第7話 初討伐
遅くなってすいません。
初戦闘シーンだったので拙い部分だらけだと思いますが読んで頂けたら幸いです。
ギルドを出て、大通りを歩く。
「ねえ、来人くん」
「ん、何?」
「その、緊張とかしてる?」
「全然。むしろワクワクしてるくらい」
「そっか、そうなんだ」
「凛は緊張してるのか?」
「ちょっとだけ……」
「大丈夫。何があっても俺が守るから」
「ありがとう。なんとか頑張れそう」
「それなら良かった」
話してる間に外に出るための門につく。
「おい、お前ら冒険者か?」
「はい、そうです」
「そうか。無理だけはすんなよ。若いんだから」
「忠告ありがとうございます」
「まあ、頑張れよ」
「はい」
なかなかいい人だったな。
「凛、気を引き締めていくぞ」
「うん」
俺たちは目的地である森へ向かう。
そういえば、なんて言う森なんだ?
10分程歩いていると森が見えてきた。
この森の第一印象は、でかい。とにかくでかい。30メートルくらいはあるんじゃないか?まあ、下は結構スカスカだから色々と見つけやすそうだしいいか。
「さて、入るか」
「そうだね」
やはりこの森は見た目どうり広い。
そして……
「解毒草が見つからなぁぁぁぁぁい!」
「うわっ!?急にどうしたの?ビックリしたんだけど」
「だって、探し始めてからかれこれ2時間、まだ解毒草のげの字もないぞ!」
「……来人くん」
「なんだ」
「そんな都合よく見つかるわけないよ。
ラノベじゃないんだから。現実見よ?」
「……そうだな。はあ、頑張って探すか」
「それがいいと思うよ」
それから1時間、ついに解毒草を見つけることができた。だが……
「……ゴブリンがいるな」
「いるね」
そこには、5匹のゴブリンがいた。
「奇襲をかけよう。弓用意して」
「わかった」
「当たるかわからんけど俺も投げナイフを『錬金』」
錬金で投げナイフを作り、投げれるよう構える。凛も準備が終わった見たいだ。
「凛、いくぞ」
「うん!」
俺は、一番手前にいるゴブリンに向かってナイフを投げる。頭を狙ったが、腕に刺さってしまった。まあ、当たったからよしとしよう。
一方で凛は一発で頭に当てていた。さすが弓道部。
凛が二発目を準備してる間に、俺はゴブリンに向かって走る。そして、最初に狙ったゴブリンの首めがけて剣を横に払う。その直後、凛の放った矢が3体目のゴブリンの頭に刺さる。マジかよ。
残るゴブリンは2体。さすがに動揺は収まり、こちらを見る。
少し相対した後、1体のゴブリンがこちらに走ってくる。頭より上に剣を振りかぶり、俺に向かって振りおろす。それを剣の腹あたりで受け止め、弾く。ゴブリンが態勢が崩れた隙に、頭を切り落とす。
もう一匹がいた方を見ると、すでに矢で射抜かれた形で終わっていた。
「凛、すごいな!百発百中じゃないか!」
「あはは、たまたまだよ」
「それでもすげぇよ!」
「そんなことないって」
「まあ、なんにせよ、討伐完了だ。お疲れさま」
「うん、お疲れさま」
「それじゃ、解毒草とって帰るか」
「解毒草とるのは賛成だけど、まだ終わってないことがあるよ」
「……なんだ?」
「古代竜に会いに行こう」
この作品は作者の完全気まぐれで投稿します。さすがに3、4か月開けるつもりはありませんが。それでも読んで頂けたら嬉しいです!