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通常スキル『錬金魔術』で異世界無双改革  作者: 颯
2章 旅の始まり
9/17

Side零人 は?


「まあ、今日は零人もきたことだし、許してあげる」

「「ありがとうございます!!!」」

「じゃあ、教室行こっか」

「「はい!」」


いや〜よかった〜。なんとか落ち着いたか。死ななくてよかった!

さて、一難去ってまた一難とはこのことだな。……どうしよう、計画が失敗したら。ダメだ!もっと自信を持たないと!

さあ、計画を始めようじゃないか!


「零人ありがとう!いや、ありがとうございます零人様!」

「べつに気にしなくていいよ?司くん?ああ、でも一つお願いを聞いてもらってもいいかな?」

「おれに出来ることならなんでも言ってくれ!」


言ったな?


「じゃあ、これ付けて」

「なんだ、そんなことでいいのか。てっきり一回地獄を見てこいとか言うと思ったわ」

「……俺を何だと思ってる。そんなこと言うわけないだろ」

「ねえ、どうでもいいから早くして」

「「へいへい」」


さて、今日の何が嫌か、いい加減話そう。そう、今日は体力テストだ。何が嫌かわからないだろう。俺は、手加減が苦手なんだ。そのせいで、測定器壊したり床割ったり全校中の女子が集まってキャーキャー言ったり。それだけじゃない。終わったあとに先生から色々と文句言われるし。これが嫌で去年休んだら家爆破。そこで俺は決めた。今年は司を嵌めようと。

さっき渡した腕輪は、ステータスを上げるエンチャントが付いている。効果は3倍。これだけ上げればさすがに制御が効かなくなるだろう。テストが楽しみだ。




……おかしい。

司に変化が見られない。何故だ?俺が使ったときは上手くいったのに。

そんなことを考えていると、司が話しかけてくる。


「よう零人、そろそろお前の番だろ?今年は壊すなよ」

「あ、ああそうだな。あ、その……お前今日体に異常があったりしないか?」

「ん?ああ、確かに今日は異常なくらい力が溢れてくるな。ってかお前の腕輪のせいだろ?」


なっ、何故バレている!!!


「……どうしてわかった。完璧な隠蔽をしたのに」

「いや、どう考えても怪しいだろ。つけてからおかしいし、外れねえし。逆になんでバレないと思ったんだよ?」

「くっ、完璧な計画だと思ったのに」

「お前って結構バカだよな」

「うるせぇ、俺はどうせ脳筋だ。っていうかなんでこの大学には体力テストなんてのがあんだよ!」

「まあ、元気出せ。特訓に付き合ってやるから」

「本当か!」

「あ、ヤベ俺死ぬかもしんねえ」


司とそんなやりとりをしていると、校舎の方から先生が走ってきた。


「おい!零人はいるか!」

「はい、いますよ」

「大変だ!お前の弟が消えたぞ!!」


は?





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