鬼狩り一章
鬼狩り一章
一話 ~日が暮れて~
〈俺〉「佐々山、二回目の夜だな、、、」
俺はグルード、今回の状況について佐々山に話しかける
〈佐々〉「お前が来て、の二回目の夜な」
〈翔夜〉「へー、これがグルードの言ってた夜の世界か」
こいつは翔夜、半分死神だ、
この世界は死んだ人が100分の7パーセントで来れる世界だ
ここは時間の流れが遅い
この前の夜から数ヶ月は経ってるだろう
俺はこの世界に来た時を思い出し
首の赤い線をなぞる
この線は死ぬ際に首を切り落とされたからだ
この世界では俺ら以外にも
悪魔二体、それに家事担当のリンってやつが居る
敵も居る、、、、
ただ普段この街に居るのは俺らだけ
狩り担当は悪魔と契約している
狩り担当3人に対し
家事担当一人、、、、
それと悪魔二体、、、
もうちょっと人を探すかぁ、、、
〈俺〉「狩りすんぞー、」
〈佐々〉「そうだな、、、」
〈翔夜〉「硬い鬼は任せて」
俺は悪魔にさっき倒した鬼の魂と引き換えにデザートイーグルをもらった
佐々山ダガーを、
翔夜はシャムシールを、
それと色々持って
狩りが始まる、、、、、
一つ言い忘れたが俺は、、、、
、、、鬼だ、、、
二話 ~夜の狩~
街を歩いてると何時もの様に
鬼は現れる、、、
と言っても俺が鬼の眉間に銃を撃ち
大量に出る返り血をバックステップで避け
すぐに狩り終了、、、、
そう、作業だ、
瓶に魂を回収し
ナイフでバックに肉を詰め
また鬼を探す、、、、
いつも通りだ
なんとなく俺らは船着場に向かった
到着すると一人の少年が月を見上げていた
風が吹く、、、
まるで帰れと言ってる様に、、、
少年の白髪が風になびく、、、
〈少年〉「綺麗な月だ、、、」
気づかれたか、、、
〈俺〉「それな、、、」
最初は仲間にする予定だったが、、、
どうにも、人とは思えない気がする、、、
〈少年〉「俺は ライズ・ファルグレイ、
死神だ、、、
どうやらお前らは悪魔と違法な契約を
結んでる様だな、、、
先づは下調べとするか、、、」
〈俺〉「違法も何も
生きる為なら何でもするさ」
〈ライ〉「なら死ね、
シュガー、出番だ」
ライズ・ファルグレイが
空に手をかざすと
クルクルと回転しながら鎌が出てくる、、、
俺は銃を構える、、、
、、、戦闘開始だ、、、
三話 ~生粋の死神~
ライズは一瞬で接近し鎌を横に振るう
俺は飛んでかわす、しかし
ライズは刃を返し斜めに切り上げる
その攻撃を俺は肘打ちで叩き落とす
そして着地すると同時に銃口をライズに向ける
その時ライズと目が合う、
その瞬間全身が凍りつく様な戦慄を覚える
ライズはバク転で距離をとる
俺は体が震える
〈佐々〉「選手交代だ
ジード、出番だ」
佐々山は銃を取り出す
そして何発か発砲
だがライズは全弾避け急接近
ライズは鎌を縦に振るうが
翔夜がシャムシールで弾く
〈ライ〉「半端者め」
ライズはバックステップで距離をとる
〈ライ〉「死神なら鎌を使え」
翔夜は鎌を取り出す
両者、鎌を強く握り、踏み出す
翔夜は鎌を斜めに振るうが、気付くと
ライズは後ろにいた
ライズは振り向きざまに鎌を振るうが
佐々山が鎌を持ってるライズの手を撃ち抜く
〈佐々〉「俺を忘れんなよ」
ライズは痛みで鎌を手放す
鎌は宙に溶けるように消えた
佐々山はライズの足を狙い撃つが
ライズはジャンプで避ける
〈ライ〉「クッ」
ライズは光る、そして
その光と共に消える
四話 ~自動販売機~
〈俺〉「終わった、、、のか?」
俺は未だに睨まれた時の戦慄が残ってる
〈佐々〉「終わったよっ」
佐々山は俺の腹を殴った
俺は正気を取り戻す
〈翔夜〉「とにかく帰ろう」
〈俺〉「あぁ、そうだな」
帰り道に何故か自動販売機が置いてあった
中世の街並みに自動販売機はすごくういている
怪しい、、、、
〈俺〉「あ、自動販売機、」
〈佐々〉「何故この世界に?」
〈翔夜〉「でもお金が無いから使えないね」
〈俺〉「とりま持って帰ろう」
鬼である俺は自動販売機など軽々と抱えて
持ち運びができる、、、、
帰宅、、、
〈佐々〉「どうするコレ」
〈俺〉「殴ったら出るんじゃね?」
〈翔夜〉「分解してみるか」
俺らは剣先をペンチ代わりにして
自動販売機を分解してみる、、、
〈佐々〉「中に飲み物はっと、、、
ねえな、、、」
〈俺〉「なんだコレ」
自動販売機からマイクの様な物が出てくる
〈佐々〉「ますます怪しいな」
〈俺〉「おそらく盗聴器だったんじゃね」
〈翔夜〉「ならカメラも探してみよう、
あるかもしれない」
紙が入ってた
「残念、飲み物は入ってないよ〜
Byダルシアン」
〈俺〉「あの野郎ぉ」( ^ω^ #)
俺は自動販売機を蹴っ飛ばした
自動販売機は壁に当たり粉微塵になる
五話 ~ゲーマーあらわる~
もう一度街に出る
そうすると光が見える
そこに近づく、、、
〈少年〉「あ、自動販売機」
光の正体は自動販売機
その前に少年がいる
とりあえず話しかける
〈俺〉「その自動販売機、パチモンだぜ」
〈少年〉「あぁ、ちょうど良かった
ここ何処だ?」
〈佐々〉「夜の世界だ」
〈少年〉「・・・・まさかとは思ったけど
・・・っしゃぁ、別次元にきたぁぁぁぁ」
この挙動を見て死後の世界だとはいえねぇ
〈少年〉「ここにはドラゴンとか居るのか?
その武器何処で手に入れたんだ?
あとパーティー組もうぜ!」
〈佐々〉「ゲームのし過ぎじゃねぇか」
〈少年〉「俺は生粋のゲーマーだ!」
やった、、、仲間が増えた、、
〈俺〉「そうか、俺もここに来る前はゲーマーだ」
〈少年〉「じゃっ、ライバルだな」
まぁ元の世界には二度戻れねーがな
〈俺〉「ユリスピって知ってる」
〈少年〉「ああ、女の子がレースをするゲームだろ」
〈俺〉「此処に来る前はユリスピIIIにハマってた」
〈少年〉「って、それ二年半前に発売されたやつじゃん
最近発売されたユリスピⅤって知ってる?」
そうか、俺が死んでから約二年半経ったんだな、、、
六話 ~些細な争い~
〈俺〉「最高記録なん?」
〈少年〉「29秒47だ」
〈俺〉「クソ、俺は31秒28、
でも絶対プレイ時間は俺の方が長い」
〈少年〉「負け惜しみww」
〈俺〉「あ?、ドラFはレベル999だぞ」
〈少年〉「クソ、2レベ足りない」
〈佐々〉「翔夜、こいつらどうする、、、」
〈翔夜〉「とにかく話を進めようよ」
〈佐々〉「お前、名前は」
〈少年〉「名前かー、そうだなー」
〈俺〉「どうした」
〈少年〉「俺の名前はレイヴァー」
〈俺〉「アカウント名か?」
〈レイ〉「いや、今考えた、
だって今から第二の人生が始まるってのに
本名のままだとなんか気が乗らねーだろ」
〈俺〉「アカウント名は?」
〈レイ〉「アホせんべい」
〈佐々〉「アホせんべい決定なWW」
〈レイ〉「レイヴァーだ」
そこに鬼が来る
俺は鬼の眉間目掛けて投げナイフを投げる
そして鬼をしとめる
返り血で辺りは真っ赤
〈レイ〉「お!モンスターだ」
レイヴァー除いて俺らは傘を広げ
返り血を防ぐ
〈翔夜〉「君は怖くないんだね」
驚いた、、、俺は初めまして鬼に会った時
怖くて逃げた、、
殺した後も死体を見て吐き気に襲われた
なのにレイヴァーは近づいて行った、、、
本当にゲームのし過ぎだな、、、、
七話 ~問題点~
俺たちは鬼の肉をバッグに詰める
〈佐々〉「これで食材ゲット」
〈レイ〉「え?、コレ食うの!?」
まあ、普通の答えだな
〈俺〉「他に何を食うんだ?」
俺はふと別の事を思う、、、、
〈俺〉「今関係ないけどベットって5人分だよな」
沈黙が訪れる、、、、、
2分後 翔夜が話をきりだす
〈翔夜〉「も、もう一回作るの、、、?」
〈佐々〉「まだ地下にスペースあったよなぁ、、、」
〈俺〉「それに、家事担当のリンもキツくなってくるぞ」
〈レイ〉「店に行けば買えるだろ、JK(常識的に考えて)」
〈俺〉「俺ら以外 誰もいねぇよ」
〈佐々〉「とにかく仲間は必要だ」
〈翔夜〉「レイヴァーが家事にまわれば、、、、、」
〈レイ〉「せっかく別世界に来て、家事かよ」
〈俺〉「取り敢えずこの件はリンも含めて考えよう
今はこのメンバーで分担してベットの材料調達だ」
〈レイ〉「ヘーィ」
〈俺〉「レイヴァーは武器を持ってないから
俺と行動な」
〈レイ〉「ヘイヘーィ」
俺らは材料調達に向かう
俺とレイヴァーは墓に向かう
そう、骸鬼を倒して
骨を採取するからだ
墓に向かう途中に
鬼に遭遇する、、、
八話 ~アホ~
俺は鬼の眉間に銃口を向ける
レイヴァーは鬼に両手をかざす
〈レイ〉「はぁぁぁぁぁぁ」
〈俺〉「レイヴァー、何してるんだ」( ^ω^ )
〈レイ〉「いや魔法を使おうと思って」
〈俺〉「人間は魔法を使えないぞ」
〈レイ〉「てっきり怪物が居るから魔法も
使えると思って、、、、
MPが足りないのか?、、」
〈俺〉「いやゲームじゃねーから」
俺は冷静にツッコミをいれる
そして俺は鬼の眉間に風穴を開け
傘で返り血を防ぐ、、、
さて何時この世界が死後の世界だと伝えようか、、、
そんな事を考えてたら墓につく
そこには予想どうり骸鬼がいる
〈俺〉「あいつが骸鬼だ、
名前の通り全身に骨が付いてる
てか、全部骨だ
あいつの胸に微かな光が見えるだろ
あそこが弱点だ」
〈レイ〉「思ったよりデケェな」
俺はレイヴァーにデザートイーグルを渡す
〈俺〉「弾は無限だ」
〈レイ〉「待ってました チート武器!!」
レイヴァーは距離をとりながら
デザートイーグルを撃ち続けるが
全く当たんない
それから何分か経ちようやく命中する
〈レイ〉「やっと終わった、、、
もう帰ろうぜ」
〈俺〉「そうだな、骨を拾って帰ろう」
俺とレイヴァーは大量の骨を担いで
帰る、、、、
九話 ~作業~
〈レイ〉「っで、この骨何に使うんだ」
〈俺〉「削って釘にする」
〈レイ〉「サイコパスかよ、、、、」
帰宅、、、
その後、俺は硬い鬼を殴り殺して持ってくる
〈レイ〉「ソレ、飯か?」
〈俺〉「いや、ベット、」
〈レイ〉「・・・・・(°_°)!?」
〈翔夜〉「前から思ってたけど
布でハンモック作った方がいいんじゃ?」
〈俺〉「もろいだろ」
〈レイ〉「そうか、お前ら何時も死体の上で寝てるのか(察し)」
〈俺〉「わーあったよ、また今度この件について考えような」
俺らは作業を開始して
ベットを作った、、、、
〈レイ〉「やっと終わった、、、、」
レイヴァーはベットにダイブする、、
〈俺〉「佐々山、話がある」
今ので佐々山は大体察しただろう、、、
俺と佐々山は席を外す
十話 ~何時言う~
〈佐々〉「重要な事はお前の口から言う前から分かってる」
視線や声のトーンとタイミングでおおよその内容を
把握するのはお互いの得意分野だ、、、
〈俺〉「やはりな、それでその重要な事とは
様々あるがレイヴァーに聞かせられねえことがあるだろ」
〈佐々〉「この世界が死後の世界だと何時言うか、だな」
〈俺〉「いくら鬼を見ても大丈夫だといっても
自分が死んで元の世界に戻れないと知ると」
〈佐々〉「何時からお前はそんなに優しくなった」
回答は、言うまでもなかった、、、、
レイヴァーとゲームの話をするまで
感情が麻痺してた様だ
〈俺〉「もう一度、元の世界に、、、」
〈佐々〉「俺も同じだ、、
っま、そんな事を言ってもしょうがない」
〈俺〉「それな。
なるべく、落ち込んでる時に
さらりと言おう」
明日の狩の準備をしよっと
〈俺〉「よし帰ろう」
そこに小柄な鬼が現れる
俺はデザートイーグルを鬼の眉間に撃つが
鬼は避けた、、
驚いた、デザートイーグルの弾丸を避けた
つまり鬼はデザートイーグルの弾より速い
〈佐々〉「ジード、出番だ」
佐々山は宙に手をかざし
悪魔の銃を取り出す
〈俺〉「俺が誘導する」
俺は鬼の足元を狙い撃つ
そして予想どうり鬼はジャンプで避ける
佐々山はその隙を逃さなかった
空中の鬼を撃つ
佐々山は狙った獲物を確実に撃ち抜く
空中にいる鬼は、避けようがない
佐々山が放った銃弾は鬼の眉間を貫通する
鬼は脳点から大量の血を撒き散らし
息絶える、、、、
厄介な鬼が出てきたもんだ、、、
二章へ続く