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通常スキル『錬金魔術』で異世界無双改革  作者: 颯
2章 旅の始まり
6/17

Side零人 絶叫

今回は、来人のお兄さんの零人の話です。

来人が家を出た後、俺ーー如月零人は大学に行く準備をしていた。


「はぁ〜〜。嫌だなぁ。行きたくねぇなぁ。休もっかな〜〜。休んじゃおっかな〜。でもなぁ、行かないと倍うるさくなるからなぁ。でも行きたくないんだよなぁ」


そんな問答をしているとスマホにメールが届く。そこには、こんな文章が書かれていた。


『おはよう、零人。

今日はあの日だな!!

嫌がってないでちゃんと大学くるんだ

ぞ〜〜。もし、お前が家に引き籠ると 言うなら、俺はお前ん家を爆破してでも連れて行くつもりでいるからそこんとこヨロシク!と言うわけでまた後で!


天童 司 』


天童 司。こいつは、俺が小学校の時からの親友で、俺と異世界に行った奴のひとりだ。……しかし、爆破は困る。うちは割と広いから、直すのがめんどいんだよなぁ。………行くか。今日は、一応司を嵌める計画を立てているし、大丈夫だろう。



彼は知らなかった。これが、フラグになるということを。




20分程走り、大学に到着する。校門の前には、我が憎き親友の司がいた。


「おっ、引き籠らずにちゃんと来たか!」

「お前の爆破予告メールが来たからには、来るしかないだろ!!」

「あれ、まだ昔のこと怒ってるの?」

「当たり前だ!本当に爆破しやがって!」


そう、それは去年の今日。去年も同じような爆破メールが司から届いた。冗談だろうと思って無視し、大学を休んだら、


『時間切れのため、爆破しま〜〜す!!

3、2、1、………』


ドガーーーーーーーーーン


と言うわけだ。


「しょうがないだろ。お前が休むのが悪るい」

「ふざけんな!大学休んだくらいで爆破する方がおかしいんだよ!」

「休む日がおかしいだろ!」

「はぁ?」


そんな永遠に続きそうな言い争いをしていると横から声がかかる。


「朝から喧嘩なんて、仲がいいわね二人とも」

「「うるせぇ!ちょっと黙ってろババア!……ってしまったぁぁ!?」」


やばい!やばい!やばい!やばい!?

ピキッて!?ピキッて音がしたよ!?

怒られる!殺される!!

あっ、ちなみにこいつは楠茜。この大学では『聖女』なんて言われてるが、俺らからいわせれば、腹黒でドSな『魔女』

だな。


「ねえ、あんたたち」

「「は、はひ!?」」


恐怖のあまり声が裏返ってしまった!


「準備はできた?」

「「な、何の準備でしょうか!?」」

「もちろん、決まってるでしょ?死ぬ準備よ」

「「申し訳ございませんでした、二度とこのような発言はいたしませんなので許してくださあああああい」」


俺たち二人は、校門の前で土下座しながら

絶叫した。



零人の嫌がるあの日とは!?

感想、ブクマよろしくおねがいします!


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