第4話 錬金
おまたせしました!そして申し訳ありません。今後はもう少し早くしたいと思いますので何卒よろしくおねがいします!
ーー 一瞬、何が起きたかわからなかったが今言えることは一つ。
これで安眠ができる!!!
ということだ。
にしても何故、いきなり目の前に布団ができたんだ?確認しよう。
「ステータスチェック」
HP300/300
MP580/600
MPが少し減ってる。と言うことは俺は魔法を使ったことになる。
・・初めての魔法なのにパッとしねぇ。
「今の、如月くんがやったの?」
「みたいだな」
やっぱり錬金魔術の効果なのか?調べたいけどどうやって調べれば・・あ。
「ギフトで鑑定を貰ってるじゃないか」
何故今まで思いつかなっかたんだろう。
やり方がわからんからとりあえず念じてみよう。
(鑑定)
錬金魔術
マナを消費してあらゆるものを作る魔法。作るものによってマナの消費がかわる。分解、破壊も可能。イメージだけで作れるが、材料があればマナの消費を減らせる。
おっ、出来た。鑑定もいつものホログラムででてくるんだな。
さて、結果は・・・これチートじゃね?本当になんでも作れたらエクストラスキルレベルのスキルだろ。何で通常スキルになってんだ?
まあいいか、使えればなんでも。
さっきは無意識だったけど、ちゃんと意識して出来るか試そう。
「錬金」
そう唱えて枕を作る。よし、成功だ!
「如月くん、今のアルケムって言うのは?」
「アルケムって言うのは錬金って意味の言葉だよ。試しに枕を作ってみたんだ」
「へぇ、すごいね。何でも作れるの?」
「らしいけどやってみなきゃわからん」
「じゃあさ、パジャマ作ってくれない?」
「パジャマかぁ、できるかな?錬金」
俺はピンクと白のボーダー柄をイメージする。完成だ。
「やった!ありがとう!これで寝やすくなったよ!」
「喜んでくれてよかったよ。俺にできることなら力になるから」
「それなら、これから私のこと凛って呼んで。かわりに如月くんのこと来人くんって呼ばせて」
「ああ、いいよ。じゃあそろそろ寝るか」
「おやすみ、来人くん」
「おやすみ、凛」
そう言って布団に潜り、今日のことを思い出しながら眠けに身を任せた。
ーーーーーーーーーー
カーテンから差し込む光によって 目を覚ます。ーーなんか重いな。
その瞬間、意識が覚醒する。何故なら、凛が俺の上にうつ伏せの状態で寝ていたからだ。
やっべえ!?どうしようこの状況!?あたってる!柔らかい感触が俺の体に当たってるよマジでどうしよう!?!? 起こしたくてもこんなに気持ち良さそうに寝られると起こしづらい。いや、別にこの感触を楽しみたいわけじゃないぞ断じて違うからな!?
そんな問答をしているうちに、凛が目を覚ます。
「あ、凛おはよう」
気まずいなこれ。どうしよう。
「ん、来人くんおはよう・・・ってきゃあああああああ」
状況を理解した凛は、俺から跳ねるように離れ、部屋の隅に座り落ち込んでいた。
「おーい凛、大丈夫か?」
返事が無い。相当ショックを受けた見たいだ。
「なあ凛、やっぱり部屋を分けよう。」
「・・・嫌」
「嫌って、じゃあ今見たいなのがまたあってもいいのか?」
「・・・平気」
「でもさぁ」
「お願い!お願いだから私を一人にしないで!」
なんだ?こんな必死な凛は初めてみたぞ。
「そんなに一人は嫌か?」
「・・・うん」
「じゃあいいか。さて、今日はどうする?とりあえず、防具とか武器とか見たいけどそれでいい?」
「いいよ」
「んじゃ、朝飯食いに行くか」
部屋を出て階段を下り、食堂に行く。
「あ、お客さんおはようございます」
「あ、はいおはようございます。えっと、君は?」
「私ですか?私はあのカウンターに座ってる人の娘で、リルって言います。よろしくおねがいします!」
「ああ、よろしく。俺は来人だ」
「私は凛。よろしく」
「来人さんと凛さんですね。朝食、何にします?」
朝から元気だなぁ。13か14くらいかな?
結構可愛い。って違う違う、今は飯だ。
「俺はパンとスープを頼む」
「私も同じので」
「わかりました!少々お待ちください」
「おまたせしました!ライ麦のパンと、コンソメスープです!」
何!?この世界にコンソメスープがあるだと!?もう地球の飯が食えないと思ってたんだけどな。何故あるんだ?
「ここでは、昔からコンソメスープを扱っているのか?」
「そうですね、先代の勇者が広めてからなので、10年くらいになりますね」
へえ、先代の勇者はそんなことをしてたのか。まあ、とりあえず飯を食おう。
「「いただきます」」
おお、思ったよりパンがふっくらしてて美味しい!スープもいつも食うやつと同じ味だ。これ食ってると、兄貴の飯を思い出すなぁ。・・・当分食えないのか。
そんなことを考えているうちに、俺も凛も朝食を食べ終わっていた。
「「ごちそうさまでした」」
「さて、飯も食ったことだし、そろそろ行くか」
「うん!」
「先にどっち行く?」
「近くからにしよ」
「OK。リル、ちょっといい?」
「はい、何ですか?」
「武器と防具を買いたいんだけど、店どこにあるかな?」
「えっと、この宿を出たところの大通りを真っ直ぐ進むと、噴水広場があります。そこの左側の道沿いにありますよ」
「ありがとう。じゃあ行くか!」
そう、俺は考えもしなかった。
まさか、あんな物があるなんて。
来人の見た、あんな物とは!?
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明日の午後6時頃に、答え合わせの回を投稿します。お楽しみに!