見守りで巡回に来ている。

 高齢の1人暮らしの方には、管理会社の見守りサービスが徹底している。

 このお婆さんは、ずっと医療事務で病院で働き65歳で再雇用の形でまた働き80歳まで病院の医療事務の要として重要なお仕事をされた。

 頭脳明晰でボケなど無い。

 非常に優秀なお婆さんで今でも自家用車を乗り回しありとあらゆるところへ飛んで走っている。


 団地でボケた人は、すぐ上にチクリが入り施設に行く。

 他の棟だが認知になり廊下伝いに呼び鈴を端から端まで押して歩いた老人は即施設行きだった。

 やはり集団生活する上で、認知になると周囲に迷惑をかけるのでしかるべきところに移ってもらうしか無いのだろう。


 このお婆さんは、認知とは無縁でチャキチャキしっかりしている。

 ご主人と死に別れてからずっと責任あるお仕事を続けていたからかしっかりしている。

 80歳まで病院の医療事務で働ける人が居るだろうか?

 病院が廃業になり無くなると言うことで仕事終わったそうである。

 お料理も上手みたいで肉も車で専門店に行き買い揃えるようだ。

 高齢でSECOMを取り付けたという噂がある。

 自分の姿が動くのを止めたら即SECOMが動き警報を鳴らすみたいなセキュリティ付けたと噂が流れたが、私が本人に聞いたら違うとの事だった。

 団地でSECOMのセキュリティ付ける人が居たら驚愕だ。


 この方も管理人さんの奥さんと仲が良い。

 普段でも行き来してるのでは、ないだろうか?


 団地では、皆んなFF式の灯油ストーブを各個人で購入し、つけているが、築15年と新しくちょっとつけると部屋中ムンムン熱くなる。

 介護し実家でほとんど過ごしていた時は灯油代月3,000円台だったが、父が入院してからは団地に居る事が多くなり月5,000円を超えている。


 この団地の灯油は下の大きな灯油タンクひとつに業者が灯油トラックで灯油を入れに来て、住人は使った分だけ支払う形だ。

 新しい団地だからあり得る形である。

 知り合いの古い団地は各家庭で灯油タンク終わりそうな頃、月1、灯油会社に灯油をタンク丸々入れてもらい代金をそれぞれが選んだ会社に支払うという個人での灯油の使い方だった。

 私の前のアパートと同じだ。

 引っ越す時に灯油タンクに灯油が満々とある時に引っ越したから後に住む人が得をする形だ。


 冬の灯油事情は複雑だから使った分だけ払う方式の方が、何かと便利で都合が良い。


 この212号室のお婆さんはお嬢さんだが、しっかりしているから1人暮らしがこの歳でも可能なのだろう。


 団地で冬、窓に結露ができる家は全部ボイラーを無料で新しくしてもらった。

 私は結露無かったので工事無しだった。

 団地の工事は無料で国でしてくれる。

 水道管凍結は各個人の問題だから有料だが、他は全部無料だ。

 私はキッチンの水道の蛇口がおかしくなったので管理会社に電話したら無料で蛇口を新しい物に換えてくれ、業者が無料工事に来た。

 結婚する前はシャワーのホースから水漏れすると微かだが漏れるので電話したら新しい新品のホースに無料で換えてくれた。


 管理会社の人は親身になって聞いてくれて親みたいに心配してくれる。

 優しいと言うか人情がわかる人達で団地生活もとても安心なまま過ごせる❣️

 私は隣に誰が住んでるかわからないようなアパートでは無くて良かったと思っている。

 前のアパートでは住人の顔も知らなかった。

 今の団地では皆んな長屋生活で人情溢れる近所付き合いをしている。

 関わりを持たない人は、団地付き合いには不向きだろう。


 212号室のお婆さんは今日も愉快にマイカーを鼻歌混じりに運転し、とても元気で過ごしている。

 終わりなき1人暮らしをエンジョイしている。

団地の無料工事についてもさらりと話す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ