54話
優視点
もう、秋だ。
今日はまなちゃんが亡くなった日。当時の俺はまだ知らなかった。
そして、今日はまなちゃんの所に来ている。学校をサボりここに来ている。横には同じくサボった雪がいる。
【俺も会ってみたいです!同じく先輩を尊敬し、同じ物を好きになった仲間ですから】
と笑顔で答え、一緒に来てくれた。まなちゃんも話す人が増えて嬉しいだろう。
「あ、ゆうくん!!」
「まなちゃんのお姉さん」
「学校どうしたの?サボり?」
「まなちゃんの方が大切ですからね。」
比べられない程に、
「おー、愛されてるねー」
まなちゃんのお姉さんはニヤニヤしてる。
「え、、、と、、君は?」
「雲野 雪です。先輩に桜町さんのことはよく聞いてます!」
「ありがとうね。ゆうくんの後輩か、、、それは妹も喜びそうだ。」
お姉さんはまなちゃんの墓を見て微笑んでいる。
「ありがとうございます。」
「あっ、後輩くん、それは!!」
そしてお姉さんはストラップを指す。
「これ、妹がすごい大切にしてたやつだ!へー後輩くんも持ってたんだ。」
、、、まなちゃんごめんね。
「はい!先輩に憧れて買いました!!」
「そうなんだ、へーじゃあー優くんも持ってるんだ。」
「、、、」
「、、、あ、、、そうなのね。とりあえず良いねそのキャラ、妹も私も大好きだっんだ。」
このストラップのキャラはかなり昔に終わったアニメのキャラで、優しく勇敢なこのキャラは、俺とまなちゃんの憧れだった。
「ねぇ、実はあれからアイドルをしながら、声優もやっているんだ。」
「声優なんて凄いですね。」
まなちゃんの憧れだったな声優も
「それで実はとっても凄いキャラの声優になったんだ。」
「どんなキャラですか?」
雪が喰らいつくように聞く。
「秘密!でも絶対驚くよ!間違いなし!」
「えーめっちゃ気になります。」
雪は声優も好きだって言ってたしな。
「ちなみに放送だいぶ後ね、おそらく4年後くらい。」
「そんな後なんですか?だいぶ長い秘密ですね。」
俺も凄い気になる。
「楽しみにしててね。」
俺とまなちゃんが大好きだった雪のストラップを見て、最後にそのキャラが力尽きてしまう悲しさを思い出していた。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
正直まだ進んでないです。雪とお姉ちゃんの同時活躍、3大計画