常識を変えよう!地動説にジャンプ…信用創造
信用創造を理解するには常識を変えないといけません。
天動説から地動説へジャンプ!
あなたの常識…
×「銀行は預金を集めておカネを貸している」
×「銀行は金庫におカネがないと貸し出しできない」
×「銀行にとって預金は資産です…それを貸しています」
正しいのは…
○「銀行は預金がなくてもおカネを貸します」
○「銀行は金庫におカネがゼロでも信用創造しておカネを貸します」
○「銀行にとって預金は負債です」
信用創造は英語でMoney Creation…直訳すれば「おカネをつくる!」で文字通りです。
お札は日本銀行の負債の記録としてつくられ、預金というおカネは民間銀行の負債の記録としてつくらます。
たとえば、あなたがATMでおカネを預けても、銀行にとっては負債になります。
1万円札という日銀の借用証書をATMに預けると信用創造になり、銀行の負債に変わります。
これが、ほんとうのおカネのしくみになります。
ATMのところをもう少し説明します…
お札である日銀券は、日銀の負債を記録した借用証書です。
これを銀行に持ち込むことで、あらたな預金というおカネがつくられる…信用創造されることになります。
一方で、日銀券は銀行の資産になります。そこから、日銀にもどれば、債務の記録は解消して、ただの紙きれになるわけです。
日銀券は日銀の負債ですので、会計では、ぜったいにほかの部門の負債になることはありません…