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欠片たち  作者: 稲井
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所詮、

もしあたしが家を出て、独りで暮らしたら


テレビの音量を無意識に小さくしたり、タコ足配線を気にしたりするのでしょう。

夜中思い出したようにトイレを掃除して、朝になる前、誰にも見つからないようにこっそり煙草を吸うでしょう。


そんなことを思いながら、


私はお利口に座って大音量のテレビを眺め、母さんと午前中に洗い物を済ませ、

今は只、自分の心臓の音を掻き消すようなパンクを聴いて、何も知らない振りをする。


それなのに、どうでもいい筈の理想論は中々頭の中から消えてくれない。

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