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銀行は預金を貸さない…おカネをつくって貸すのが銀行の仕事…信用創造のしくみ
信用創造とは、銀行みずから預金というおカネをつくることです。
じつは、銀行はみんなから預金をあつめて貸していません。
ほんとうは、おカネをつくって貸しています。
だから、銀行は金庫におカネがなくても、口座におカネがなくても、おカネを貸すことができます。
たとえば、イチロー選手がみずほ銀行におカネを借りに行きます。
イチロー「10億円貸してください」
みずほ銀行「よろこんで!」
銀行員はイチローの口座に10億円のデータを入力します。
パソコンのキーボードでポチッとやるだけです…
その瞬間、この世に10億円というあらたなおカネがつくられます…
会計では下の通りです。
資産 負債
みずほ銀行 ─ 10億円
イチロー 10億円 ─
これが『信用創造』です。
お札が日銀の負債であるように、預金は銀行の負債となってつくられます。
このしくみは国会でも議論され、日銀総裁が『信用創造』を認めています。
むしろ、金融実務者にとっては当たり前の事です。