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通常スキル『錬金魔術』で異世界無双改革  作者: 颯
2章 旅の始まり
14/17

Side零人 出発

本日2話目


さて、予定がずれてしまったが俺も異世界に行くとしよう。

あいつらを呼びに行くか。


俺は先生の元を離れ、司のいるところへ向かった。


「おう、零人。先生の話何だったんだ?」

「それがまずい事になったんだ。来人が異世界に召喚されたみたいなんだ」

「…それはまずいな。因みに1人か?」

「いや、クラス全員らしい」

「もっとヤバいじゃねぇか!で、どうするんだ?俺の魔法じゃ1人しか異世界へ渡れんぞ?けどお前も久々のあっちは1人じゃきついだろ」

「その点は問題ない。3人で行くぞ」

「もしかして完成したのか?」

「ああ、ちょうど昨日完成した。ただ座標指定をしてないからどこに出るかわからんけどな」

「完全に博打だな。まあでもそれをしてる時間はないし、仕方ないな。あ、ちなみにどこの国だ?」

「青い光だからアストネアじゃないか?」

「……あの世界終わったかもな」

「そうなる前にさっさと行くぞ」

「ああ、わかった」

「じゃあ、俺は茜を呼んでくるからお前は準備して俺の家に来い」

「了解。なんか昔を思い出すな」

「今は感傷に浸ってる余裕なんかないぞ」

「はいはい」


俺は司と別れて茜のいる方へ向かった。

確か体育館にいるはず…。お、いた。


「おーい、茜ーー!」


茜の方へ叫びながら走って向かった。すると茜は怒った表情をしながらこっちを睨みつけていた。

……俺何かしたっけ?


「…何の用?零人。大声で呼ばれると恥ずかしんだけど。もしかして殺されに来たの?だから死ぬ前に一矢報いてやろうって訳?そういう事?」


ヤバい、茜を怒らせちまった…。しかも黒いオーラ見えるし。ってかこれ魔力だ。流石に死んだな、体動かなくなって来たし。


「じゃあ零人、さようなら」


黒いオーラを纏った茜の手が俺に触れた途端、だんだんと視界が暗くなり、俺は絶命した。











「はっ、俺どんだけ死んでた?」

「3秒よ」

「そうか。八つ裂きにされたわけじゃなかったんだな。助かった」

「魂を消す呪術を受けて生き返るなんておかしいわよ。で、私に何の用?まさか本当に殺されに来ただけ?」

「違う。そうだ、聞いてくれ!まずい事になったんだ」

「あなたの頭が?」

「違う!来人がアストネア王国に召喚されたんだ!」

「…それは確かにまずいわね。それで?私を呼びに来たって事は3人で行くんでしょ?どうやっていくの?」

「遂にあれが完成したからあれで行くぞ」

「そう。じゃあ準備してくるから。あなたの家でいい?」

「ああ。なるべく急いでくれ」

「わかったわ」



それから約10分後、全員が俺の家へ集まった。


「よし、みんな集まったな。じゃあお披露目だ。これが俺の作ったーー転移ゲートだ!」


そう言って俺は魔法で収納していた転移ゲートを取り出した。


「「大きい…」」

「ロマンを求めた結果だ」

「つまりもっと小さくできた訳ね」

「痛いところを突くな…。ま、いいじゃないかそれくらい。それよりも早く行くぞ」

「おう!」

「そうね」

「よし!じゃあ行くぞ!」


そう言って俺たちは転移ゲートをくぐり、異世界へ向かった。










twitter始めたので良ければ覗いて下さい。アカウント名は作者名と同じです。ちなみにアイコンはS○Oのキャラです。

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