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5話

  目覚ましで4時に起きた。

 

 まず、バイト先に向かい、準備する。


 学校の図書館が開くまで、バイトの休憩所を借りて、本を読む。


 学校に着き、そのまま図書館に向かう。


 教室に戻る。

 「いんのかよ」「ほんとキモい」「どこまで、冬華を傷つけるんだ。」


満足する朝だった。教室は相変わらずうるさい。


 昼休みはすぐに図書館に行く。

「オイ、クズ」「どこ行くんだよ!」「弁当!!」「行動キモい」「逃げんのかよ」


うるさい教室だな。


 放課後

「オイ、クズ、待ってて!」「ゆう!」「逃げ足だけは速ぇ」



 廊下で待ち伏せされたようだ。待ち伏せする為に、授業サボったのか?


 昨日は冬華で、今日は竹山くんか

 第2ラウンド開始か、、、バイトあるし最悪。


 「お前、俺、言ったよな」


「何のこと?」


 「冬華を傷つけたら、絶対許さねぇって」


「そんなこと言った?」


「昨日、言っただろ」


「ごめん聞いてなかった。」


「お前!とぼけんじゃねぇよ」


はぁ、だるい、つか別に許されなくていいし、


 バイトに行きたい。


 


 「あっ先生、」


 「竹山ーー授業サボったな!」


「ゲッ、てめぇ覚えてろよ」


おー、そのセリフを生で聞けるとは。






 

 そして、バイトが終わり、夜遅くなった。


家の扉の前に妹がいる。


 はぁ、第3ラウンドか、、、


 「お兄ちゃん、最近なんなの?」


 「普通だけど、」


「普通じゃないでしょ」


  まぁ、 めんどいとは思っていたな。


 「ねぇ、ストラップ捨てたくらいで、こんな態度異常だよ。」


  、、、、



「早くどいて、寝たいから。」


「はぁ?だから何なの??それ??

 お姉ちゃんとお母さんにもだけど、そんな態度とって何がしたいの?」


 関わるの減らしたい。


「関わるの減らしたい」


「はぁーー??」


 やべぇ、思わず口に出てた。まぁいいか


 「アンタね、家族にそんなこと言っていいと思っているの?」


  ブーメラン



 「思ってるよ、そもそも最初にそれを言ったの春香だろ」


「あれは、」


春香、変に動揺してるな、理由があるのか知らないけど、

  俺は聞いた時、めっちゃ傷ついたな


 「だから、春香が望んだ通りにしただけ」


「私は、、」


  はぁ、、、、

 黙んのかよ、、


 俺ははやく寝て、明日早く起き、明日の楽しみ(読書)に備えたい。


 「さっさと、、どけ」


「!!」


  妹はどいてくれた。


 「お、おかえり、ゆう遅かったね。」「ゆう、待ちなさい!」


良かった、4ラウンド目は無いようだ。


 扉をロックして、寝よう。


ーーーーーーーーーー

妹視点


 お兄ちゃんは私が助けを求めると必ず助けてくれた。


 「俺が春香を守るから」


口癖のように言っていた。 


  



 お兄ちゃんはよく、ストラップを眺めている。

 

 「このストラップが俺の生きがいなんだ。」



 お兄ちゃんはいつもストラップを付けていたが、 そこまで大切だとはしらなかった。


 私は異常だと思った。


 学校で虐められた話をお姉ちゃんから聞くが、私やお姉ちゃん、お母さんに相談するのではなく、まるでストラップに慰めて貰うように眺めている姿が嫌だった。


 ストラップに負けている。そう感じて仕方なかった。




 お兄ちゃんの関わり方を少し変えてみた。もっと構って私を見て欲しかった。


 どうせ、お兄ちゃんは物欲なんて無いし、

 見える所で財布からお金を取った。


 どんなことをしても、お兄ちゃんは私を大切にしてくれるから平気だ。

 お金は入るし、お兄ちゃんは構ってくれるし一石二鳥だ。


 

 ずっとあのストラップに嫉妬していた。

 物に嫉妬していた。

 そして、気づいた。物だから失っても平気だ。


 人が死ぬわけでも無い。わざとじゃなければ犯罪でも何でもない。


 家族より、ストラップを大切にしているお兄ちゃんが悪いんだ。


 このことは、お姉ちゃんもお母さんも思っていたようだ。


 そこで、ストラップを無くして、もっと私達を大切にして貰おうと考えた。


 





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― 新着の感想 ―
[一言] ゴミはゴミ箱に………このドグサレクズな妹はどう廃棄されるのかw
[一言] こんな家族即捨てだって笑
[一言]  この義妹もヒトモドキっぽいな。  なんでこんな思考になるんだ。   まともな奴は居ないのか。
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