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赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!  作者: ほむらさん


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723 小烏丸vsナターシャ&フローラ

 俺が床に転がって回復を待っていると、『シャアリバーンクラッシャー』の格好良さに触発された虎徹さんも通路に入って行き、エネルギー切れで戻って来た。


 動けない状態ではあったけど口を開くくらいなら可能だったので、隣に転がっている虎徹さんと宇宙刑事の素晴らしさを語り合ってると、ガチャ部屋で盛り上がっていた嫁軍団が帰って来た。


 やっぱりシルヴァラさんとニーニャさんは新婚的な会話に飢えていたようで、今日だけで結構仲良くなったウチの嫁軍団と語り合う為に、たまに流星城に遊びに来ることになったらしい。


 まあ確かに、ママ友はいた方がいいだろうから別に構わないんだけど、目の前で夜の話を聞かされるのは恥ずかしいから俺は逃げるけどね!


 もちろん清光さんと虎徹さんも、嫁軍団の結束にはタジタジだった。

 ミスフィート軍は女性比率が非常に高いから、いつもこんな雰囲気だけどな!


 というわけで、これにて『金カプセル漢気三本勝負』のイベントは終了。

 エネルギー切れから復活した虎徹さんに、流星城まで送り届けてもらった。



 そして夕食を頂いた後、いつものように風呂に入っている時にふと思い出した。



「あーーーーーーーーーーっ!今日って美女コンビとの対戦じゃん!!」



 そうだよ!清光さんとのわけわからん勝負のせいで完全に忘れてたけど、もう流星城での夜伽は一通り終わって、今日からレイリア城を攻めるんだった!



 ・・・いや、大丈夫だ。



 転移を使えば一瞬でレイリア城に行けるハズだから、何も焦る必要などない。

 しかし美女コンビとの夜伽か~!


 うん。絶対に一睡もできないな。


 アリアダンジョンに行っても午後まで寝てるだろうから、明日はアイテムボックスを育てる時間がほどんど無いかもしれん。


 しかも四夜連続だったっけか・・・。美女二人が相手とか、今日はワクワクドキドキで絶対楽しいだろうけど、明日からは地獄なんだろな~やっぱ。


 いや、次の日の事など考えてはいかん。ワクワクドキドキの気持ちを忘れるな!

 四日間耐えるのではなく、その四日間を楽しむのだ!


 大丈夫だ。気を強く持て。俺ならやれる。



「さて・・・、戦闘開始だ!」



 風呂から上がって身なりを整えた後、レイリア城へと転移した。




 ・・・・・




「ミリー発見!レイリア城で細かい打ち合わせとか何もしてなかったから、どう動いていいか分からなかったんだよ。俺はフローラの部屋に行けばいいのか?」


「あ、やっと来た!えーとね~、フローラ一人ならそれでよかったんだけどナターシャも一緒でしょ?それで最近流星城に住んでるからしばらく空き部屋状態だったナターシャの部屋で夜伽することになったんだよ」



 なるほど・・・。


 確かに、自分のベッドで他の女性がアレコレするのは嫌に決まってるか。

 その点、ナターシャの部屋はずっと空き部屋みたいなもんだったしな。



「わかった。ナターシャの部屋って、昔使ってたあの部屋でいいんだよな?」

「うん!じゃあ頑張ってね~!」

「あ、ああ。頑張ってくる!」



 ミリーとの対戦は四日後だな。

 おっと!今はミリーの事を考えている場合ではない。


 では、美女コンビの元へレッツゴーーーーー!




 トントン



『来たっ!!』

『は、はい!どうぞーーーーー!』



 ガチャッ



 ドアを開けて部屋の中に入ると、二人はすでにベッドの上でスタンバっていた。

 可愛い寝間着姿で女の子座りをし、上目遣いでこっちを見ている。


 すでに心の準備も整え、やる気マックスということか。



「身分上位だというのに長い間待たせてしまって本当にすまなかった。でも待ったおかげで二日制になったわけだから結果的にお得だったな!」


 そう言いながら二人の側まで歩いて行く。


「うん。城主達の事を考えてくれた隊長に感謝ね!」

「私はフローラと時期を合わせたかっただけなんだけどね~」

「親友の為に我慢してたのだから、むしろみんな感激していたぞ!十分二日制の権利がある。いや、リタリナの仕込みの裏技で四夜連続になったんだった」

「やっぱり期間が長い方が妊娠しやすいよね?」

「一週間連続だった隊長の次に長いんだから、一日しか勝負できなかった人達より絶対有利だと思うわよ!」

「俺もそこまで詳しくないけど、そのまんま4倍チャンスなんじゃね?」

「だよね!絶対に好機を生かさなきゃ!」

「でも皆の話を聞くと、小烏丸ってエロエロ大王らしいのよね・・・」

「エーーーーーーーーーー!?私達どうなっちゃうのよ!!」


 いや、エロエロ大王とか噂するのやめてもらえませんかね?


「考えてもしょうがないって!今から身を以て知ることになるんだから」

「そ、そうね。まあ子作り自体がそういう行為なわけだし、受け身になるのではなく私達も結局的に攻めるわよ!」

「なるほど!こうなったら二人でエロエロ大王を倒そう!リタとリナは敗北したみたいだから、勝ったらあの二人に自慢できるわよ!」

「いや、勝つとか負けるとか意味わかんないんですけど!」


 何を言う。夜伽は勝つか負けるかの大勝負だぞ!

 今夜の相手は非常に手強いが、それでも俺は勝ちに行くつもりだ。



「よし、そろそろ始めるとしようか。いざ尋常に勝負!」


「かかって来るといいわ!でも勝つのは私達よ!」

「いや、だからおかしいってば!子作りってどこで勝ち負けが決まるのよ!?」



 しばらく嫁会議から離れていたフローラは話について行けないようだが、ナターシャは幾多のエロ話を潜り抜けて来た戦士だ。これは手強いぞ!



 ―――――こうして美女コンビとの四夜連続対戦が幕を開けた。



 

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