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銀行預金というおカネも信用貨幣
銀行預金も『信用貨幣論』であることを説明します。
まず、おカネといわれるものは、お札のほかに、銀行預金もおカネになります。
<おカネの種類>
・お札
・銀行預金
では、銀行預金は会計でどうなっているでしょうか?
たとえば、あなたがみずほ銀行に100万円の預金があずけていたとしましょう。
資産 負債
銀行 ─ 100万円
あなた 100万円 ─
あなたが預けている預金は、銀行にとっては負債となります。
日銀でもお札は「銀行券」として負債で計上されています。
銀行でも「預金」は負債で計上されています。
ここでも、おカネが負債として記録され、つくられていることがわかりますよね。
さて、この『信用貨幣論』をベースにして、
『信用創造』といって銀行預金がつくられるしくみがあります。
じつは銀行にとっての負債である預金というおカネも、銀行みずからつくっています。
銀行が債務者となって銀行預金というおカネをつくる…これを『信用創造』といいます。