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でぃあ魔法少女【完結】  作者: 煮木 倫太郎
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第三十五話(後編) 魔法少女、三度出会います


「――あ、待ってたわ。ほら、そこに座って。いま、お茶出したげる。」

 うん、ありがとう――あら。

 あれから1時間ほどしか経ってないのに、生徒会室、結構きれいになってるわ。

 まだ、片づけ途中感は抜けきらないけど、さっきの床に散乱してた()()()()()()は無くなってるし。

 それに――棚、動かせたのね、よかった。

「うん、おかげさまで、帰宅直前の副会長捕まえてね。遅刻するってボヤきながらも手伝ってくれたわ。最近、塾に通い始めたらしくてね。まあ、私たちも3年だし、受験は必ずやってくるし――はい、どうぞ。」

 ありがと。

 なるほど、副会長が動かしてくれたのか。

 もちろん名前なんて――、ましてや顔すらわからないけど。

 選挙の時、七瀬さんと一緒に講堂の壇上に上がってたはず…なんだけどね。

 ノノちゃんと『背中なぞって文字あてゲーム』してた覚えしかないわ。

 『へ・ん・た・い』って書かれたのよ。

 酷いと思わない?

 全然心当たりないのにノノちゃんってば、『つぐみちゃんには変態さんになる素質が垣間見えるの』とかなんとか言って…。

 つまり、濡れ衣甚だしいってこと。

 そんなこと言ったら、人間全員殺人犯よ!

 誰だって、人を殺しちゃう可能性があるんだから!

「で、結局――って、星河さん聞いてる?」

 ――へ?

 あ、ゴメン、聞いてなかった。

「はあ…まあいいわ。――で結局、棚の中の書類や本を全部じゃなくて、半分くらい抜けば?って副会長が言うから、その通りにして動かしたのよ。副会長と一緒に押してね。」

 なるほど、賢いわね副会長。 

 …名前も顔もまったくもって思い出せないけど。

 ――まあとにかく、せっかく急須でお茶淹れてくれたし、早速いただきましょう。

 でも、さすが生徒会室ね、お茶淹れる設備があるなんて――あ。

 …おいしい。

 よく分からないけど、想像以上に美味しいこのお茶。

「ふふん、一袋2000円の高級玉露よ。ほら。」

 お高いお茶!?

 そう言われるとさらに美味しい…気がするわね。

 でも確かに、その緑色のパッケージには偉そうに金色で『高級玉露』って書いてあるわ。

 七瀬さんの見せ方のせいもあるのかもだけど、それがまるで黄門さまの紋所みたいに神々しく光ってるし。

 そんなの、美味しいに決まってるじゃない、ねぇ?

 玉露って何なのかは――もちろん分からないけど。

「でしょ?まあ、お茶の相場なんて私知らないけど、2000円って高い気がするわよね。あ、ちなみに中沢先生が持ってきてくれたやつよ。――さて、私も座って頂くわ。」

 中沢先生…。

 んーと、生物の先生だっけ?生徒会の先生なんだ。

「そ。星河さんって理系よね、なら、あまり接点ないか。無駄に熱い先生よ、無駄に。別に、悪い先生――ってわけではないんだけど。」

 ん?

 なんか含みがあるわね、苦手なのかな、その先生の事。

「まあ、いろいろとね。で、それより――よ。そのお茶を持ってきてくれた時なんだけど、その日、高級玉露だー!!って、生徒会のみんなが盛り上がっちゃってさ、急遽玉露試飲会が始まっちゃったのよね。」

 あはは。

 流石生徒会長、すごいコミュニケーション能力。

 同じ中学だったってだけの私と、よくこんなに話せるわね。

 話題出すの苦手な私には、すごくありがたいわ。

 私だったら、しばらく会ってない同級生なんて、たとえ友達だった子でも上手く会話なんて出来ない自信があるもの。

 ――ん?なに?

 そもそも私と仲良かった子なんて、一人しかいないだろって?

 うるさいわね、知ってるわよ、自分のことだもん。

「でね。みんな、『おいしい、おいしい。高級玉露はやっぱ違うね。』とか言いながら、テンション高めで飲んでたんだけど、副会長が一人、ボソッと言ったのよ。『…これ、化学調味料入ってますよね?』…って。」

 …。

 ……ん?…え?うそ!?

 化学調味料?このお茶に?

 確認っ!確認しないとっ!――って、あれ?お茶の袋は、どこ?

 さっきまで、横に置いてあったのにっ!

「ほら、見てみなさい?」

 いつの間に、手に持ってたの?

 まるで、こうなることを予見してたみたいじゃないっ!

 …というか、予見してたのか。

 ふふーん、って声が聞こえそうな笑みが溢れてるし。

 なんというか…、一部のマニアックな人に喜ばれそうな――つまり、世界中の皆に愛されるために生まれてきたようなコンパクトなバディの子の、両の口角だけをグイっと持ち上げた、そんな笑み。

 どお?2000円で売れそうじゃない?

 ――って、そんなこと考えてる場合じゃなかった。

 成分、成分表示をっ、確認しないと!

 …えーっと。

 茶、かっこ、静岡県産、調味料、かっこ、アミノ酸…。

 …。

 …ほんとだわ。

「ふふふ。で、そんなことがあって以来、来る人来る人に、このイタズラしかけてんのよ。みんな楽しい反応見せてくれてね。つぐみちゃんも面白かったけど、ミナエほどじゃないわね。残念。」

 一体どんな反応したのよ、ミナエちゃん…。

 あー…でも、なるほど、どおりで七瀬さんになんだか手馴れてる感があったのね。

 展開が滞りないというか、なんというか…。

「それは――、あーうん、本人に聞いてみたら?あの子なら、教えてくれるでしょ。」

 あはは、そうね。

 私もヤラレタって、被害者の会を発足して話し合うことにするわ。

 …っていうか、これ、気づく人いるの?

「…いたのよ。副会長が一口で気づいたから、このイタズラが成立してるの。ま、イタズラに引っかからなかった人は今の所いないけど。『これ、化学調味料入ってますよね?』って副会長が言い放った時の生徒会室、想像できる?パッケージを確認した途端、空気が凍ったわよ。…まあ、一番凍ってたのは、中沢先生だったけど。まさか生徒会担当の教師の口から『マジ卍』って言葉が漏れるなんて、思ってもなかったわ。」

 あはははは、確かに。

 モル先生は結構よく使ってるけど、中沢先生はあまりそういうこと言いそうにないわね。

 年齢も50くらい?だしね。

 30くらいの若い先生なら、まだしもね、モル先生みたいに。

「私なんか、言われても分からないわよ。美味しいんなら、それでよくない?」

 うん、いいと思う、私も分からないし、これ十分美味しいし――あ。

 そうだ、今度ノノちゃんとナユに試してみよう、そうしよう。

 いいこと思いついちゃたわ。

「なんか悪い顔してるわよ?」

 え!?うそっ!?

「ふふ、まあいいけど。とにかく、そのお高いお茶は、実は、お茶の世界ではお安いお茶だったってわけね。――で、そういえば、話変わるけど、モル先生の用事はもう終わったの?」

 あーうん、大丈夫。

 大丈夫――だけど、悪い顔を戻すまでちょっと待ってほしい…よし。

「何だったのか、聞いていい?」

 うん?

 別にいいけど、ただの進路指導だったわよ?

 ()()()、だけど。

 でも、そうならそうと、最初からそう言って呼びだしてくれればよかったのに――、『公務じゃなくて、個人的な話で呼びだしたからな』とかなんとか、訳の分からない理由ではぐらかされたわ。

 まったくもう、よ、まったくもう。

「ふーん、やっぱりもうそんな時期か。やだなー、何も考えたくない。そういえば、モル先生3年8組の担任だっけ。ああ、もしかして――。」

 ええ、ご想像のとおりよ。

 ご想像通り、3年8組に在籍してるのよ私、…今回の呼び出しにそれは関係ないらしいけど。

 えーとつまり、モル先生は担任なのよ…というか、去年の担任もモル先生なのよ、絶対なにか仕組まれてるわ。

 学年末に、職員室でドラフトしてるのよ、きっと。

 一位指名、星河つぐみよ、まったく。

「あ、実際、ドラフト会議してるらしいわよ、クラス分け。こいつ引き取るから、そのかわりこいつ寄こせ、みたいな?実際はもっと生々しい感じらしいけど。」

 え?うそ?先生に聞いたの?

「いや、ネットの知識。さすがに、生徒にそんなこと教えてくれないでしょ。いくらネットで晒された情報が本当でも、絶対首は縦に振らないでしょ、生徒だけには。」

 まあ、そうか、そうね。

「というか『今日は』って。もしかして、よく呼び出されてるの?モル先生に。」

 呼び出し…というか、使い走りみたいなもんね。

 いいようにこき使われてるわ。

 1週間に1回――は言い過ぎだけど、2週間に1回は間違いなく。

 なんで私だけ?って始めは思ってたけど…、実は男女構わず数人で回されてるっぽいわ。

 うまいことやってるわよ、文句出ないように。

 ん?なんで出ないかって?それでも文句出るだろうって?

 ん-…それは――。

「断らないの?」

 忙しい時はね、でも、空いてるときは行くわ。

 他の子もそうしてるんじゃない?きっと。

 とにかく、人使うの上手いのよ、あの先生。

 ご褒美なのか、お礼なのか分からないけど、ときどきおいしいお菓子用意してあるし――あとは、まあ。

 ――個人的な恩ね。

 あんな先生だけど、会えてよかったって思ってるのよ、内緒だけど。

「ふーん。呼び出されて、何頼まれるの?」

 だいたいは雑用ね。

 書類運ばされたり、買い出しに行かされたり、まあいろいろ?

「へー。そういう雑用を、魔法で解決してるんだ。」

 いや、私の魔法はそんな便利なもんじゃ――。


 …。

 

 ……。


 ………。


 ――え?


「ふふ。というわけで、本題ね。」

 …そういえばそうだった、何か話があるって、そう呼び出されたんだった。

 その話って、もしかして魔法(これ)のこと?

 あまりに普通にお茶を出されて、あまりに普通にドッキリしかけられたってのもあって、完全に忘れてたわ。

 一時間前は、七瀬さん、あんなに神妙な顔つきだったのに。

 あー、そもそもよ、そもそも!

 七瀬さん、誘導がうますぎない?

 万物に愛されるべくして生まれたそのタイニーバディの、どこにそんな誘導テク隠してたのよ!

「ごめん、ごめん。普通に聞いてもはぐらかされそうな内容だったから、ちょっとカマかけてみた。」

 …。

 えーと、ごめん、ちょっと整理させて。

「どうぞどうぞ。」

 そんな余裕そうに、右手の掌を上に向けちゃってもう、こっちはいっぱいいっぱいだってのに。

 それに、ちょっとかけたくらいの()()じゃなかったわよ。

 『魔法使えますか?』をどんな言い方、探り方したって普通は不自然になるわよ?ねぇ?

 それをこうも簡単に…あー、とにかく!

 えーと、つまりはきっと、()()()()()よね――つまり。

 七瀬さんも――魔法使えるって、こと?

「魔法…、魔法ね。うん、まあそうよ。私的には、魔法って感覚ではなかったけど。」

 うん?

「魔法だって思ってなかった、ってこと。この不思議な力のこと。」

 う…ん、えーっと。

 ――不思議な力と思ってはいたけど魔法とは思えなかった、ってことよね?

 うーん…。

 ごめんなさい、言ってることは理解できるけど、なんかよくわからないわ。

 不思議な力が使えたなら、大概は魔法って思うんじゃない?

「あーなるほど、そうよね。じゃあ、私の力教えちゃった方が早いか。私の力――星河さんが魔法と呼んでる力の内容は、『人の心が読める』よ。」

 ――え、すごい。

 やっぱり、魔法じゃない!

「うーん…それは星河さんが魔法っぽい力を使えるからそう思えるのよ。実際、普通に生活してた人がいきなりこの『人の心が読める』力を使えるようになったら、どう思うと思う?『魔法が使えた!』ってなる?…おそらく、だいたいの人は『テレパシー能力が使えた!』って、そうなるんじゃない?というか、少なくとも私はそうだったわ。」

 あ、確かに。

 かなりの盲点。

 私も、ニカも、そしてナユも、みんな普通に『魔法』って呼んでたから、これが普通だと思ってたわ。

 でも、能力によってはそうとも限らないのか、まあ、限定的すぎる気もするけど。

 ――というかそもそも、ニカもナユも、そして私も、この力が魔法かどうかなんて分かってないんだけどね。

 便宜上、そう呼んでるってだけで。

 …。

 …ごめん、嘘。

 喜んで『魔法』って呼んでます、はい。

 ――おほん、まあとにかく。

 うん、理解したわ、なるほど、それだと確かにそうなるね。

「そう、ならよかった。説明した甲斐があったわ。」

 じゃあ、私が目の前で魔法使ったから、私が魔法使えるって、そう思ったってこと?

「それもそうだけど、なんか表現しがたい変な感覚あったし。」

 ああ、あの、物理法則が捻じ曲げられるような、あの感覚?

 ぐにょーんっていう、自分以外が魔法を使うと感じるあの感覚ね。

 でも、未来を読んだり、気持ちの問題だったりの、物理に関係ない時は感じ取れない、()()

 ついでに言うとだけど、魔法がこういう性質だから、ナユがいつ魔法使ってるのかは、全く分からないのよ。

 じゃあ、閑話休題ね、七瀬さんとの会話の続きよ。

「ん?うん、まあそんな感じ?後はあの後、星河さんの心を読んだからね、『この魔法、物理的な力を加えて物を動かしてるわけじゃないってわけね。』とか、そんなこと思ってたわ。だから、確信したのよ。」

 へぇ…心が読めるならでは、ね。

 実際、そんなこと思ってたかどうかなんて、全く覚えてないけど。

 顔面を棚に打ったことは覚えてるし、その痛みも覚えてるんだけどね。

 ――あ、でも。

「ん?」

 あの時、ミナエちゃんもいたじゃない?

 どうして私って?

「ああ。それは、今までミナエと居る時にあんな感覚感じたことがなかった、ってのと、あと…。」

 あと?

 ん?七瀬さん、なんか言い淀んでるわね。

 今まであれだけすらすらと喋ってくれてたのに。

 右手で軽く口元抑えるほど、言いにくいことがあるの?

「――実は、中3の6月の終わりごろに、星河さんと…その、紺野さんが一緒にいる時に、私たまたまその近くを通ったんだけど…。そのとき、今と似たような感覚を一度、経験してるのよ。」

 …。

 …あー、なるほど、それで言い淀んだのか。

 今だって、私の様子ちらちら見てるもんね、…心配かけてごめん。

 もう大丈夫だから、気を遣ってくれて、ありがと、七瀬さん。

「そお?それなら…いいんだけど。とにかく、その中3の時はこの力、使えるようになったばっかりでまだ混乱してたってのもあるし、星河さんに確認しようか悩んでたら、紺野さんが――まあ、そんなだったから、今まで棚上げしてたのよ。あれ以来、今の変な感覚に襲われることもなかったし、気のせいだったのかもとも、思ってたし。それに、その後一度だけ星河さんの心読んだら…その、真っ黒で――ごめんね。」

 いいのよ、ほんとのことだし。

 もちろん、当時のことを割り切れてるわけじゃ全然ないけど――むしろ、あの頃のいやな感情が、湧き上がってくるくらいだけど。

 ――でも、ほんとのことだから仕方ない。

 私だって、あんな真っ黒の私になんて、近寄りたくないって思うし。

 ()()のかどうかは、自分でもよく分からないけど、()()って――そう言うしかないのよ。

「まあ、そんな経緯(いきさつ)で、今に至るってわけ。長年の謎が、ようやくさっき解けたの。――で、どう?やっぱり人の心が読めるって、気持ち悪い?」

 そう聞かれると、困るわね。

 …気持ち悪くないと言ったら、嘘になるけど――でも、私も魔法で人の心を少しだけ動かせるし…。

 それにおそらくだけど、一日一回、それも少しだけなんでしょ?

「そうよ。よく分かったわね、びっくり。」

 ――て言うわりには、あんまり驚いたように見えないけど、まあいいか。

 私もそうだし、他にも前例があるから。

「ん?なに?じゃあ、星河さんの他にも、魔法使える子いるの!?」

 ニカは使えたわよ、あと他にもいるわ――あ、じゃあ、こうしましょう。

 今週末、7月15日ね、みんなでニカに会いに行くから、一緒に来ない?

 もちろん、皆の了解得てだけど。

「7月15日。…あぁなるほど。じゃあ、ご一緒していい?」

 うん、了解。

 みんなに聞いておくわね。


 ――ふぅ、いいお湯。

 今日もいろいろあったわね。

 まさか、魔法少女仲間が一人増えるなんて。

 もう少女じゃないけど、たぶん。

 それはさておき、よ、しつこいもの。

 で。

 あの後、私の魔法について軽く説明したわ。

 私の魔法が『物の時間を1秒だけ止める魔法』って説明したら、またびっくりしてたわね。

 今度はしっかり驚いてたわ、ふふん。

 なにしろ七瀬さんの目の前で使った魔法は、別の魔法だったんだもの。

 だから、さもありなんってわけ。

 まあでも、私も今日びっくりさせられたし、おあいこってことで、ね?

 ――おほん、それはともかく、よ。

 他の細々(こまごま)とした説明は追々ってことにしておいたわ。

 時間も結構遅くなっちゃってたし。

 週末、ノノちゃんとかと一緒の時に話せたらいいかな。

 さて。

 じゃあ、お風呂あがったら、明日の準備して寝るとしましょう。

 今日は少々フライング気味だけど、先に締めの挨拶だけしておくわね。

 おやすみなさい。


                                       ―続―

お疲れ様でした。

この話を書いてから、おそらく半年以上経っての投稿です。

書いたはいいものの、後回し後回しになってしまいました。

先に、入れたい話がどんどん出てきたってのが理由ですかね。

おかげで、推敲に時間がかなり取られました。

投稿予定の時間まで後3時間ほど、ギリギリ間に合ってよかったです。

では最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。

次回もお待ちしていますが、少々お正月休みをいただくかもしれません。

私の元気次第ですが、ゆっくりお待ちください。


是非とも評価、いいね、コメントをお寄せください。ブックマークもお願いします。

このページを下にスクロールして頂くと出来ると思います。

めんどくさいかもしれませんが、助けると思って、ひとつお願いします

すると次回は少し早く上がるかもしれません。

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