表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/85

30話

  俺はストラップを捨てられた悲しさを忘れない。

 大切な物に思い出に踏み込み貶した怒りを忘れない。


 

 クラスメイトを再び無視出来るようになった。

 自由に生きるって楽しい。そう思っていた。


 だが、クラスメイトは暴走を始めている。

 冬華が機能しなくなったようだ。


 

 今度は、松本 椎名。


 松本さんは俺のことを陰でゴミと呼んでいる。松本さんが気付いていない所で話し声が聞こえた。あと、態度で分かる。



 どうやら、松本さんは道具を盗まれたようだ。

 正直、自業自得だとも思ったが、このクラスでうるさくないだけ全然ましな人だった。アイツのように暴力を振るったり、鼻(「華」のことを意図的にこの様に記しているのでしょうか?)さんのように土下座を強制せさたりはしない。


 物が無くなる悲しみは、俺がよく知っている。


 


 いつもうるさいが、今日はクラスの女子達が何か企んでいるようだ。キャツも、これもさんもだが、このクラスは放課後に行動をする。俺は松本さんが居ない時に、クラスを見張っていた。


 予想通りだった。


 あれは、やり過ぎだ。


 あまりに躊躇なくやるせいで止めることが間に合わなかった。

 代わりに撮影は出来た。奴らも、大学か就職、決まり次第丁度いいタイミングで送りつけよう。俺は松本さんから、証拠品を回収し、代わりに俺の使っている物を渡した。


 今日は事前にバイトを休むことを連絡してあるので、バックを真っ先に洗濯し、使えなくなった教科書を買いに行った。次の日の朝、今日は教室で待機している。クラスメイトの首謀者達が笑っている。おそらく松本さんが来る頃なんだろう。予想通り、松本さんは登校した。

 首謀者達は、「洗濯お疲れ様です。」と煽っている。

 

 更なる証拠ゲット。


 そして、松本さんは気にせずそのまま、こっちに来た。

 

 「あの、ゆうくん」


「なに?」


「ありがとう、このバックそのまま使ってもいいかな?」


「いいよ、あげるって言ったし。」


「教科書ないよね、これら」


「あー、大丈夫。ほら」


「えっ、どうやって?」


「俺、予備、買ってあったから。」


「そうなんだ。お金払うよ。」


「いいよ、予備が無駄にならなくて済んだし。」

 証拠が集まったしな。


 あと、大丈夫そうだし、

 「それより、本を読みたいから静かにお願い。」


「ねぇ、今度オススメな本を教えてもらっていい?」


うーん。


 「これかな、」

 本を検索する。


「なにこれ?」


「君へのおすすめ」


【人を見下さないようになると変わったこと】


 「、読んでみるね。」

松本さんは、電子書籍で本を購入したことを見せてきた。


 


「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 敵の敵は味方なのか 今後クラス全体を貶めるためにイジメに加担してないアピールなのか それかイジメ自体を容認できないから助けるスタンスなのかな?
[気になる点] 鼻さんwww [一言] 椎名さんを真ヒロインにするのかな? 24話の主人公の行動というかメモ書き >読書の好きな人リスト >クラスメイトの名前が書いてある。 >そして、本を普段どれく…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ