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56話

 その日はやって来た。

焼きそば屋を貸し切りにして貰っている。

 

「雪!」


「、、、」


 雪の姉、雲野には事前にここの場所を伝えてある。そして、姉弟が静かに向かい合っている。


 「雪、今日は話す約束だ。約束通り。焼きそば奢るからさ。」


雪は2本指を出す。


「OK、おかわりも許そう」


「と言うことで姉、俺と何が話したいの?」

 

 おー気合い入ってた。

 

 「雪!!私に話をしてくれるなんて本当に久しぶりだね。」

  凄くデジャブを感じる。


 「そうだね。俺は話をしたくないけど。」


 雪も話し方が俺に似て来たかな?よく俺の辛かったことを情けないことに年下の雪にもう沢山してしまったからな。


 「雪、本当にごめんね。何度も何度も後悔した。」


 デジャブ。少し見てて恥ずかしくなって来た。この姉は、俺の姉に影響でもされているのか?なら間違いだぞ。


 「ずっと私が無視ばっかりしてたのに、今度は私がされるとこんなになるなんて。」


  本当だよ。どっか誰かもだけど。


「雪、もう許してとは言わないから。またたまに会話をさせて。」

 

 早、まぁだと思ったけど。


「私ほら雪みたいにハマる物とかなくてさ、雪が居なくなってから、そのドラマとかも見なくなって。家族の話があると辛くて見れないの。友達も雪のことを話をしたら離れちゃった。」


 雪と目があった。

 俺と同じ考えなら、

 「だからなに?」と思ったろう。


 「お願い、私寂しくて辛いの、だから、だから。」


 姉の目には涙が出ている。

 

 そして、今度は雪に笑顔を向ける。

 伝わったようだ。


 「姉、」


「雪、」


「俺は冤罪を掛けられた時に、毎日泣いたよ。だから姉が泣いたところで、うるさく、情で訴えられてもうざいだけだよ。」


 「雪、今までのこと私に言わなかったのに、」

あれ、俺のことを睨んで来るかと思ったけど、案外反省してるの?


「俺は成長した。先輩に影響されて、自分のしたいことも見つかった。」


「、ゆき」


「俺が好きなことを認めない姉にはもう話す気はない。俺には先輩が居るから大丈夫だ。高校は家から出る予定も考えてある。

だから前みたいに俺のことは無視してくれ。」


「ゆきもう、昔みたいに仲良く話さないの?」


 そして、雪は無視して、店の中に入っていた。


「あ、雪が、私の可愛かった弟が。」


よく言った雪にはご褒美にトッピング付け放題プラスデザートを付けるとして。


やっぱりダメだなこの姉は。話を聞いてなかったんだ、雪の優しさが詰まった言葉なのに。

【俺が好きなことを認めない姉】


「、、、ゆ、、、ゆき」


 家出は決定してるし、俺と同じ高校は全力で辞めろと言ってあるので高校も違うが。


 俺なら許さなかったし、俺の姉は許す気はない。

 やっぱり優しいな俺の可愛い後輩は、


ーーーーーー


「ゆう、、、」


「、、、?」

 


「冬華と姉のことで話をしたんだ。」


「どうでもいいんだけど。」


「私は、冬華のお陰で自分の間違いに気付けたよ。だからゆうと、雪が持ってたストラップへの気持ちが少しだけも、理解出来た。」

肝心な言葉は理解できなかった。


「いや、出来るわけない。愛情を一切雪に出せなかったアンタに」


「ごめんそうだったね。」

 素直に認めた??


「じゃあ、俺、焼きそば作るから。」


「冬華は妹さんのこと以来、どんどん病んでる。」

 

まぁ、冬華だしな、妹はあれだし。


 「修学旅行、きをつけてね。」


「何を?」


「アンタ、休んだから知らないだろうけど、高山の事件と、妹のことがあっから、特例でアンタと冬華の二人班よ。」


 「はぁ?」


「あと、アンタが私のことを好きになって結婚すれば、雪は私と関わらざるをえないから、隙あればガンガン狙うからね。覚悟しといて。」


 雪の優しさの意味がねぇし、色んな意味で俺の鳥肌が止まらなくなった。


 それから時間は経ち、修学旅行へ

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 寮暮らしな俺は嫌われている。

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― 新着の感想 ―
[一言] 結婚すれば弟といっしょにいれるとか超キモいが、ここまで約50話、何の反省もなく(今してるのは反省している自分という自己満足)自分の失態にも全く気づかず、徹頭徹尾自分自身の満足だけ、手に入れた…
[一言] 修学旅行に行かなければよいだけ
[良い点] 冬華を病んでる言う雪くんの姉も病んでるわー。
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