表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/414

16・爺が店に来ました

昨日の休日は雨だったのでギャと楽しい会話を楽しんだ。


「ギャ、昨日の話覚えているか」

「うん、マサルの家が落ちぶれた理由だろ、それとこの村で魔獣狩りが始まったことだ」


「よく覚えていたな、だがギャよ落ちぶれてはいないからな」

「それはどうでもいい、今日は店番の日だ」


「そうだったな、朝飯を食ったら出かけるぞ」

「おー」

朝めしを食べ終わると村の店に向かう。


「おはようございます、マサル様」

「様付けはやめてくれ、って、なんで爺がいる」

店に行くと爺が待ってた。


「はい、今日は役場で村の重鎮が集まり会議が行われます。お嬢様も会議に出席されるので代わりに私が参りました」

「いや、今日は俺が店番の日だろ、わざわざ爺が…、あれかロマンヌが来れないから来たのか」


「そうでございます。今日の会議は魔獣の素材のすり替えの疑いが晴れ、出荷の再開が行われるための会議でございます」

「まあそうだろう、だいたいこの村に疑いをかけること自体間違いだ。出荷した素材は国の管理する業者に渡す。受け取り時に確認しているのだからな」


「一応念のためでしょう、魔獣の素材を奪えば死罪もあり得ます、慎重になるのはや無負えないと」

「そうだったな、サメル村や業者に強盗に入ったり、運搬中の荷車を襲えば犯人逮捕のため、周辺の国を含め全ての騎士や警備隊が捜査に動く、冒険者ギルも応援を頼まれるからな。大ごとになる」

「そうでございます、すり替えなら内部犯の考えらえ調査が慎重になります」


「時間を稼げるから逃げ切れると考えたか」

「はい、それにプラチナ爵に調査が入るのは難しいでしょうね」

魔獣の素材を扱えるのは二つ貴族と、国直轄のサメル村だけだ。

間に業者も入るが国の管理下に置かれている。

サメル村が無実なら、犯人は二つの貴族か扱い業者になる。


「なあマサル。暇人が集まってきたがどうする。ロマンヌいないとお菓子がないぞ」

「そうだな、お茶だけでも入れてやれ」


「おっとマサル様、お嬢様からお菓子をくすねてきたのを忘れていました。ギャちゃん、配っておくれ」

「おー」


ギャがお菓子を持って暇人のところへ行く。

店に残ったのは俺と爺だ。

そこでちょっと爺に聞いてみる。


「なあ爺、旅でロマンヌが持っていたのは異次元鞄だよな」

「ええそうですが」


「異次元鞄って国で厳しく管理しているけど、どこで手に入れたんだ」

「鞄自体は、昔サメル村で作ったものでございます。サメル村で魔獣が見つかった時に村にある革を全部調べました。その時にお嬢様が持っていた鞄が魔獣の皮で出来ているのがわかりました」


「それではまだ異次元鞄になっていないだろ、異次元鞄の職人に頼んだのか」

「ええ」


「いや、嘘だな。異次元鞄職人も国でしっかり管理している。鞄を持って行って作ってくれと言ったも断られるはずだ、そうするとこの村に異次元鞄を作れる魔力の属性が闇の者がいるはずだ」

「マサル様は、鞄職人は属性:闇でないと出来ないことをご存じなんですね」


「まあね、そういった資料を貴族は持っているんだ。あっと、俺の異次元鞄は古くて規制前に作られているから一応セーフの鞄だからな」

「そうですね、規制ができたのがちょうどサメル村で魔獣が見つかった少し前ですね」

ここまで爺と話したところで。


「マサル、お茶入れ終わったぞ」

ギャが暇人のいる部屋から帰ってきた。

爺との話はこれまでだな。


「それではマサル様、お菓子をお渡ししたので私はこれで帰ることにします」

爺は帰って言った。


「マサル、爺と何話していたの」

「ああ、異次元鞄のことだ」


「そうなのか、ギャも異次元鞄が欲しいぞ」

「無理だな、異次元鞄は国で管理されている。だいたい、異次元鞄は魔獣の皮で作るし、作れるのは属性:闇の人間だけだ、国に隠れて作ったら捕まってしまう」


「マサルは持っている」

「ああ、爺にも言ったが規制前に作られている。さすがに国でも規制前に作られた鞄すべてを把握できないだろ」


「そうか、手に入れたマサルは運がいいな」

「そうだな」


「でもなんで国が管理するんだ」

「異次元鞄が便利すぎるんだ。特に武器を隠して運んだらどうなる」


「銀行強盗か、街中を歩くときは武器は見えない、銀行に入ったら武器を出す、奪った金は鞄に入れ放題、重さが無くなるから走って逃げられる」

「まあだいたい正解だ、戦争にも使えるし、旅商人なら大量の荷物を一人で運べる。だから限られて人間にしか持たせないんだ」

「それじゃあマサルの鞄売ろうよ。高く売れるんだろ」


「こいつは普通の人間だと異次元が開かないんだ。買う人はいないだろうな」

「マサルは器用だな、不良品を使いこなすんだ」

本当は属性:光の魔力操作だけに反応するだが、ギャがそう思うなら思わせておこう。


昼が近いので、店のキッチンで料理をはじめる。

俺は昼のおかずが余ると、店に遊びに来ている暇人におすそ分けするのだが、最近メニューをリクエストをしてくる。


『おーい金払え』と言ってみるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ