表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/85

44話

 会話は結局続かず、義妹は部屋自分の部屋に行った。


 俺も久しぶりに自分の部屋でゆっくりすることにした。


 「義母さん、俺昼買ってあるから、作らなくて大丈夫だよ。」


「、、、うん。」


冬華は、義母に手を置く。


 久しぶりだ、昼にこの部屋にいるのは。ベットで横になり、絶妙に眩しく入る光。懐かしさと辛さを感じて複雑に感じる。


 ノックの音が聞こえる。

 

 「誰?」

春香の場合は、嫌でも会話しないといけない。


 「お姉ちゃんだよ。」

じゃあ、話さなくていい。じゃあ無視でいい。

「、、、返事なしか、ねぇ扉開けなくていいから、聞いてくれる?」


嫌だ、と言いたい。


「久しぶりに、ゆうが戻って来てくれて嬉しかった。」

 あー、始まってしまった。本読みたいのに


「ゆうはまだ許してないよね」

まだ、、、ね


「きっと何か理由があって家に来たんだと思う。もしかしたら私達のことで何か理由があるのかもとも思っての。」

うるさいな。


「それでも、私は嬉しかった。、、、ごめんね、本当に私が悪いことにしたのに勝手に思って。」

 冬華の泣き声混じりの声が聞こえる。

 


「本当に、本当に今までごめんね、帰ってきてくれありがとう。」

 うるさいな、まじで耳障りだわ。


「もっとしっかり、お姉ちゃんやっていれば」

はぁ、、、だる。

 そもそも、お姉ちゃんと言っても同い年だし、その上から目線の考えがすでにアウト。


「私、これからはゆうの為だったら何でもするから。もう、これ以上ゆうを傷付けないようにするから。」

なら、妹をどうにかして、、、


「お願い、ゆう、返事を返事して欲しい。もう一度お姉ちゃんと話をして欲しい。」

うるさいな、、、はぁ


 扉を開ける。

 ひどい顔してるな、土下座の時より酷いぞ。

 「あっ、ゆう」


 「俺のために静かして」

  そして、扉を閉めた。


 俺はもう、家族と仲良くする気はない。むしろ、憎しみしかない。


 

 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

 

 https://ncode.syosetu.com/n9117ia/

 また、新しい小説書きました宜しければご覧下さい。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 割った花瓶をいつまでもカチャカチャさせて五月蝿いよね。 [気になる点] お姉ちゃん、自傷行為したらゆうがアウトに成りそう。メンヘラは本当に質が悪い。 [一言] ゆうはキレイに終わらせる為に…
[良い点] 女の涙にも動じない主人公強い。 まあ、数年間家族ぐるみで虐待してきたわけだししょうがないね。
[一言] じゃぁ妹をそちらの家族でどうにかしろと言えばいいんだけど、そうすると話が盛り上がらないんだよなぁ。 心情的にお願いしたくないってのもあるし、何よりそれすると会話増えるしね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ