第5話 これは何かの間違いだ……
答え合わせです。
それだけなので短いです。
ご了承ください。
ーー噴水広場にて、酷い物を見た。
嘘であって欲しい!!本ッッッ当に!嘘であって欲しい!!これが嘘か幻覚であると信じたい!
……いや、そんな幻覚を見たらおしまいだな。でも、でも!!こんなのは本当に信じられない!
ああ、だれか嘘だと言ってくれ!!
「ねえ、来人くん、あれ…」
「言うんじゃない!言うんじゃないぞ凛!!違うから!!絶ッッッッ対に違うから!!これは何かの間違いだ。そう!間違いなんだよこれは!!」
何かを言いかけた凛の肩をつかんで叫ぶ。
「わかった!わかったから!その手を離して!」
「ああ、ごめん。気が動転していた。もう落ち着いたよ」
そうだよな。あんな物あるわけが無いよな。きっと、召喚されたり、追い出されたりで疲れてたんだ。うん、そうに違いない。顔を上げれば、活気ある人々と露店と噴水だけが………
「ぬぁぁぁぁぜぇぇぇぇぇだぁぁぁぁぁぁ」
「落ち着いて!落ち着いて来人くん!冷静になって!!」
俺は恥を捨て、公衆の面前で叫んだ。
ーーーーーーーーーー
それから約20分。俺はようやく落ち着きを取り戻した。
「すまない、凛。迷惑をかけてしまって」
「いいよ、来人くんの気持ちもわかるから」
「そう言ってもらえると、助かるよ」
……認めたくないがそこにあるのだから認めるしかない。
だが、何故ここにこんなものがあるのか不思議でしか無い。これを作ろう!といった奴は一発ぶん殴ってやる!
まぁ、該当するのは一人しかいないが。
さて、俺が公衆の面前で叫んでまで否定しようとしたもの。
それは、像。
俺と兄貴の銅像が、噴水広場に立っていたのだ。
どうでしたか?正解しましたか?
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