26話
最近はとても、充実している。
学校はいつもうるさいが、すぐに図書館に移動して、本を読む
のんびりした毎日を送れている。
だが、たまに日常を邪魔をする者が現れる。
「ゆうくん」
俺はご飯を調達している。店長からキッチンを借りている。
昔、店長が俺の作った食べ物をこっそり食べたみたいで、こんな感想を貰った。
【ゆう、お前、この店引き継がない?】
と言って貰った。
「待って!ゆうくん」
お義母さんと会うのも一ヶ月振りだ。
今は特に必要な資料もない。
「お願い、ゆうくん」
気が変わって、捜索願い出されても面倒だ。
「どうしたの?お義母さん」
「その、たまには家に帰ってきて欲しいな。」
「なんで?」
「春香と、冬華が悲しむから」
「なら、帰らなくてもいい。」
どうせ、また帰ったら追い出される。いや、今はしないか。
「私が、会えなくて寂しいの」
「今あってるじゃん」
「家の中で、」
「別に家でも、外でもそんなに変わらないよ」
「変わるよ、家族なんだから」
「家族か、、、」
冬華は虐めっ子、春香は泥棒、
あと、 裏切り者の顔を思い出すな。
いや、初めから協力もしてないか。
ただ俺に良い顔してただけ、肝心の時はいつも敵だったな。
そして、お義母さん。
その全てに協力し、俺を陥れた。
つか、そうだよな。俺も家族だったんだ。
家族から、学んだこと、経験がある。
それは、
「お義母さん、しっかり睡眠取れてるし、食事もしっかり栄養考えて食べてる。あと金も春香に盗まれないから大丈夫。見ての通り、服も清潔感保っているし、体も洗っているよ。」
「ゆうくん、まるで私が要らないみたい」
ほぼ正解出してるじゃん。
「だから、俺のことは気にしないで、書類とか必要な時行くから」
このお義母さんは相手にしないこと、俺が相手にしないこと。
どうしても、義理とは言え、お母さんには甘えたくなってしまうものだ。
まぁ、俺が暗示のように思っていた所あるけど、
だから、俺が強い意志を持つ必要がある。
「待って、ゆうくん」
俺はさっさと、物を置いて、その場から退散した。
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