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人殺しの始まり
人殺しである主人公が、金持ちの道楽で作られたディスハイムという闘技場で戦うことに
そして勝利の報酬として……
生き残ることができるのか
真良3年1月1日
年号が真良に変わり3年がたった年初め
俺は人を殺した。
何の因縁があったのかわからなかったが、絡んできた奴を殺した。
理由があったわけでもなく一方的に…
ただ一つ言えることは日常に飽きておりスリルを求めていたことぐらいだ。
初めの一人は少し戸惑ったが、一人、二人と殺していくと、少しずつ少しずつ狂っていく……
気が付くと目の前にはバラバラになった死体が積みあがっていた。
記憶は数人ぐらいしか残っていなかったが、目の前に転がっている顔を見る。
恐怖に顔が歪んでたであろう表情にビビッてしまう。
すると死体の中から「助けて…」と声が聞こえる。
俺は即座にその場所を特定し息の根を止めた。
すると、こみ上げてきた吐き気が抑えられなくなり、床に嘔吐をまき散らす。
だんだん頭が真っ白になっていく……
激しい頭痛とめまいに襲われ俺は気を失っていった…………