s00 始まりは爆発だ!
どーも、ユウマです。
実はまだ学生なので、テスト期間など勉強で忙しくなると、不定期更新になってしまいますが、できるだけ、『異世界転生したはいいけど面倒事に巻き込まれる』と、交互に不定期ですが更新できたら、と考えています。よろしくお願い致します。
神暦672年。
ソニアと呼ばれる島国に突如として大穴が現れた。
突如現れた大穴を人々は地下ダンジョンと呼んだ。
その大穴からは大量の資源が発見された。
発見されたものの中には、地上では発見されていない資源も多く、人類の文明の進歩に大きな影響を及ぼした。
そしてその資源は採った傍から再生した。
事実上の無限資源であったが、ダンジョンには資源だけではなく、様々なモンスターが存在した。
それも資源同様、今まで地上に存在しなかったモンスター達だ。
奴らは、ダンジョン内でどこからともなく現れる。
そして人々を襲い、喰らう。
人々はより多く、そして新たな資源の回収を目的に、ダンジョンの攻略を進めた。
いつしかダンジョンの攻略を生業とする者たちを人々は、『冒険者』と呼び始めた。
そして290年の時が経った時、ついに冒険者達は100階層に、到達した。
そこに居たダンジョンの王と思われる魔物は、とてつもない力を持っていた。
だがダンジョンの発生により発展した人間たちの文明も、伊達ではなかった。
『火薬石』と『火炎石』と呼ばれるダンジョン産の石を大量に使い、ダンジョンの王をその階層諸共吹き飛ばした。
そして冒険者たちがダンジョンの王を倒した時、101階層へと続く階段が現れた。
ダンジョンにはまだまだ続きがあったのだ。
冒険者たちは、新たな資源やモンスター討伐時にドロップする素材を求めて、ダンジョンの更なる深みへ進んでいった。
一方、倒されたダンジョンの王はというと.......
........なんと地上に居た。
人間たちが自分の力に恐れ、逃げていったあと、いつものように、王座で寛いでいた王は突然起こった大爆発によって死んでしまった。
ダンジョンには、20階層ごとに階層主がいる。
だがあくまでもそれは、1ヶ月に1度リスポーンする、言わば『中ボス』。
本当のボスは100階層ごとにいるボス。
こいつらは、ダンジョンに10体いて、十王として存在していた。
こいつらは1度倒せば、リスポーンしない。
...........と思われていた。
だが本当はダンジョンから追放され、人間として地上に送られるのだ。
「マジで?」
こうして元十王の冒険者としての生活が始まったのだった。