表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!  作者: ほむらさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

231/908

231 ガチャのお披露目


「やあっ!!」



 ゴシャッ



 和泉の渾身の一刀がファントムに炸裂し、バラバラとなって地面に散らばった。



「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、勝ったああああああああ!!」



 パチパチパチパチ



「おめでとう!」

「うむ、見事な一撃だったぞ!」


「ありがとーー!えーと・・・、あったあった!魔石ゲットー!!」



 今回はガチで戦って勝利したので、和泉は待望の魔石を手に入れることが出来た。



「折角だから和泉の目標は、ゴブリン以外の魔物を倒せるだけ倒せるようにって感じにしようか。強くなるに越したことはないからな」

「自分の弱さのせいで仲間を死なせることほど辛いモノはない。いつでも来られるような場所ではないのだから、限界まで攻めた方が良いのは間違い無かろう」


「そうねえ。私だって仲間を守れる力は欲しいわ。それとガチャで服を手に入れたいわね!それこそ本当に今しかチャンスが無いんだもの」



 確かにな~。強くなるだけならば尾張ダンジョンや訓練場で何とかなるけど、ガチャはアリアダンジョンにしか存在しない。

 それに着替えがバニーガールの衣装しか無いってのは、不満に感じてただろうし。



「んじゃガチャでも見に行くか!和泉は魔石(小)が1個しか無いんでノーマルガチャしか回せないけど、ミスフィートさんは結構魔石が溜まってるでしょう?」


「さっきの狩りで、いっぱい手に入れたぞ!」

「私はまだお話にならない感じだけど、ガチャはめちゃめちゃ気になるわね!」

「では、案内するので俺について来て下さい」



 一旦部屋に戻り、大広場を抜けてガチャ部屋に入った。



「そこにガチャが並んでるのが見えるでしょう?」


「あはははっ!本当にガチャがあるよ!!」

「ほう?この中から服が出て来るのか?」

「えーと、直接服が出て来る感じじゃなくてですね。カプセルを開けた時に、中のカードに書かれているモノがポフッと出現するんですよ。ああ、上に説明が書いてあるので読んでみて下さい」




【魔石ガチャ】

 レジェンドガチャ=魔石(大)専用ガチャ

 デラックスガチャ=魔石(中)1個、もしくは魔石(小)10個

 ノーマルガチャ =魔石(小)1個


【各種属性ガチャ】

 火=火の魔石(中)1個、もしくは火の魔石(小)10個

 水=水の魔石(中)1個、もしくは水の魔石(小)10個

 風=風の魔石(中)1個、もしくは風の魔石(小)10個

 土=土の魔石(中)1個、もしくは土の魔石(小)10個

 闇=闇の魔石(中)1個、もしくは闇の魔石(小)10個


【カプセルの色によりレア度が変化】

 青<緑<赤<銀<金<虹


【レベル制限あり】

 必要レベル:40


 制作者:女神シャルロット




 俺も一緒になって説明を読んだ。



「あっ!レベル40じゃなきゃ回せないの完全に忘れてた!」


「ってことは私、ガチャを回せないじゃない!」

「実際にやってみなければさっぱり意味が分からぬが、これは面白そうだな!」


「んじゃ和泉の分は俺が代わりに回してやるよ。その代わり男性服の運が壊滅的だから、男性服は絶対に出ないけどな!」

「むしろ女性服しかいらないから渡りに船ね!」



 まあ実際その通りなんだけど、泣けるぜ・・・。


 あれ?そういえば、ルシオもだけどミスフィートさんも普通に文字が読めてるな?

 俺と和泉は、異世界言語自動翻訳持ちだから読めるのもわかるが、女神パワーでこの説明書に自動翻訳がかかってるのだろうか?



「なあ小烏丸、さっきのゴブリンの魔石で、このレジェンドガチャができるのか?」


「いえ、残念ながらゴブリンのは魔石(中)です。1個でデラックスが回せるからお得なのですが、デラックスは魔石(小)が10個でも回せるので、それならば貴重な魔石ということで温存した方がいいと思ったのです」

「なるほど・・・、確かに代用が効くなら取っておいた方がいいな。魔石(小)ならばいくらでも手に入るみたいだし」

「レジェンドガチャは今回は無理ですね。フロアボスを倒さないと魔石(大)が手に入らないのです。と言っても、デラックスガチャに欲しい物が何でも入ってるので全然問題無いですよ。レジェンドガチャから手に入るのは、高性能の魔道具とか剣とか加護とからしいですよ」


「加護??」


「虎徹さんはレジェンドガチャから虹色カプセルを引き当てて、中から出て来たのが加護だったみたいです。それで転移が使えるようになったとか」

「凄まじい大当たりじゃないか!!」

「でも虹カプセルを当てるのって、本当に奇跡のような低確率ですからねえ」



 俺も無茶苦茶デラックス回してるけど、もう一度レインボー出せる自信は正直まったく無い。というか出ないモノとして考えてるくらいだ。



「よし、じゃあガチャをやってみるぞ!」

「私は隣で見てることしかできないけど、ワクワクするね!」


「おおっ!どれ行きます?」


「どうしよう?属性ガチャってのは何が出るのだ?」

「えーとですね、基本的には武器や防具です。例えば火の属性ガチャならば、炎耐性が付いた鎧とかですね。あと耐性付きのアクセサリーも出ます」

「んーーー、それならば小烏丸が付与出来るのではないか?」

「出来ますね。なので属性ガチャはあまりお勧めしません。それでですね、ノーマルガチャからは、塩や醤油などの調味料や、タオルなどの日用雑貨品が出ます」


 それを聞いて、ミスフィートさんが手をポンと叩いた。


「あーーっ!小烏丸が大量に持ってる雑貨品は、ノーマルガチャから出したのか!」

「あはははっ!ガチャから調味料って、笑えるーーー!」

「面白いでしょう?あとブラジャーとかもノーマルガチャから出ますよ」

「おおっ!下着が出るのは素晴らしいな!で、デラックスガチャの内容は?」

「まず服が出ます。それ以外だと、バイクのタイヤとか、大きな鞄とか、ピアノとか、色々ありすぎて何が出るのかわからない感じです」

「なるほどっ!ならばもう、デラックスガチャをやるしかあるまい!」



 まあ初めから選択肢など、有って無いようなもんだ。

 基本的に、デラックスを回す為に魔石を集めていると言ってもいいだろう。

評価やブックマーク、そして誤字報告をしてくれた方々、

本当にありがとうございます!これからも応援宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ