鬼狩り四章
鬼狩り四章
一話 ~自由行動~
〈俺〉「、、、、とりあえず、どうする?」
〈レイ〉「佐々山はどうする?」
〈佐々〉「俺が知ってたら皆んなに報告してるよ」
〈ダル〉「はいはーい、ここで自由行動でーす」
ダルシアンは去っていく
〈俺〉「っで、どうする?」
そこに鬼が来る、
〈翔夜〉「ここ、無法地帯かなんかなの?」
鬼がこっちに近づいて来る
〈俺〉「とりま」
〈佐々〉「倒か」
俺は斬馬刀を取り出し構えるが
いきなり、
鬼が真っ二つになる
俺らはとっさにバックステップで退がる
鬼の返り血を浴びずに済んだ
鬼の後ろから現れたのは
片目が髪で隠れて
肌の血色が悪い少年が出てくる
その少年は黒い刀を鞘にしまった
〈??〉「ここは危険だ
そんなおもちゃじゃこの鬼は倒せない」
〈俺〉「話しがある」
二話 ~面会~
〈俺〉「仲間にならないか?」
〈??〉「いや、俺は一人で十分だ
それと、人を探してる、
白髪の死神だ」
〈俺〉「それらしき人物なら見覚えがある」
〈??〉「本当か?、どこに居る?」
〈俺〉「どこに居るからは分からない
自己紹介が遅れた、
俺はグルード」
〈佐々〉「俺は佐々山」
〈翔夜〉「僕は翔夜」
〈レイ〉「俺はレイヴァー」
〈??〉「そうか、俺は柘榴。暁 柘榴だ
それでこの死神について詳しく聞かせてくれ」
〈俺〉「あぁ、名前はライズ・ファルグレイ
鎌の使い手だ、俺は彼奴と目が合ったとき
体が凍りついた」
〈レイ〉「たしか二回目は気絶したよな」
〈俺〉「彼奴は死神に気をつけろと言ってた」
〈柘榴〉「なるほど、やっぱり彼奴か、仲間になる気は無いが
スマートフォンを一台やろう、その代わり
ライズを見つけたら電話してくれ
電話番号は登録済みだ」
〈俺〉「分かった」
〈柘榴〉「じゃぁ俺は探しに行く」
柘榴は去って行った
三話 ~怪しみ~
〈レイ〉「よっしゃぁぁぁぁぁ
ゲームできるぜぇぇぇぇぇ」
〈俺〉「恐らくこのスマホはダルシアンの物だ
柘榴とダルシアンがグルって事もあるだろ」
〈翔夜〉「でもそしたらこの事、全部
スマホを通して聞かれてるかもしれないよ」
〈佐々〉「盗聴か、でもこの施設にはそこらじゅうに
カメラと盗聴機が仕掛けられてるだろう」
〈俺〉「翔夜が言いたいのはアレだろ
ケルベロスってアプリだろ」
〈翔夜〉「そう、盗聴、盗撮、データも全部
筒抜けってアプリ」
〈佐々〉「とりあえず爆発とかしないかどうか
調べるか、、、」
〈俺〉「レイヴァー、お前が持っとけ」
〈レイ〉「音ゲーしまーす」
レイヴァーはもうちょっと利巧になってくれ
そこにデカイ鬼が来る
〈俺〉「・・・・・こいつは、、、逃げた方がいいな」
四話 ~羅刹~
俺らは全力で逃げる
なるべく周りと合わせて
そして追いつかれた
俺は斬馬刀を取り出し一気に距離を詰め横一線に斬るが
斬馬刀が鬼に当たった瞬間粉々になった
序盤でこれかよ
俺は上に跳ぶ
その時佐々山が銃を撃つ
少しダメージが入った様だが
まだ元気そうだ
俺は落ちると同時に鬼の首を逆方向に捻る
だがなかなか曲がらない
そのこに翔夜が鎌を取り出し斬りこむが
硬すぎて死神の鎌でも切り込みが少し入る程度
〈俺〉「隠し兵器の出番だ」
俺は毒ナイフを鬼の目に刺す
毒ナイフと言っても虫鬼の毒針に
グリップを付けただけだけど
〈鬼〉「ゴッジニジューゴーダー」
何言ってる?
いやこのタイミングで言うとしたら
、、、、、「こっちに集合だー」、、、
〈佐々〉「気をつけろ、他にもいるぞ」
〈レイ〉「マジィ、こうなったら」
レイヴァーはギターを取り出す
そして曲を弾き始める
〈レイ〉「熔けろっ」
そうすると鬼の足元がマグマと化す
鬼は這い上がろうとするが沈んでいく
倒したか?、、、、
(ドガァァァァァァン)
奥の壁を同じ鬼がつき破り近づいて来る
五話 ~こいつだけは敵に回したくない~
鬼が近づいて来る
そこに反対方向から黒いコートにベルトがいっぱい付いた
人が赤いレイピアを持って向かって来る
〈??〉「俺に任せろ、お前らは帰ってクソして寝ろ」
そう言うとコートの人は消え前を向くと鬼の上に立ってて
レイピアであの硬すぎる鬼の頭を上から串刺しにしてる
〈??〉「今日は仕事で忙しいが
悪魔との違法契約したやつは後で殺す
この赤蛇の名の下に」
赤蛇?、
とりま逃げるか
六話 ~馬鹿~
両サイドからさっきの鬼が来る
〈俺〉「今の内に撤退だ」
〈レイ〉「OK」
逃げるがその先には
〈死神〉「終わりだ、死ね」
ックソ、俺はコルトローマンで発砲
死神はそれを交わして接近
〈佐々〉「お前がな」
佐々山が死神のこめかみを撃ち抜く
〈レイ〉「この工場イカレテやがる、
早くここを出よう」
俺はデカイ声でダルシアンを呼ぶ
〈俺〉「ダルアイアンこっちこぉぉぉぉぉぉぉぉぉい」
〈ダル〉「やぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁぁぁ」
覚えてろよ、、( ^ω^# )
〈翔夜〉「声が聞こえるってことは近くにいるんじゃ」
〈俺〉「バカ、ここは全面鉄だから響くんだよ」
〈佐々〉「叫ぶやつもバカだけどなwww」
〈俺〉「うるっせぇ、叫んでもどこにいるか気づかれねぇよ」
〈レイ〉「とりま上目指すか」
誰もが賛成した、、、、
七話 ~出口探し~
〈俺〉「翔夜、天井目掛けてグレネード投げろ」
〈翔夜〉「うん、分かった」
翔夜が天井目掛けグレネードを投げる
ちょうど天井に当たる時
コルトローマンでで撃ち抜く
、、、、、、爆発、、、、、
しかし穴は開かない
だとするとさっきの鬼は相当な腕力を持てる
そんなん考えてる場合じゃない
普通に考えてこの工場は迷宮にはなってないはず
なぜならちゃんと使われてる
どの建築物も何かしらの理由がないかわり
わざと入り組ませる事はないはず
だから階段とかエレベーターさえ見つかれば
こっちのもんだ
熱っ
後ろが燃え上がる
〈レイ〉「なにボサっとしてるんだ、死にたいのか」
レイヴァーの後ろから武装した悪魔が
〈俺〉「お前もな」
俺はレイヴァーを退け鞘からビーストクライを抜き
悪魔二体を斬り殺す
〈レイ〉「宣言撤回WW」
〈俺〉「だろww」
〈佐々〉「さっさと出口探すぞ」
八話 ~修羅場~
最悪な状況、、、、
一本道で
右から悪魔
左から死神
オワタ\(^o^)/
とりま戦うぞ
〈レイ〉「俺に任せやがれ」
ギターを弾き鳴らし魔法弾を飛ばす
〈俺〉「さてと」
ビーストクライを横に振りカマイタチを発生させる
戦闘の火蓋が切っておとされる
両サイドから来る敵を斬り乱す
それが数分続く、そして
斬っては進み斬っては進みを繰り返し
そこにダルシアンが通り過ぎる
〈ダル〉「やりすぎ〜」
〈俺〉「おいっ、テメェ」
その時、、、、、不協和音が聞こえ、、、
めまいが、、、
〈レイ〉「まじ、、かよ」
レイヴァーはギターを弾く
そうするとめまいが治る
音が重なって普通の曲になる
〈??〉「まじかぁ、俺っちの演奏にかぶせ
魔装効果を消すとはな」
〈??〉「若僧が調子に乗るなよ」
シビレ切らしてお互いのボス登場か、、、
九話 ~平和を望んだ~
凄まじい殺気
調子に乗ったダルシアンが戻って来る
〈??〉「自己紹介遅れたなぁ
俺っちは修羅」
〈ダル〉「僕はダルシアン・リファード」
〈??〉「俺はドライド・レッド・パイソンだ」
〈修羅〉「お前らはー?」
〈俺〉「俺は、、グルード」
〈佐々〉「俺は佐々山」
〈翔夜〉「僕は翔夜」
〈レイ〉「俺はレイヴァー」
〈修羅〉「それじゃっ、ショータイムといこうか」
〈俺〉「いや、俺は戦わない」
〈ドラ〉「なぜだ?」
〈俺〉「俺はレイヴァーを見て思い出した
この世界に来る前、死ぬ前、俺はゲーマーだった
外にも出ず引きこもってひたすらゲームに
時間を費やしてた
正直俺はあの頃腐ってた
でも今のこの血に染まった手を見て思った
今の自分は廃人ゲーマーよりも腐ってるっとな
主人公には、なれなかったよ」
〈ダル〉「龍凪、、、、」
俺はビーストクライを地面に突き刺し鞘を放り捨てて
その場から立ち去ろうとする
〈レイ〉「主人公じゃなくてもいいだろ」
十話 ~自分が主人公~
〈レイ〉「主人公じゃなくてもいいだろ
腐っててもいいだろ
同じゲーマーとして言うが
主人公以外にもかっこいいやついるだろ
主人公よりも強いやついるだろ
ゲームやってたら気づいたんだよ
ひょっとしたら
自分以外人間じゃないかもってな
それはどうやっても確かめられねぇ
なぜなら意識・記憶・感情、それらは自分の中にある
だから俺は自分が主人公だと思う、
でもお前は俺以上に強い、俺以上にかっこいい
それほど、光ってる存在だ
お前が剣を捨ててどうする
誰よりも強いお前に、
憧れちまったんだよ」
〈佐々〉「その通りだ
俺は今のお前の目より
覚悟した時の目の方がいいと思うぜ」
〈翔夜〉「それなら」
〈ダル〉「君がそうなら」
〈翔夜・ダル〉「僕も戦うよ」
俺は黙って、
もう一度
、、、、、剣を取る、、、、
最終章へ続く