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令嬢男子と乙女王子──幼馴染と転生したら性別が逆だった件──  作者: 恋蓮
第三部 【君と狂詩曲(ラプソディ)】
85/129

◆82.星よりも。

 

 回転寿司のシステムと味、そして互いに会話を堪能して店を出た二人は、腹ごなしに少し歩こうか、という莉仁の提案に従って特に目的もなくランドマーク内を探索中である。

 なお、食事代については「少しくらい格好つけさせて?」なんて気障ったらしく微笑んだ莉仁が全額を出していた。

 妃沙の感覚としては莉仁もまた年下の弟分であったので少し気が引けたのだが、今回の食事は莉仁のお世話もしてやったしな、と考え直す事にしたようである。


 水族館を満喫しすぎた為に遅くなってしまった昼食ということもあり、時刻はもうすっかり昼下がり、もうすぐ三時のおやつという時間帯。

 休日という事もあり、周囲にはキャッキャと楽しそうに歩く学生と思しき女性グループや、両親が子どもの両手を優しく握り、幸せそうな微笑みを浮かべている家族連れ、

 そして好きな人と一緒にいてテンションが上がってしまっているのか何やらせわしない動きをする少女とそんな彼女を呆れたような、それでいて慈愛の籠もった瞳で見つめる初々しいカップルなど、様々な関係性のグループがそれぞれ自分達の世界を造りながら世界に融合している様子を、妃沙はなんだか温かい気持ちで見つめていた。


「なぁ、妃沙、俺達って周囲から見たらどんな関係に見えると思う?」

「誘拐犯といたいけな被害者じゃねーか?」


 え、マジ、ヤバいなそれはと目を見開いてあらあらまぁまぁと口元を片手で押さえる莉仁の表情に、思わず妃沙も笑ってしまう。

 最初こそ気障ったらしいただの美形だった彼も、今では妃沙にとっては気心の知れた間柄であると言っても良いかもしれない。

 もっとも、その関係性は友人とするには年齢も性別も無理がありそうだし──あくまで『妃沙』としては。

 理事長と一生徒という関係も間違ってはいないけれど、果たしてそんな関係の二人が休日に連れ立って外出したりするものなのか、少々疑問の残る所である。

 そしてそこに決して『恋人』という関係の可能性を考えないあたりが妃沙の妃沙たる所以であった。


「あ、妃沙、ちょっとだけここで待ってて。すぐに帰って来るから悪いオジサンに着いて行っちゃ駄目だよ?」

「悪いオジサンはお前だろ」


 ヒドいなぁーと苦笑し、莉仁はちょっとゴメン、と言い残して傍らの路面店に入って行く。

 何だよ、人を待たせておいて買い物とか呑気なヤツ、と苦笑しながら、妃沙は近くの壁に寄りかかり、見るとはなしに莉仁の行方を見守っていた。


(──そう言えば、前世でも一回だけ夕季(ゆき)の買い物に付き合わされた事があったな。あれは……あー、思い出しただけでも胸糞だったぜ)


 思わずチッと、美少女らしからぬ舌打ちをしながら、妃沙は束の間、前世のことに想いを馳せる。

 あれは確か、夕季がどうしても買い物に付き合って欲しいと懇願して来た事がきっかけだったと思う。

 面倒臭ェと突き放した龍之介だけれど、それは本心ではなく自分が繁華街を出歩いたりしたら夕季にも危険が及ぶかもしれないという配慮があってのことだ。

 だが、その日の夕季は何故だかとても頑強に意思を曲げず、結局、少しの時間だけだぞと根負けして出掛けることになったあの日。

 確かあの時も、今と同じように夕季が「ちょっと待ってて」と、傍らの店に掛け込んで行ったのをこんな風に待っていた。

 そして、案の定と言うべきか、面倒臭そうな相手に因縁を付けられ、一触即発という雰囲気の所に慌てた夕季が駆け込んで来て……。


 ──龍之介に絡むならあたしを通して! どうせ龍之介は何もしてないんでしょ!? そういうの、格好悪いからね!!


 自分の前に立つ背中はとても華奢で、啖呵を切りながらも微かに震えるその細い肩を、あの時自分はどんな気持ちで見守っていたのだろう、と、ふと考えてみるのだけれど。

 ……もう、遠い過去のことだ。そんな事があったということすら、似たような状況に立ってやっと思い出したくらいの、些細な出来事。

 けれども、そんな些細な一つ一つの出来事ですら、二度と経験出来ない事態に陥る可能性があるのだということを……今の『妃沙』は良く知っている。

 だから今日のこのフィールドワークとやらも思いっ切り楽しんで、ずっと覚えておこうと決意を新たにしている妃沙の隣にスッと近寄って来る影があった。



「ねぇ、キミ一人?」



 突然に声を掛けられ、また、直前まで意味もなく絡まれていた思い出を反芻していた為にその声が女性のものであったにも関わらず思わず鋭い視線を向けてしまう。

 だが、そこに立っていた人物は一瞬も怯むことなく「わぉ! 近くで見るとますます美少女ちゃんじゃん!」なんて言いながら妃沙の顔をまじまじと見つめているだけだ。


「……どちら様ですか? わたくし、連れを待っている所なのですけれど」


 赤の他人が突然に声を掛けて来ることについては、あまり良い思い出がない妃沙の言葉には少し棘があるようだ。

 けれどもそんな言葉を聞いて、黒縁の眼鏡を掛けたその女性は目をかっ拡げ、ズイッと妃沙に顔を近づけて来る。


「うっそ!? 口調まで理想通りとかマジ天使!? 滾る、滾るゥゥーー!!」


 うぉぉぉぉーーと雄叫びを挙げてガッツポーズよろしく両手の拳を天空に向けて突然叫び出すその様に、さすがの妃沙も戸惑いを隠せない。

 見た所、年の頃は莉仁と同じくらいの良い大人だし、ましてや女性が突然に咆哮を挙げるなんていう事態に対応出来る人物の方が少ないに違いない。


「……ちょっ、どなたか存じ上げませんけれど公共の場でそれは迷惑ですわよッ!」

「うぉぉーー!! 我が理想の権化がここにィィーー!!」


 ワケの解らない事を叫び続ける相手に、さすがの妃沙もイラッとして莉仁を待っている事を忘れ逃げ出してしまおうかと考えた程である。

 だが、救いの手は案外早くやって来た。



「何をしてるんだ!」



 厳しい声を発しながら妃沙の元に走り寄り、相変わらず雄叫びを上げ続けている女性から妃沙を隠すようにして目の前に立つのはもちろん莉仁である。

 絡まれてピンチな状況にやってきた連れが自分に背を向けて相手に啖呵を切るという状況に、妃沙は既視感(デジャヴ)を感じていた。

 ……けれど、目の前の背中はあの時のそれと違い、大きくて少しも震えていなくて、何故だかとても安心してしまうものであった。


「俺の連れにちょっかい出すの止めてくれるか? 彼女は俺の大事な生徒だし……ってお前……!?」

「なんだ、もう戻って来ちゃったの? せっかくキミと離れた彼女とお話したいと思ってたのに」


 ミカ、と呟いた莉仁。

 どうやらこの騒がしい女性と莉仁は知り合いのようであった。



 ───◇──◆──◆──◇───



「驚かせてすまない、妃沙。コイツは俺の昔からの知り合いで……」

「あー、莉仁、自己紹介は私にさせてよ。キミに紹介させると何言われるか解らないからさ」



 騒ぎのあった場所から程近い所にあるカフェで、今、妃沙は莉仁の隣に座り、対面に座った女性の興味深げな視線を受けてなんだかソワソワしている。

 あの後、女性に押し切られる形でこうしてカフェで一時を過ごす事になってしまったのには「付き合ってくれないともっと騒ぐ!」という女性の脅迫めいた言葉に莉仁が屈した結果だ。

 そして確かに、その要望を叶えなければ彼女は再び大騒ぎするだろうことは明白だったので、妃沙も了承して今に至るのだが……あまりにガン見されるので居心地が悪い事この上ない。

 だが、女性の方はいたって上機嫌で、昼間だというのに注文したビールに口を付けながらにこやかに微笑んで言った。


「初めまして、天使ちゃん。私は神野藤(かんのとう) ミカ。出版社でカメラマン兼ライターをやってます。莉仁とは……まぁ腐れ縁っていうヤツかな」

「ホント、腐った縁だよ。いつもいつも俺の目の前に現れて大騒ぎしやがって」

「だって、莉仁にくっ付いてると可愛い女の子と接する機会が増えるんだもん。ホント、持つべきものはやたらと顔の良い知り合いだよねぇ」


 アハハと笑う彼女の表情と、苦虫を噛み潰したような莉仁の表情は対照的だ。

 その様子から、彼女があっけらかんとした性格の人物であるらしい事は解ったので、妃沙としては少し警戒心を解いている。

 最初こそ大騒ぎされて驚いてしまったけれど、自分の感情に素直でサッパリした性格の人物というのは、何やら裏がありそうな人物よりはよほど付き合いやすい人種であった。


「ごきげんよう、神野藤様。水無瀬 妃沙と申します。理事長の学園に通う一生徒ですわ」


 よろしく、と差し出した手を横から莉仁が掻っ攫って握る。


「妃沙、駄目ダメ! コイツに触ったらバイキンが移るぞ!」

「あ、莉仁コラ! せっかく美少女ちゃんと触れ合える機会だったのに邪魔しないでよー!」


 うるさい黙れと相手を威嚇している莉仁と、頬を膨らませて不満タラタラな女性のやりとりは、言葉だけを捉えれば険悪なものであったのだが、妃沙には二人が本気で喧嘩するつもりがない事が解った。


「理事長の恋人ですか?」


 意気投合している様子から、つい尋ねてみたのだけれど。



「「冗談じゃないッ!!」」



 期せずして同じタイミングでテーブルにバン、と手を突き立ち上がり同じ台詞を言うあたり、良いコンビじゃねーかと妃沙は思うのだけれど、どうやら当人達には傍迷惑だったらしい。

 かなりの大声で叫んだので注目されている事に気付いた二人はコホン、とわざとらしい咳払いをして着席する。

 そのタイミングも全く一緒で、妃沙にはやっぱり良いコンビにしか見えなかったのだけれど、それを言うとまた騒ぎ出すことは明白だったのでその言葉は心の中に留めておくことにした。


「妃沙、コイツはね、恋愛対象が女性なんだよ。そして昔から俺の側をチョロチョロ動き回っては俺を口実にして女の子を口説こうとする厄介なヤツなんだ」

「だって莉仁の周囲にはいつも可愛い子がいっぱいいたしさー! でも、今まで見て来た中でも彼女──妃沙ちゃん? ヤバいじゃん、ピカイチじゃん、天使じゃん!」


 瞳らキラキラさせて再び妃沙に注目するミカとやらの様子に、もはや何を言っても無駄か、と莉仁が溜め息を吐いている。

 今、莉仁の紹介の中には『恋愛対象が女性』というパワーワードが含まれていたような気もするが、妃沙としては、そういう嗜好の人もいるよな、程度の認識でしかない。

 それよりも今、自分を蚊帳の外に置いてギャーギャーと言い合いをしている二人が面白かったし……少しだけ──「ミクロレベルでな!」──モヤッとしたものも感じていた。


「ねぇ、妃沙ちゃん、写真を撮らせてくれない? 私が担当している雑誌に街で見かけた美少女のコーナーがあってさ……」


 突然のその申し出に、妃沙は一瞬だけキョトンとするも、次の瞬間には清々しいまでの笑顔を浮かべて言い切った。


「写真を撮るのは構いませんけれど、雑誌掲載はお断り致しますわ」


 バッサリと言い切る妃沙。

 対するミカは、一瞬だけキョトン、と鳩が豆鉄砲を食らったような表情をしていたのだけれど、次の瞬間にはその瞳に涙すら浮かべ「ヤダヤダ!」と騒ぎだす始末である。


「……ちょっ!? 理事長、何なんですの彼女は!? 何処の幼児ですかッ!?」

「だから言っただろ、面倒臭いヤツなんだよコイツは……。けど……あーあ。こりゃちょっと面倒臭いな……」


 せっかくのデートなのにこんなのに構ってる暇はないな、と呟く莉仁の言葉は、必死でミカを宥めようとしている妃沙の耳には届いていないようである。

 何しろ休日の繁華街、それなりに客の入った店内で突然に泣き出し、子どものように駄々をこねている大人という珍しい生物が騒いでいるのである、目立たない筈もない。

 そして莉仁もいつまでもそんな状況にいる事には不都合しか感じていなかった。


「……妃沙、コイツを宥める方法、一つだけあるよ」


 縋るような瞳で莉仁を見つめる妃沙の耳元に唇を寄せ、コソッと何事かを告げる莉仁。

 その表情は、悪戯が成功しそうな子どものような、少しだけ腹黒さを感じさせるものであったのだけれど、必死な妃沙には見えていない。


「……でも、それですと知玲様にまた……」

「……俺が管轄するから大丈夫だよ。今はそれしかないから……ね?」


 今、妃沙はとても焦っており、莉仁にそう言いくるめられてコクン、と頷いたのを、後に彼女は激しく後悔することになる。



『街で見かけた素敵なカップルのペアコーデ特集』


 そう銘打たれた雑誌に、一ページを丸ごと使って掲載された莉仁と妃沙の写真。

 朝の時点ではペアコーデなんてしていなかった二人だが、その写真には妃沙の首元には藍色の地にピンクの桜の花弁が微かに散るプリントがされたスカーフが追加されており、隣に立つ莉仁の胸元からも同じ模様のハンカチーフが飾られていて、二人揃って満面の笑顔でお互いの方向に頭を傾げるという、ちょっと見はまるでカップルのような写真が紙面を飾っていた。


 そのスカーフとハンカチーフは、あの時、莉仁が妃沙を置いて買い物に行った際に購入したもので、元々こんな風にさりげないペアコーデに使うつもりだったもの。

 そしてその写真は「俺と一緒なら良いよ」と許可を出した莉仁の言葉に、奇跡の大復活を遂げたミカの言葉にノせられ、つい笑顔を引き出されてしまった結果である。

 モデルの一番良い表情を引き出す手腕はさすがにプロ、といったところである。

 そしてその写真は大好評を博し、雑誌としては異例の重版までかかったとか。

 そして……もちろんのこと、知玲の目にも止まることになり、妃沙が今度は知玲を宥める為に四苦八苦することになるのは……もう少し後の話である。



 ───◇──◆──◆──◇───



「それでは皆さん、神秘の星達の世界へ、行ってらっしゃーい!」



 やたらと明るい女性の声がそう告げる。

 莉仁と妃沙は今、フィールドワークの最後にとビル内にあるプラネタリウムにやって来ており、今、手を繋いで頭上の画面を見上げていた。

 なお、ミカは二人の写真を撮るとすぐに編集したいから、とさっさと会社に戻って行った。

 その際に「また会おうね、妃沙ちゃん!」なんて言われたけれど、妃沙としては少し遠慮したい気持ちである。


「はー。今日はなんだか色々あったな。でも……楽しかったよ、莉仁」


 ありがとな、と呟く妃沙の首元には写真を撮った時のままスカーフが飾られている。

 そんな彼女にチラリと視線を送り、莉仁がキュッと妃沙の手を握る手に力を込めた。


「ホント……色々あって濃い一日だったよなぁ。フィールドワークとしてはどうかと思うけど……まぁ、デートとしては成功かな。俺も楽しかった」


 妃沙と同様にありがとう、と呟き、莉仁は頭上の星々に視線を向ける。、

 このまま時間が止まれば良いのに、なんて叶わない願望をそっと胸に押し込め、静かに星を眺め、聞くともなしに説明を聞いていた莉仁の耳に再び妃沙の可愛らしい声が小さく聞こえて来た。


「……こんなに静かで優しい世界も……あるんだな。何だか、毎日生きる事に必死で、ゆっくりと空を眺めたことなんてなかった気がする、ずっと……」


 今、彼女の胸に飛来するのは前世の生活か、それとも妃沙としての生活か。

 だが、その意味合いはまるで違うとは言え、確かに彼女の周囲はやたらと慌ただしくて、星を眺めてその永い時間に想いを馳せるなんて時間の過ごし方をした記憶はあまりないのだ。

 慌ただしい日々が嫌いな訳ではないし、特に今世(いま)は優しい愛情に包まれている自覚もあるのだけれど、元々が孤高の存在だった妃沙なので、時には静かに過ごす時間も必要だよな、と強く思っている。

 一人の時間を知っているからこそ、周囲と過ごす時間がまた愛しいものだと感じられるのだということを、妃沙はこの世界から教えられた気がしているのだ。


 神々しいまでの慈愛に満ちた瞳を、紛い物の星に向けるその様子に少しだけ嫉妬している自分を可笑しく思う莉仁。

 彼女の側にいる人物達だけではなく、こんな無機物に向ける視線ですら自分だけに向けてくれれば良いのになんていう独占欲が、莉仁には胸を高鳴らせる程に楽しいものだ。

 本当に人を好きになるということは、こんなにも自分を変えてしまうのかと、彼女といると新しい発見ばかりで毎日が忙しい。


「……ねぇ、妃沙」


 そっと囁いて彼女のその瞳を自分に向けさせる。

 ん? と軽く声を漏らして微笑む彼女との仮初の恋人の時間は……もうきっとこの場所が最後になるだろう。

 だから次はきっと、『仮初』を取っ払って隣に立てるように頑張ろう、と、莉仁は決意を新たにした。



「……作り物の星なんかより、君の瞳の方が……綺麗だお」

「台無しだ、バーカ!」



 今はまだ『仮初』だから、上手くキマらなかったのはご愛敬。

 そして妃沙もまた、そんな莉仁の言葉にプッと吹き出して鼻にツン、と軽いデコピンを送って来る。

 とても楽しげな表情は、彼女もまた、今日という日を楽しんでくれたからに違いないと、莉仁は幸せな気持ちになった。



 楽しい時間は有限だ。けれどまた、そのお陰で明日も頑張ろうと思えるものである。

 そしてまたこんな時間を過ごすその日が来るように──星に願いを。



 こうして、一組の仮初の恋人達はその役割を終えたのであった。


◆今日の龍之介さん◆


龍「まーた厄介なの出て来たな……。カンミカさん? 大丈夫なのか、あの人?」

莉「いや……まぁ、うん。多分、大丈夫……」

龍「目が泳いでんぞ。まぁ、こっちにはあんまり被害なさそうだから良いけどな」

莉「イヤイヤいやいや! 圧倒的に狙われてるのは君の方だからね!?」

龍「こっちにその気がないから大丈夫だろ。んじゃ、お疲れー」(フェードアウト)

莉「いい加減に美少女の自覚を持てェェーー!!」(エコー&音割れ)


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