哀鳴啾啾
窓に潰れる雫を集めては
形にならない声にした
落ちる嫌味な陽射しを呪っては
今年も夏を通り過ぎた
汚れながら 時に汚しながら
消えそうな轍を残して
傷ついてきたのさ 僕もあなたも
"わたしであれますように"と
淋しいくらい 声が響く
鮮やかな緑を背にして ゆっくりと雲が奔る
誰にも言えぬのだから 誰にも言えぬのならば
せめて今は悲しみに似た光を
濡れた睫毛と俯いた顔
頬を流れる痛みの粒
渇いた笑いと鬱discord
蔓延るハラスメント 独善のhold on
汚しながら 時に汚れながら
啾啾たる声を枯らして
嘯いてきたのさ 僕もあなたも
"わたしはここにあるのだ"と
嗤えるくらい 掻き消えていく
灰霞む緑を背にして 痛いほど頬が濡れる
あなたにもう届かぬから あなたにもう届かぬなら
せめて今は強がりで汚さぬよう
今なら言えるだろうか
虚ろに響いた言葉を
遠く遠くの雲へ向けて
受け止められるだろうか
落ちて汚れ嗤う痛みを
心、言葉を歌にして
淋しいくらい 声が響く
鮮やかな緑を背にして ゆっくりと雲が奔る
誰にも言えぬのだから 誰にも言えぬのならば
せめて今は悲しみに似た光を
今なら言えるだろうか
虚ろに響いた言葉を
遠く遠くの雲へ向けて
受け止められるだろうか
落ちて汚れ嗤う痛みを
心、言葉を歌にして
ありがとうございました。