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でぃあ魔法少女【完結】  作者: 煮木 倫太郎
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番外編 通例のあけおめコール


 お正月に毎年電話かけてくるのは、なに?

 死んだおばあちゃんの遺言なの?

「いやいや、おばあちゃんはまだ健在っすよ、明日お年玉貰いに行くっす。」

 ふーん。

「わたしはつぐみん教の信者っすから、新年にご神託を授かるのは、夜中に小腹がすくくらいの、当たり前の行事っす。」

 なにその例え、相変わらず例え話下手子(へたこ)か。

 というかご神託って、いろいろ貰う気満々じゃないの、せめて挨拶をしなさいよ、新年のご挨拶をっ!

「あけおめっす。」

 うん、あけおめ。

「――で、つぐみん先輩、今何してたっすか?今年もみかんっすか?」

 今年もみかん、――って何っ!?

「え?毎年みかん食べてるじゃないっすか。」

 そりゃ、みかんくらい毎年食べるわよ!

「そうっすけど、そうじゃなくってっすね、お正月に電話かけたら毎年みかん食ってるって言ってるっすから。」

 そうだっけ?

「そうっす。今年で四回目っす。」

 待って待って。

 仮に去年までの三回がそうだったのだとしても、今年もそうだとは限らないじゃない!

「実際に起きた事実っすから、仮って事な無いんすけど…。え、じゃあ、今年は違うんすか?幼気(いたいけ)なみかんちゃんをひん()いてないんすか?」

 言い方っ!

 そんな例え方したの、全世界でナユくらいでしょ!

「えーー…、まあいいっす。で、実際どうなんすか?」

 …。

 ……ひん剥いてるけども。

「変態っすかっ!!!」

 ナユが先に言ったんでしょ!!

 ってか、皆最近私の事、変態変態って言いすぎじゃない!?

 もうこれいじめよ!

「えー…でもっすよ、のんパイセンも、よくつぐみん先輩にひん剥かれるって言ってるっすよ?」

 事実無根!

 そんなことないから、ノノのいう事鵜吞みにしないで!

「去年の秋くらいに、腋の下だけガバっと開いた長袖のニット来てたって、マキ様が言ってたっすよ?」

 ファッション、ファッションだから!

 というか、そのマキ様がくれた服だし、そもそもマキ様もよく胸元見せつけてるじゃないの!

 ――ってか、誰!?マキ様って誰!?

 マキちゃん貴族にでも嫁いだの?いつの間によ!

「…正月早々騒いでたら、忙しい一年になっちゃうっすよ、つぐみん先輩。」

 誰のせいよ!

「でもあれっす、腋の下開いた服って、胸元開いた服よりエロいっすよ?」

 そんなのにエロチシズムを感じる方が変態なのよ!

 『脇』を、わざわざ『腋』って書きなおすような変態さんが、そう思うのよ。

「ん-でも、大学の男友達はそう話してたっす。パパも呟いてたっすね。」

 えー…。

 どうしよう、すごく着にくくなったじゃない、あの服。

 結構お気に入りなのに。

 ゆったりしてて、胸ないのもごまかせる…気がするし。

「ま、まあ、ほら。似合ってたら何でもいいんすよ、わたしだって、背が高くて困ることあるっすから、お互い様っす。」

 背が高くても、胸はあるじゃないの。

 全然お互い様じゃない。

 そもそもナユ最近、マキちゃんに影響されてかしらないけど、胸を強調するような服着てない?

 そんな服着ていいのマキちゃんだけよ?

 マキちゃん以外は認めないわよ?

「…う、しまったっす。つぐみん先輩に胸の話はご法度ってのんパイセンに言われてたのに…、なんでこんな流れに…。」 

 なんか言った?ナユ。

「な、なんも言ってないっす。あー!あー、そうっす、つぐみん先輩、また今年も初詣いきましょっす!」

 あー…、明日でいい?

「あれ?今日は予定あるんすか?毎年のように、こたつでみかんじゃないんすか?」

 …毎年のように、こたつでみかんしてるけど、実家じゃないのよ。

 明日帰る予定。

「へ?もう3日っすよ?」

 ――ね。

「ねって。」

 おせち作ったって、言ったっけ?

「あー、聞いたっすね。」

 そ、ノノがいきなり挑戦したいって言うから、ほんとはやりたく無かったけど、しかたなく作ったのよ。

 『大和撫子たるもの、おせちくらい作ったことないと、はずかしいの!』だってさ。

「のんパイセン、いきなりどうしたんすか。」

 ん-、最近読んだラノベかな。

 私も読まされたけど、面白かったもの、だからしかたなく。

「はぁ…、まあ、お二方らしいっちゃ、らしいっすね。」

 で、そのおせちを放置したまま帰省するわけにいかないでしょ?

 だから最初から帰る日をずらしてたってわけ。

「なるほどっす。じゃあ、明日で問題ないっす。あ、空太くん連れてきても大丈夫っすよ!」

 いや、連れてかないわよ…。

「えー!なんでっすか。」

 まだ5歳よ?

 こんな寒い中連れてかないわよ。

 というか、まだ空太を乗せて運転するわけにはいかないわ。

「先月とったんすもんね、しかたないっすね。…ん?わたしはいいんすか?」

 え?

「え?って…。」

 ナユの分際で、私の空太と同格のつもりなの?

 分をわきまえなさい。

「…空太くんの話もNGリストに加えとかないといけないっすね。」

 ――で?どうする?

 ナユん()まで迎えに行けばいい?

「あ、お願いするっす。時間は任せるっす。」

 分かったわ。

 じゃあ、家出るときに連絡するわね。

 たぶん午後になると思うわ。

「りょーかいっす。ことしもよろしくっす、つぐみん先輩!」

 はいはい、今年もよろしくね、ナユ後輩。


                                ―本編ではないです、悪しからず―

お疲れ様でした。

去年に引き続き、お正月休み貰うために、わざわざ正月にせこせこ書き上げた番外編です。

なので、次回は1~2週間後の土曜に更新します。

あ、番外編なので本編とは別でお考え下さい。

実際にあったけど、本編では語られない部分。

そう、ファンディスクみたいなものです。つまりは、「例外」です。

ん?何言ってるか分からない?

そうですね、分かる人はいないと思って書いてます。だから、スルーしても大丈夫です。

つまりは私はこの作品を、ルールに則って文章化してるけど、今回はそれに当てはまらないって事です。

はい。

また、今年中には完結させたいので、倫太郎先生頑張れと応援していただけるとうれしいです。

では最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。

次回もお待ちしています。

…ってか、あれ?

書いてたら、正月もう終わるぞ?

俺の正月休みどこ行った?


是非とも評価、いいね、コメントをお寄せください。ブックマークもお願いします。

このページを下にスクロールして頂くと出来ると思います。

めんどくさいかもしれませんが、助けると思って、ひとつお願いします

すると次回は少し早く上がるかもしれません。

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