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ディスハイム  作者: うたかたリュート
シーズン1
11/11

死竜の覚悟

初めての戦闘を終えた龍彗








100戦100勝の無茶な条件に打ち勝つことができるのか








それとも敗北の味をしり一生戦い続けるのか

真良3年1月6日


俺は悪夢で目を覚ました。

昨日殺したガリ男の「殺してください」という言葉…

奴がどんな殺しをしたのかは、俺にはわからないが苦しんでたんだろう。

<死竜>「うなされてたようだな。」

『なんでお前ここにいるんだよ。暇なのか?』

<死竜>「今はお前のインストラクター的なものをやっているつもりだが…まぁとりあえず飯だ」

死竜から飯を受けとる。

インストラクター………

教育または訓練の担当者、指導者

だよな…

こいつ意味知ってんのか…

ルールは教えてもらったがそれ以外こいつ何もしてなくないか?

案内も案内人だし

まぁ気にしてもしょうがないか

『お前、次の相手が誰だか調べられないのか?』

<死竜>「それは無理だな。まぁ予想するぐらいならできるかもしれないが、予想したところでここでは、一日に何人もの奴が死んでるからな。いちいち覚えても無駄だろう」

『確かにな…実際ここで何勝もしてる奴はいるんだろ?そいつの情報とかはないのか?』

<死竜>「あるにはあるが、そいつが勝ち進んでいるのかはわからないな。ここディスハイムは地下7階まであると言われているが、実際のところ俺でも把握できてない部分が多い。俺は自由に行動できるのこのフロアの地下一階だけだからな。」

地下一階…本当だろうか?

死竜が騙されているのか。

もし死竜の言っているここが地下一階だとしたら、勝ち進めば勝ち進むだけ地上からは遠ざかるってことになる。

ありえるか…俺は100勝することで出られるがその他がそうとは限らない

実際勝てば勝つほぼ要注意人物になるのは確かだからな。

『本当に100勝すれば出られるのか…』

<死竜>「それは安心しろ、爆弾と引き換えの約束だ」

『爆弾だぁ?』

つい大声が出てしまった。

<死竜>「そうだ。俺に嫁まで殺させた総支配人の男に、口約束だけじゃ信じられる訳がないからな。俺が死ぬと同時に爆発するようにセットしてある。」

死竜がここまで言っているのなら本当の事なんだろうが…その総支配人ってやつは

『まじか…お前、勝手に死ぬなよ』

<死竜>「お前が負けなきゃな」

『そうだったな』

そうか…こいつも覚悟を決めてるんだな。

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