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赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!  作者: ほむらさん


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758 エロ禁止!これ絶対

 引き続きガチャは継続されているが、最初に銀カプセル以上の当たりを的中させていた人達はやはり苦戦しているようだ。


 まあこればかりはしょうがない。俺くらいのプロになれば当たりをレンチャンさせる事も可能なのだが、メンバー全員が素人だからな~。


 それはそうと男性陣のガチャが見所満載で目が離せなかったので、全然集中出来なくて今も尚服の強化を頑張っている。



「よし、ルシオとビアンカの服の強化が終わったぞ!」



 その一言に全員が振り返った。



「え?二人分終わったの?」

「ルシオの服を終わらせて大騒ぎしてから今度はビアンカの服で大騒ぎしていたら、ガチャが終わらんだろ?だからわざと黙ってた。まあ別に問題あるまい?」

「確かにガチャが進まないのも困るわね」

「素晴らしい判断だよ!早く二人とも着替えて来て!」

「えーと、どこで着替えれば・・・」

「隣の部屋で着替えるといい」

「了解です!」

「男女が一緒に着替えだと!?あ、ルシオの嫁さんだから問題ないのか!」

「問題ないけど、エロだけは絶対に禁止だからな!!」

「しませんってば!!」

「いや、ビアンカの方が我慢できるか怪しいよね~」

「大丈夫です!・・・たぶん」

「あ、お披露目はビアンカからにした方がいいぞ?ルシオが先に登場すると、おそらく空気のようになっちまうだろうから」


「「確かに!!」」



 ルシオとビアンカがガチャ部屋から出ていった。


 時間が勿体ないのでガチャは継続され、俺はジルとヴォルフが手に入れた女性服の強化を始める。ヒューリックのバイクは少し時間が掛かりそうだから後回しだ。



 そうこうしている間に、ゴスロリメイド服に着替えたビアンカが登場した。



「「おおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーー!!」」



「メチャクチャ可愛くなってる!!」

「いつものと正反対の服だから別人に見えるわね!」

「こっちの方がいいよ絶対!」

「すごく可愛い!」



 シスターがメイドカフェの店員さんになったようなもんだから、メチャメチャ印象が変わったな!着ている本人もすごく嬉しそうだ。


 男性陣も、『あれ?こんなに可愛かったっけ?』って顔をして驚いている。



「あの、えーと、変じゃない?」

「全然変じゃないよ!しばらくその服でいるべきだよ!」

「もうね、正直めっちゃ羨ましいくらい!私も可愛い服が出ないかな~?」

「まだ魔石はたっぷり残ってるし一週間あるんだから、いつか出るって!」

「問題は、半分の確率で男性服が出るってことだよね~」


 その言葉に男性陣が反応した。


「ドロシーちゃんの服が手に入ったら次は俺の服が欲しいから、もし女性服しか出なかったりしたら交換しようぜ!」

「だな!男女半々ってメンバーだから交換で何とでもなるぜ!」

「魔道具や家具と交換するのもアリよな?家具と服では少し釣り合っていないかもしれんが、その辺は要相談といったところか」

「私はドレスがもう一着欲しいので、普通の女性服を手に入れた時は交換宜しくお願いします!」



 こうして、女性陣と男性陣の間で服の交換協定が結ばれた。


 おそらく、先んじてガチャを満喫していた城主達も男性服を持っているんじゃないかと思うけど、まあその辺の話をするのは一週間後にしておこう。


 本気でガチャと向き合う為には、安心感を与えない方がいいのだ。



「「ほわああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」



 突然ピピン隊が変な声を上げた。


 彼女達の目線を追って振り返ると、そこにいたのはアニメに出てくる強キャラとしか思えない、白い軍服を身に纏った超イケメン参謀だった。



「マジかよ!!金髪イケメンが着ると、これほどまでに格好良いんだな・・・」

「ルシオがとうとう俺の手の届かない所に行ってしまった・・・」

「いや、ボヤッキーは最初から惨敗してたと思うが。むしろ手が届くと思ってたことに驚きだ!!」

「あの黒い服よりも格好良い服が存在するとは!」

「とんでもない大当たりですね!自分には似合わないでしょうけど」



 ドドドドドドドドドドドド



「うわああああ~~~~~~~~~~!!」



 我慢の限界を超えたピピン隊が突撃し、ルシオの姿が視界から消えた。



「ぺろぺろするくらいならいいけど、エロは絶対に禁止だからな!!」



 ここは虎徹さんの部屋じゃないけど、神聖なるガチャ部屋を穢すような行為など許されるモノではない。


 まあ男連中がいるのに脱ぎ出すようなバカじゃないと思うけど念の為な!



 ピピン隊にも理性は残っていたようで、10分程でルシオは解放された。



「しくしくしくしく・・・」


「うらやまけしからん奴め!」

「いや、アレはアレで大変そうだぞ?」

「嫁は一人いれば十分だな」

「新しい服に着替えただけで女性に揉みくちゃにされるのも大変そうですね」

「ジルとヴォルフから預かった服の強化が終わったぞ。ほれ」


 二人に服を返した。


「「ありがとうございました!」」



 さて、次はヒューリックのバイクか。

 ボヤッキーの嫁さんの衣装はパーツが多くて時間が掛かるから最後だ。



「んじゃ俺はバイクの強化を始めるんで、気にせずガチャを楽しんでくれ」

「宜しくお願いします!」

「ただ強化が終わっても試運転は帰ってからにした方がいいかもな。向こうの大広場で乗れなくもないんだが、放置したままだとダンジョンに吸収されちまうんだ」

「何ですと!?バイクが無くなったら泣きますよ!!」

「だろ?まあどっちみちガチャが終わったら皆すぐ帰りたいだろうし、練習はメシを食ってからにした方がいいだろ」

「そうしましょう!」



 俺は例の如く夜伽があるからあまり練習に付き合えないんだけど、バイクの運転を極めているミスフィートさんに指導をお願いしようかな?


 ヒューリックのバイクの事を話したら絶対興味を持つハズだから、たぶん引き受けてくれるだろう。


 ってことで、皆がガチャで盛り上がってるのを横目にバイクの強化を頑張った。

 

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