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赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!  作者: ほむらさん


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284 ポンコツ軍師

 高速でメシを喉に流し込み、すぐに防壁へと向かった。

 歯なんか磨いてる余裕はねえ!



 防壁に着いてすぐ敵の確認をする。



「んーーー、兵がいっぱいいるようには見えるが、遠くてイマイチ良くわからん。こんな時双眼鏡でもあればなあ・・・」



 残念ながらガチャで手に入れることが出来なかった一品だ。もちろん望遠鏡なんて物も無い。

 思えばガラスを作ったんだから、双眼鏡を自作することも可能ではあったのか。作り方なんて知らんけど。

 まあそれは今考えてもしょうがない。今は周辺のチェックだ!


 遠くに見える敵兵の数を考えて、側面に回り込んでいる兵の数はそう多くはないと思う。憶測でしかないけど多くて2000ってとこだろうか?それならば守備兵の配分次第で何とかなる。


 ただ弓の撃ち合いも疎かには出来んから、防壁の上に1500は欲しいよな。しかし門の内側に500人遊ばせておくってのもどうなんだ?それならば門の内側の守りに100人と見張りを100人用意して、それ以外は上で戦わせていた方がいいか。


 敵の急襲が門の内側に来た場合は、弓の攻防に1000人を残して他は速やかに下へ降りて迎撃。弓兵の側面から急襲があった場合は、右の1000人が刀に持ち替え迎撃。弓兵の側面と門の内側の同時に来た場合は、右500人が側面に対処し、弓部隊の500人を下に降ろして迎撃。この場合は寝ている兵士も叩き起こす必要があるな。ちなみに弓兵の左側は地形的な問題で大丈夫なハズ。


 しかし寝ている間にやられなくて本当に良かったー!


 余裕ぶってぐ~すか寝ているうちにやられた軍師とか、クソ雑魚過ぎて末代までの恥でしょうが!いや、俺が恥をかくだけならいいが、俺が無能なせいで味方を大量に死なせたら後悔しきれねえぞ。


 長い間平和だったから、俺も完全に平和ボケしてたな。


 というか、そもそも俺って軍師なんて出来るほど頭良くねえんだよ。周りが脳筋揃いだったから、消去法で俺がやるようになっただけに過ぎない。ぶっちゃけ軍師というよりは戦う内政官なんだよなあ。


 でも成り行きとはいえ軍師を任されたんだ。出来る精一杯のことをやらんとな。俺が無能のままじゃ戦争に負けちまう。


 よし、がんばれ俺!頭をフル回転させろ!相手の先の先の更に先を読め!敵の策を全て叩き潰せ!




 ・・・・・




「・・・ってな感じで、状況次第で防御態勢を変化させて行くぞ」



 全軍集まった所で、さっき考えた作戦を皆に説明した。


 俺の無能さで少し危なかったことは言わん方が良いだろう。兵達から絶大な信頼を受けてるのに、情けない軍師だと思われたら士気に影響してしまうからな。

 とりあえずは出たとこ勝負の結果オーライで行くしかねえ!



「もうすでに、敵が国内に入り込んだかもしれないってこと?」


 カーラ君よ、いい質問だ。


「いや、敵兵が壁を越えた場合は櫓にいる見張りが報告する手筈になっている。だから報告が無い以上敵はまだ回り込んでいる最中だ。・・・しかし夜襲を防ぐ為に照明を大量に設置したんだけど、これが少しやり過ぎたかもしれない。確かに夜襲は完璧に防いだのだけど、完璧すぎて別の方法を考えさせてしまった可能性が出てきた。こっちとは兵数に差があるから、別動隊に対処する時はどうしてもガチの斬り合いになってしまうのが苦しいな」



 門の左側は数百メートル先が海で人が通れるような地形じゃないから、大型船でも使われない限りたぶん大丈夫。念の為見張りも置いているしな。だが美濃方面に大きく回り込まれると守備がザルなんだ。


 1㎞先までは見張りを置いているから、報告があれば兵を送り込める。だがそれ以上奥にまで大軍で回り込まれると、見張り櫓に配備してある100人くらいの兵じゃとても守り切れないし援軍が間に合わない。今警戒してるのは敵がそういう動きをした場合だ。


 俺が1番恐れていたのは目の前の敵が全ていなくなっているってパターンだったんだけど、それは杞憂に終わったみたいだ。まあそういう異変があれば知らせるよう言ってあったけど。



「もしかしたら迂回してる敵兵はいない可能性もあるけど、警戒するに越したことは無いだろう。それと今日の戦いで、敵が左右に散開して防壁に梯子をかけてくる可能性がある。門を破壊出来ない場合、次に考えられるのは梯子だ。そして、さっき言った大きく迂回して来る奇襲戦法な」

「なら梯子を持っている敵兵がいたら、それを真っ先に狙い撃ちね!」

「その通り!変な動きをしている敵兵を見つけたら、まずはそいつを優先して倒してくれ!それと魔法使いっぽい服装をしてる奴もだ!」


「「了解!!」」



 みんなキラキラした目で俺を見ている。

 得意の弁舌で、なんとか軍師っぽい所を見せられた気がするぞ!


 本当はポンコツ軍師だってことが皆にバレないようにしないとな・・・。

 今日はもう、戦いながら敵がやってきそうな策をひたすら考えまくろう。




 昨日と同じ位置に付く。

 夜勤組はみんな眠らせたので守備兵は2000だ。


 そして敵の動向を目視していると、ようやく敵が動き出した。



 ・・・・・・思いっきり梯子持ってるやんけ!!


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