表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/85

36話

 小6だったが、泣き虫な俺は公園で泣いていた。


 「きみ、大丈夫?」


「、、、大丈夫です。怪我とかじゃないので、」


「そうなんだ、、、良かった、、、隣座っていい?」

 誰だろう?見たところ中学生くらいだが、


 「、、、良いです。」

 断らないし、、、


「ありがとうね、、、君に何があったか、聞いていい?」


 「えっと、、、」


「言いたくないなら、全然大丈夫だよ。」


「実は、お姉ちゃんと、、、」

 俺は泣いてしまった理由を話した。

そして、中学生の人は俺の話を真剣に聞いてくれて、気付いたら今までのことも言っていた。


 「分かるよ!俺も家族と学校の人とも、上手くいってないから。」


「そうなんですか。」


「うん、女の子って難しいな。」


「はい、怖いです」

 

 それからも俺の話を聞いてくれた。中学生の人と話すうちに、気が楽になってることを感じた。そして、話は変わり俺自身のことになった。


 「俺って趣味とかないんですよ。」


 「なら、アニメとかどう?面白いよ。」


「アニメですか、」

 そういえば、うちはアニメとか嫌いだから見てなかった。


それから、先輩はアニメのことを語った。

俺は深夜にアニメの放送をしてることを知らなかった。中学生の話を聞いて、自分の知らない世界を感じた。


「先輩の一番好きなアニメはなんですか?」


 「これの出る、アニメかな。」

彼はストラップを出す。


ーーーーーー


 たった1日の数時間の出来事だけど、俺にとって、人生を照らしくれるような出来事だった。


 

 それから俺は沢山アニメを見てどハマりした。



 そして、ストラップの再販が告知があった。これはあの先輩が持ってたやつと同じ。


 初めて開店前に並び、ストラップを購入した。ずっとそのストラップを大切に持っていた。盗まれるまでは。


 

 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ……真ヒロイン登場か? 俺っ娘ですか!? とwktkしたら、前話で弟って書いてあった、無念。
[良い点] 雪くんのも捨てられちゃったかー どうぶっ壊れて立ち直っていくか楽しみ。
[一言] 盗品?中古ショップとかじゃないのかよ もしもーし、おまわりさ~ん これって冬華をさらに追い込む為のイベントだと思うけど必要か?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ