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57話

大変申し訳ありません。

今回の話は他のエアの作品を含まれているので、分からない人が多いと思います。ただどうしてもエアが書きたかった話でした。

修学旅行当日 焼きそば屋


 「流石にゆう修学旅行、行かないのはなぁ、」


「駅に着くまでに迷子になってしまいました。」


「いやぁ、流石に今回サボるのは少し気が引けるぞ。」


「すいません。でもどうしても行きたくない理由がありまして。」


「そっかーお土産、楽しみにしてたのにな。」


「すいません店長。」


「仕方ない、修学旅行の代わりに、俺の武勇伝を話そうか。」


「店長の若い頃の話を聞きたいです。」


「あれはまだ店を開いた頃だった。」

あ、若い頃の話じゃないのね。


「前に自然教室に来ていた子どもがな。」

修学旅行でもなかった。


「友達に嘘をつかれて置いていかれた子どもがいたんだ。」


 それから店長のその子どもの思い出の語りを聞いた。

 どうやらその子に焼きそばを奢り、自然教室なのに、ゲームをやらせまくったらしい。店を出る時に子どもは「世界で一番美味しい店」だと言ってくれたらしい。店長にとってはそれが初めての褒め言葉でずっと辛い時にその言葉を思い出していたようだ。

 店長にとっては一番大切な客だったようだ。


 この店の「子どもの太陽」の名前の由来は、子どもの笑顔と言う意味だった。


ーーーーー


「へぇー、それがあの写真なんですね。」

ずっと飾られていた、誰か分からない子どもと店長が映った写真。

 

「あの子どもを、だから、あの時のお前をほっとけなくてな。」


「店長のお陰で何とかやって来れてます。ありがとうございます。」


「なぁ優、実はさっきの話の子どもはもう亡くなったんだ。」


「え、そうなんですか?」


「ニュースで見たんだ。女の子を庇って事故にあったようだ。」


「・・・店長のような人に優しい子だったんですね。」


「そうだな」


  悲しそうな顔をしながら笑い声で語っている。

 「その後、その子の親友が来たんだ。ずっとこの店にもう一度来たがっていたようだ。」


そして、店長は俺の頭に手を置く。


「だからな、その時の子どもと同じ場所で泣いてるお前がほっとけなくてな。」


 知らなかった、店長はすごい俺に優しかったがそんな理由があったとは。


「店長、なんか運命みたいですね。」


「何が?」


「俺は大切なまなちゃんを無くして、店長は思い出の子どもを無くして、」


「・・・」


「きっとまなちゃんが、その子が俺たちを逢わせてくれたんですよ!」


「確かにそれは言えてるな!」

 普段は優しくいつも基本笑顔な店長が今日は笑って笑顔だった。

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

 

 次回は修学旅行冬華編!


 その亡くなった子どもは今転生ライフを送っています。

 決してゆうとは会うことはありません。転生者はちょー明るい人なので、ゆうとあってはいけません。色んな意味で

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「あの子どもを、だから、あの時のお前をほっとけなくてな。」 「だからな、その時の子どもと同じ場所で泣いてるお前がほっとけなくてな。」 ーーーーーーーーー 本文中に似たような台詞が繰り…
[良い点] あ、修学旅行いかないのか。「今の親は要らね。でも旅行の金は頂戴する。」と言うクズではなくてよかった。 [気になる点]  高校には『高卒』の為だけに進学している。仲間とか友達とかクラスメート…
[良い点] ぶっちされてて草、これ冬華が別の班に編入されるとしたら中々の地獄じゃなかろうか
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