76話
「なんで、今まで態度が悪かった?なぜ?今告白しないといけなかった?」
「それは、」
明らかになにか隠している。
「今の話を聞くと、あの態度には何かしらの理由があるとしか思えないんだよな。まさか、まだ春香に何か」
「それはない。私の個人的な事情」
まぁ無理に聞く必要もないか。
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そして、俺は学校に復帰した。
クラスは前よりうるさかった。受験でピリついてるのだろう。
「なんであいつ戻って来てるんよ」「最悪」「あのインキャ割と学校にくるからうぜぇ」
雪は言っていた。
【先輩、世に解き放ってはいけない人は居ると思うんですよね。】
と言うことで、雪の一年の連絡網を集めてくれたお陰で、みんなの大学はある程度特定出来ている。あとは冬になるまで待つのみである。いやー楽しみだな。
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俺は一人暮らしの自宅に行くが横の部屋の早野の部屋にインターホンを押す。
「はーい、ってゆうくん」
もう完璧口調が変わった、早野が出てくる。
「一緒に遊ぼうぜ。」
「あ、ちょっと待っててね。散らかってるから」
そして、大急ぎで片付けをする音が聞こえた。
「いいですよ、入って来て。」
それから俺はこうして時々早野家に遊びに行ってる。
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「雪、何を書いているんだ?」
「あっこれはちょっと見ないで欲しいです」
あれ、珍しく何か隠している。
「そう?まぁ見られたくないなら見ないけど」
「そうしてください。」
「そういえば、雪は将来どうするんだ?」
「えっ、先輩実は先に見てたんですか?」
「何のこと?」
「あっいやその顔は本気で見てないですね。先輩と同じ所でずっと頑張ろと思ってますよ。」
「そうなんだ。ならこれからも一緒だな」
「はい、でも一応目指していることがあるんです。」
雪は恥ずかしそうに髪をかいてる。本当に珍しく照れてるな
「へぇー!どんなこと?」
「なれるか全然分からない仕事なので期待して欲しくないので言わないです。」
「そうか、教えてくれれば応援して可能な限り助けようと思うが、」
「大丈夫です!!」
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