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赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!  作者: ほむらさん


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242 一気に8階のゴブリンまで倒す

 ミスフィートさんの快進撃は続く。


 5階は爪ゴブリン。4階の闇ゴブリンと同じく小柄で素早い相手だ。

 6階は斧ゴブリン。バトルアックスの破壊力は凄まじいの一言。

 7階は弓ゴブリン。コイツだけ通路にいるので、気を抜いてはいけない。

 8階は大剣ゴブリン。破壊力もさることながら、その剣捌きは必見だ。




「勝ったああああああ!!恐るべき両手剣の使い手だった!」



「お見事です!この剣ゴブリンは清光さんの師匠らしいですよ?」

「ほ~~~!清光殿も大剣使いだものな!確かに学ぶべき所は多いだろう」



 確かデスナイトも師匠だって言ってたな。

 4階のボスが召喚した魔物で、清光さんが持ってた大剣の所持者らしい。



「8階まで倒しましたし、今日はこの辺にしときましょう。残りのゴブリンは2体なので、倒してしまうと最終日に寂しいことになってしまいますから」

「だなっ!いや~、しかし本当に強かった!この大剣ゴブリンって、ジャバルグと同じくらい強いんじゃないか?」

「そうですね~・・・、俺の場合ジャグルズとの戦闘イメージになりますが、この剣ゴブの強さと近かったような気がします。もっとも鎧の防御力がありますので、ジャグルズの方が頑強でしたが」

「そうそう!ジャバルグから防御力を無くしたような感じだ!」



 まあダンジョンの魔物なので、鎧を用意してくれなかった創造主を恨むしかないな。やっぱこのダンジョンを作ったのは、ガチャの女神様なんだろうか?




 ・・・・・




 4階の部屋まで戻って来た。



「おおっ!?なんか魚介類が山盛りになっている」

「和泉のヤツ、結局もったいない精神が出てしまったみたいだな」


 海産物をマジックバッグにポイポイ入れて行く。


「んじゃ和泉を探しましょうか。俺達も少し狩りたい所ですけど、まずは和泉に報告しないとです」

「うむ!私としては1階の狼も、多く持ち帰りたいと思ってる」

「あーー、あの毛皮は素晴らしいですからね!でも聖水で浄化しないと薄汚い毛皮でしかないので、狩った狼は全て女神の泉で浄化する必要があります」

「そうだったのか!ならば鞄の中にある狼は、部屋に戻ったら女神の泉に漬けなきゃだな。あ~~~、でも体を洗えなくなるから寝る前がいいのか・・・」

「ドラゴンを回収したら、もう一つの部屋にある女神の泉が使えるようになりますね。部屋までちょっと歩く必要がありますが」



 4階で魚介類を倒しながら進んで行くと、ようやく和泉を発見する事が出来た。



「頑張っているようだな!部屋の海産物は回収しておいたぞ!」

「もったいない精神で、結局捨てられなかったみたいだな」


「あっ、おかえり~!そうなのよね~、今はもう魔石しか拾ってないけど、最初はずっと部屋まで持ち帰ってた!けど魔石もいっぱい集まったよ!」

「こっちも8階のゴブリンまで倒して来たぞ。明日9階と10階のゴブリン倒してツアーは終了だ」

「その後は魔石集めだなっ!」



 夜中に寝ずの死神ツアーが待ってるけどね・・・。



「俺はこのまま和泉について行って食材拾いをしますけど、ミスフィートさんはどうします?」

「うーん・・・、狼を大量に狩りたいのだが、4体倒したら次のが湧くまで1階をぐるぐる回る感じになるのか。4階までいちいち戻って来るのは効率が悪そうだ」

「あー、そうですねえ。ここまで往復する間に余裕で次の狼がリポップします」

「じゃあ私は1階に行って来る。腹が減ったら帰って来てくれ」

「了解です」

「そっちも頑張ってね~!」



 ってことで、夕食までの狩りは二手に分かれた。

 夕食っつっても時間わからんから適当なんだけどさ。






 ************************************************************






「お腹空いた」


「うむ。今日はこれくらいにしとくか」

「こんだけ魚介類が集まったら、しばらくの間食べられるよ!」

「城の皆に振舞うと無くなるのも早いけど、毎日食うわけじゃないしな」



 実際俺も来るたびに大量ゲットしてるのに、気付いたら無くなってる感じなのだ。

 まああんだけ城に人がいたら、当然ではあるんだけどさ。


 それと今みたいに冷凍室なんて無かったから、早めに処分しないといけなかったのも理由の一つだ。今や海で大量の魚も獲れるし、和泉に任せておけば毎日美味い物が食えるのだから、今回の海産物やドラゴンは温存しながらゆっくり消費して行こう。



 帰り道でミスフィートさんを拾ってから、もう一つの部屋に行ってドラゴンを回収した。スペースが開いたので、今度は狼の浄化を開始する。



「狼も半日くらいで浄化が終わりますんで、その後また残りの狼と入れ替えましょう。朝にはピッカピカになってるハズですよ」

「解体はまた城の皆に手伝ってもらえばいいよな?」

「前回参加出来ずに毛皮が貰えなかった人を優先して募集しましょうか」

「ウム!そのつもりで狼を狩りまくったのだ。毛皮はあればあるほど良い!」

「私も参加して毛皮を頂くわ!」

「解体は慣れるまでが辛いけど、この際だから経験しておくと良いだろう」



 さーて・・・、部屋に戻ったら今日は久々のドラゴンステーキだ!

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