没の話 本編に関係ない話です。
没になった話です。本編とは違うパラレルワールドでもない、冬華の妄想だと思って下さい。
反省ヒロインに一時期はなる予定だった冬華の話です。
1月13日に作成した話なので、その頃です。
冬華視点
私は体調が悪くなって、保健室で寝かして貰っていた。
「失礼します。」
「えっゆう!?」
「冬華もう、放課後だ。」
「どうだ、体調は?」
「え?っええっと、、まだ悪い」
体調が悪く、上手く反応が出来ない。
「そうか、とりあえず、このあと病院行くぞ。」
「???、、?」
「だから、ほら」
私は立つとくらくらして、
そう言うと、ゆうは私をおんぶした。
「えっちょっ、、、」
「流石に体調悪い時まで、無視はしないぞ。そんなことしたら、怒られるしな」
「いや、まって恥ずかしい、」
「いや、冬華立てるかも微妙じゃん。」
「そうだけど、」
「じゃあ、お世話になろうかな。」
「病院行くまで、寝てな」
「うん。」
ーーーーーー
ゆう視点
病院で、インフルエンザと診断された。
「ねぇ、ゆう、おんぶしてくれるのは嬉しいけど、うつるよ」
「そうかもな」
うつされいるかも知らないので、流石にバイト先には行けないし、外でフリー生活も迷惑を極めるので、家で待機するか、、、
「家、帰りたくないんじゃないの?」
君もいるしね
「そうだよ。」
「なら、なんで」
「いや、俺病人見捨てる程クズじゃないから」
はぁ、家の人にうつさないように、後で消毒液買っとくか。
「そっか」
「安心しろ、うつされても、薬代はある。」
「そうだっ!さっきの」
「いいよ」
いつものことしだし。
「ねぇ、」
「なに?」
「今、ドキドキしてない?」
「少ししてるな、うつらないこと祈ってる」
「そうじゃなくて、いやそれもあるけど。今の状態」
「あー、大丈夫、俺体力あるから、落とさないよ」
「それって、私は重いけど、力があるから大丈夫って言いたいの??ってそれでも無い!女の子と密着してドキドキしないかってこと!」
何言ってんだコイツ
「、、、」
「なにその、何言ってんだコイツって顔」
あってるよ。
「最近、また話しをしてるよね。
それは、冬華がありがた迷惑をするからと、鼻さんは件もあるし、何より冬華が俺と話す気になったからだよ。
俺は逆にもう話をしたく無いがな。
「今は、流石に話をしているだけだよ。」
気が紛れるだろうから、喋るけど
マスク付けてるからとはいえ出来れば、喋るなよ。
「そっか、ゆうと話せるなら病気になるのも良いかな。」
「それは、マジでやめろ」
そして、家に着いた。
やっと着いた気持ちと、着いてしまったことに辛さを感じている。
修学旅行の時に冬華に熱を移されることも考えていました。
でもストーリー的に無理を感じたのも、僕以上にゆうくんを理解して下さる読者さんの感想を見て、やはり自主的なサボりが一番だと思いました。
作者的には、春香と冬華の異常な執着こそラブコメ的だなと思っています。最初の弁当の時のやり取りで「じゃあ、作らなければいいんじゃん」とかストーリーにあった、自分の渾身のギャグだと思っています。2番目は、春香に警察が呼ばれて絶望する顔を見せる為に家族を呼んだあのシーンですね。