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第15話

「……逆だ。問題があるのはこっちだ」

「へ? そうなの?」

「そうなんですか!?」

 フィルは鈍い光を上げている土を見て、疑問の声を上げているティアナとフィリアの様子に眉間にしわを寄せると注意すべきは何も変化のない方だと言うと2人は驚きの声を上げるが、

「……ここまで、基礎知識のない。バカの相手をするのは無駄だな」

「た、確かにな」

「ちょ、ちょっと、ジオまで何なのよ!?」

 フィルは説明をするのが無駄かどうかを確認したようで2人には説明するレベルでもないと言うと流石にジオも同じ意見のようで苦笑いを浮かべ、フィリアは声を上げてバカにするなと言うと、

「……これは精霊魔法の基礎の基礎だ。ティアナはまだしもフィア、お前は講義を受けているはずだろ」

「そ、そうだったかな? ……あれ? ちょっと待ちなさいよ。これが精霊魔法の基礎中の基礎で起きてる事なら、何で、あんたが調べてるのよ。その依頼って確かあんた以外にも調べに行って何もわからないって言った連中は多いよね?」

「……バカが基礎をおろそかにするからだ。異常な事象だからと言って自分の名声を上げるために自分の持つ最高技術で調べて、当たり前のことを疎かにする。だから、目の前の事実を見つける事ができない。仮に見つけていたとしても他の調査員に自分達は何もできなかったと言う事実だけしか評価されないと思っているから、調査結果を譲渡する事はない。まったく、これが最初に渡されていればわざわざ何度も出かける必要はなかったのに」

「そう言うな。それがなければティアナさんの村は全滅だったわけだし」

 フィルは精霊魔法の基礎の1つだと言い、フィリアの反応に呆れているのか大きく肩を落とすとフィリアは今までその事実に誰も気付かなかったのかと声を上げるとフィルは自分より先に依頼を受けた学生達のレベルの低さに不機嫌そうな表情で言うとジオは地質調査に出た事は無駄ではなかったと言う。

「えーと、全ての物には精霊が宿っており、その精霊達の力を借りる事により、植物の成長や大地の浄化。様々な奇跡を起こす事ができる?」

「ん? それなら、この土には精霊がいないって事?」

「あぁ。簡単に言えばそうだ」

 ティアナは精霊魔法の基礎だと聞いて教本の最初のページを読み上げるとフィリアは光る事のない土を覗き込みながら、この土には精霊達がいなくなっているのではないかと言うとフィルは小さく頷き、

「それなら、別にまた、調査に行く必要がないでしょ? 精霊の力を戻せば良いわけだし」

「……フィア、簡単に言うな。精霊がいなくなるなんて事が普通に考えてあると思っているのか? それに戻せと言うがお前は戻す方法に心当たりがあるのか?」

「それはないけど、それを考えるのがあんたの仕事でしょ」

「……また、丸投げか? だから、脳みそまで筋肉だって言われるんだ」

 フィリアは簡単に依頼は解決したようなものだと言うがフィルは植物が枯れる原因がわかっただけであり、それまでの過程もこの後の対処もわかっていないと言うがフィリアはそれを考えるのがフィルの仕事だと言い切り、彼女の無責任な言葉にフィルはフィリアをバカにするようにため息を吐く。


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