◆121.可愛いあの娘
「妃沙ァァーー!!」
知玲の絶叫が響き渡る。
そうして、乱入して来た眼鏡の男──この学園の理事長である結城 莉仁の手の中に倒れ込んだ彼女を奪い取る様にして抱き締め、必死で声を掛け続けている。
「何で僕を庇ったりするの!? 言ったじゃないか、僕はもう二度と君が傷付く所を見たくないって!
キミがいなきゃ笑えないよっ! こんなの、頼んでないじゃないか、キミがいなきゃ……生まれ変わった意味なんかないっ……!」
真っ青な顔で目を瞑り、その腕の中でグッタリと倒れ込んでいる妃沙に、知玲が必死でそんな言葉を投げ掛けている。
その言葉の意味は意識を保っている人々──莉仁や萌菜といった面々には全く解らなかったけれど、知玲は今、過去の悪夢に取り憑かれていて周囲の状況が見えていないようだ。
「どこまで僕を心配させるの! 今度こそ……今度こそ僕が君を護るって決めてたのに……!
妃沙、ねぇ妃沙、格好良いなんて言ってやらないよ。最低だ、僕を心配させて……僕を泣かせて嬉しいの? 妃沙……ねぇ、妃沙……!!」
号泣しながら意識のない美少女を抱き締めて叫ぶその様は一種の狂気をはらんでいるようにすら見える。
その知玲の姿に、人生経験の長い莉仁は冷静さを取り戻し……また、その原因を創ったピンクブロンドの少女には、更なる混乱と怒りを抱かせるに至ったようである。
「知玲先輩……? そんな意味不明な台詞ゲームでは言わなかったじゃん! 妃沙ちゃんがいなくなったら後は萌菜しかいないじゃん!
ねぇ、萌菜を見てよ、知玲先輩! この姿は可愛いんだもん。スタイルだって良いし、妃沙ちゃんを倒すほどの魔法を使えるくらい……優秀なんだもん! ヒロインなんだもん!!」
私を見て、と、泣きながら絶叫する萌菜。
だが、今の知玲にはグッタリした妃沙以外は目に入っていないようだ。
見たところ、妃沙の身体は傷付いていないように見えるが、キラキラと輝き、一瞬毎にその輝きを変える碧眼は固く閉ざされてしまっている。
ところで、当人たちでさえすっかり忘れている設定だけれど、妃沙は知玲と莉仁の二人と、一方的とはいえ『契約』を交わしている。
曰く、悪意を以て妃沙を傷をつけようとする力があれば、その半分を自らに受け、彼女の痛みを軽減するその『契約』。
……だが、現実に彼女は、一身に萌菜が放った攻撃を受け倒れてしまっており、奇しくも同じ場所に立った知玲にも莉仁にもそのダメージは現れていないのだ。
萌菜の攻撃が妃沙に当たった、それは確実に『悪意』であるにも関わらず、である。
その状況を正しく判断した莉仁が、知玲の肩にそっと手を置いて冷静な声で言った。
「……落ち着け、知玲君。あの子が妃沙に放った攻撃はただの魔法じゃないようだ。実際、妃沙は傷ひとつ付いてないし、呼吸もしっかりしている。ただ眠っているだけなんだろう、きっと」
いつになく興奮し、自我を失っている様子の知玲の肩を掴み、莉仁が告げる。
本当は彼だって妃沙が心配で仕方がないのだけれど、慌てふためいて騒ぐだけの知玲を見て、逆に冷静になったようだ。
そして、キッと鋭い視線をピンクブロンドの少女に送り、眼鏡をキラッと光に反射させる。
「河相 萌菜、君の魔力は確かに稀有なものだ。特異属性は『光』と……『気』。
まったく、同じ年度に世界にまたとない属性を得意とする生徒が入学してくるなんてラッキーだと、最初は思っていたけどね……。使い方を間違えたそれは厄介でしかないようだ」
眼鏡の奥の瞳に危険な光を煌めかせた莉仁は今、落ち着きはらった態度とは裏腹に、それまでの人生の中で経験した事がないほど怒っていた。
だって、大切な彼女が倒れる様を見ていることしか出来ず。
抱き止めたかと思えば恋敵にあっという間に彼女を奪われ、意識がないというのに彼女に情熱的な言葉を投げ掛ける彼の姿はヒーローそのもので、いつもは冷静な彼が自我を失うほどの強い想いを感じざるを得ない。
……ちょっとだけ、格好良いじゃないかと思ってしまったのだ。だからこの怒りは、どちらかといえば八つ当たりだし、萌菜としてはたまったものではないのだけれど。
確かに、人を傷つける為に魔力を遣った萌菜の行為は、理事長としても社会人としても、一人の恋する男としても決して看過できないものであったのだ。
「……君の沙汰は追って知らせる。この学園の生徒だろうと何だろうと、俺は魔力で人を傷付けた君を絶対に許すことは出来ない。悪いが拘束させてもらうぞ」
ピン、と、莉仁が指を鳴らすと、何処からかサングラスをかけ、似たようなスーツを着たガタイの良い青年たちが萌菜を取り囲み、あっという間にその身を拘束してキャスターのついた箱型の檻のような物の中に閉じ込めた。
妃沙が意識を保っていたらきっと、彼らをSPだのなんだのと言ってざわざわ……という効果音を勝手に想像して楽しんでいたのだろうけれど、あいにく彼女は絶賛気絶中だ。
主犯は拘束され、探偵は相変わらず怒りの真っ只中、、助手はキレて役に立ちそうにない。
この場合、彼らを安心させ、理性を取り戻させる役割を担うはずの我らが主人公がその職務を全うするのはとても無理そうな状況である。
「……チッ。俺でもどうにも出来ない魔法とか、厄介過ぎるだろ。ここは彼女に頼るしかないよなぁ……」
呟くように悪態を吐き、莉仁は知玲の腕の中から強引に妃沙を奪い取ってお姫様抱っこをしたままズンズンと何処かに進んで行く。
その様子に、知玲と萌菜から同時に抗議の声が上がった。
「莉仁様、萌菜は……」
「君はそのまま大人しくしていろ。沙汰は追って知らせると言っただろ」
「理事長! 妃沙を返して下さい!」
「黙れ。何もしないで怨嗟を吐くだけなら誰にでも出来るさ。状況を打破できる人物を俺は一人だけ知っている。君を特別に連れて行くから……知玲君、黙って付いて来い」
冷淡な表情でそうとだけ言い捨て、だが至って真剣な雰囲気を感じ取った知玲がその後に突き従ってその場を立ち去って行く。
「ちょっとぉぉーー!? 萌菜はどうなるのよぉぉーー!?」
「萌菜、お前の罪は俺の罪だ。心配せずとも俺が全て引き受けるさ」
何と言うことでしょう!
萌菜が拘束された箱の中には、何処から現れたのか長江 誠十郎、その人がピッと彼女に寄り添い、その身体を大切そうに抱き締めている。
彼女を拘束した青年たちがヒュッと息を飲んでその様子を眺めているのだけれど、彼らの雇い主である莉仁は今、腕の中に大切な宝物を抱えて何処かへ移動してしまっており判断を仰ぐのは難しそうだ。
そんな訳で檻の中には泣いている美少女と、そんな彼女を幸せそうに抱き締めている大男が取り残されており、何も出来ない周囲からの視線を受ける様はまるっきり動物園の珍獣の扱いである。
「……って違うのォォーー!! なんで萌菜が莉仁様に怒られて誠くんルートにときめく状況になってるのよォォーー!!」
「ときめいてくれているのか、萌菜? 嬉しいぞ……!」
珍しく頬をポッと染めて、幸せそうな表情でピンクプロンドの美少女を抱き締め、ぐりぐりとその頭に頬ずりをする大男。
格子内の光景ということもあり、その様子はまるっきり暴走した熊と調教に失敗した飼育員のそれであった、というのは、後に莉仁が手配した護衛の談であるが、あくまで余談であるといえよう。
───◇──◆──◆──◇───
「理事長、何処に向かっているんですか?」
運転席の莉仁に、後部座席で大切そうに妃沙を抱き締めた知玲が声を掛けている。
ここは莉仁の所有する真っ赤なスポーツカーの中だ。知玲は今、妃沙と共にその車に押し込められて、やや乱暴にすら感じる運転で何処かに向かう莉仁に強制連行されている最中である。
「妃沙を助けられる人物のいる場所だ。大丈夫、安全な場所だし信頼出来る人物だから。妃沙も一度、会っている」
「僕は自分の目で見た情報しか信じないことにしているんです。妃沙の状態も正確に解らないのに、病院ではなく理事長の知り合いの元に連れて行かれるのは甚だ不満ですね」
「ハハ、言うね! さっきまでテンパって何も出来ずにいた人間とは思えないな」
視線はあくまで前に向けたまま皮肉めいた口調でそんなことを言う莉仁に、知玲は見えていないのを良い事に唇を尖らせて顔を背けている。
その可愛らしいとすら言えそうな様子はバックミラー越しに莉仁にバッチリ目撃されているのだが、今の知玲にはそんなことはどうでも良いことのようだ。
慌てふためいて大騒ぎするだけで自分が何も出来なかったのは事実だし、状況を素早く察知して事態の解決に動いてくれたのは他ならぬ莉仁であったのだ。
前世・今世と、時間だけは人一倍長く経験しているとはいえ、あくまでそれは時間の長さだけのことであり、社会という荒波に揉まれる経験というのは人を強くし、判断力も育てるのだと実感させられてしまう。
そしてまた、運転席の男が救ってくれたのは妃沙だけではなく、倒れた妃沙を目の前にして壊れかけていた自分もだということを知玲自身理解していて、恋敵の格好良さに少し、嫉妬もしているのだ。
「……ありがとうございます、理事長」
「フフ。素直な生徒は嫌いじゃないよ?」
「貴方に好かれても困ります」
「つれないなぁ」
そんな軽口も、今の知玲には自分を落ち着かせる為の貴重な時間だ。
そして、考え事をしながらとは言え、こんな風に自分の素直な心情を吐露出来る相手というのは貴重で、なるほど、妃沙が心を寄せるのも仕方がないなとすら思う。
ましてや、妃沙の話では莉仁には能力が通じないという。龍之介のままの口調が聞こえているらしいとなれば、妃沙が本音を話せるのも当然だな、とも。
「こんな風に二人っきりで話をするのは初めて、かな? 君の能力も妃沙と同じものみたいだねぇ。でも、何故かな。君はまるで取り繕ってる節がないね」
そんな風に問い掛けられ、ふと、自分の口調がとっくに能力を凌駕していたのだと気付く。
別に意識をしていた訳ではないのだけれど、確かに今の自分は『東條 知玲』で、とっくに前世の自分は過去として自分の中に仕舞い込んでいたこと。
そして、妃沙も自分に対して、もう『夕季』の面影は見ていないな、ということにも思い至る。そして……それはきっと、彼女の中でまた、自分という存在が変化したということに他ならない。
どのような変化を遂げたのか、彼女の可愛い口から聞かされるのはそう遠い未来のことではなさそうだけれど、今、その彼女は瞳を閉じて自分の腕の中でスヤスヤと寝息を立てているだけだ。
「そうですね……。僕はずっと、妃沙に守られているだけの自分が恥ずかしかったし、口惜しかったんです。だから口調だけでも、守るほうの立場になろうとしたのかもしれませんね。
妃沙は……本当に強い人で。ずっとずっと、孤独で闘っていて、僕はずっと、そんな彼女の負担にしかなれなくて……そんな後悔が、きっと僕を変えてくれた」
だから今度こそ、絶対にこの手で守りたい思っていたその人は、またしても自分を庇って意識を失い、倒れている。
そして自分には解らない原因に気付き、手を打ち、救おうとしてくれているのは恋敵だ。
以前の自分なら、彼の方が妃沙に相応しいと譲ってしまっていたかもしれない。今でも、もしかしたら自分は彼女の負担にしかならないんじゃないかという不安はあるのだ。
けれど、譲れない想いというのは確かにあるのだと、知玲は改めて実感している。
「妃沙は僕を強くも弱くもしてくれるけど……少なくとも僕は、妃沙が側にいない時の自分は好きになれそうにないし、自分が好きになれない自分を他人が好きになる訳もないんだから、僕は妃沙の側にいるしかないんですよ」
「なんだ、その理屈は。好きな子には強くて格好良い自分だけを見ていて貰いたいっていうのが、恋する男子の願いじゃないのかい?」
その問いに、知玲は腕の中の妃沙を少しだけキュッ、と強く抱きしめ、目線をしっかりと莉仁に向け、言った。
「逆ですね。格好悪い自分こそ見て欲しい。それが……真実の僕なんですから」
未だ目覚めない妃沙の柔らかい金髪に、チュッと音をたててキスを落とす様は、一枚の宗教画のような神々しさがある。
そして、その様子をバックミラーで見ていた運転手は、肩をすくめて言った。
「それは同感だな。特に妃沙は、強い所より弱い所を見せた方が心を寄せてくれるし……いや、それは結果論だな。自分の弱い所を見せても認めてくれる人の側は居心地が良いものだし、俺は彼女にとってもそんな存在になりたいと思っている。
ねぇ、知玲君。俺にとっての恋はさ……認め合い、赦し合うことで。彼女と一緒にいる時間、俺は自分でも知らない自分を見つけることが出来るんだよ。そしてそんな自分が嫌いじゃない。だから……もっと一緒にいたい」
そう語る莉仁の声はとても優しくて、その言葉もとても理解が出来るものだ。
けれど、恋敵としては認める訳にはいかないのである。
「駄目ですよ、理事長。そんなことを言ったって僕は絆されませんし、妃沙は絶対に渡しません」
「本当に強敵だなぁ、君は」
アハハと男二人が穏やかな笑い声を上げる車中。
事態は相変わらず緊迫した状況ではあるのだけれど、莉仁には状況を打破する確固たる自信があったし、その自信は知玲にも伝播し、雰囲気を和らげることに一役を買っているようだ。
もし妃沙が起きていたのなら「まったくしょーがねぇな」なんて言いながら片眉をピクリと動かしたに違いがないだろうその雰囲気を纏い、真っ赤な車は夕闇の道路を疾走して行ったのである。
───◇──◆──◆──◇───
「莉仁さん!? あらあらまぁまぁ……。妃沙ちゃんじゃないの。寝ていても相変わらず愛くるしいこと……!」
「翠桜さん、それは否定しませんしどんな状況にも動じないのは貴女の長所ですけど、今は早くこの娘を何とかしてもらえませんか?」
妃沙を抱えた莉仁が、初老の上品な女性に溜め息を吐きながらそんなことを言っているのを、背後から知玲が不思議そうな表情で眺めている。
ここはかつて、莉仁が一度だけ妃沙を連れて来たことのある、海辺の高台にある白壁のレストラン。室内は相変わらず美味しそうな食事とコーヒーの匂いが漂っている。
学園からはだいぶ離れた場所にあるので時刻はすっかり夜になっており、ディナーを楽しんでいる客が数名、料理を堪能しながら彼らに興味津々な視線を送っているけれど本人たちは気にする素振りもない。
彼らを迎えてくれた初老の女性は結城 翠桜、立場上は莉仁の母親である女性だ。
「イヤねぇ、莉仁さん。突然電話をして来て、助けてなんて言うからハラハラして待っていたのに、妃沙ちゃんと……幼馴染くんまでお連れになって。それにしても貴方たち、本当に縁が深いのねぇ……」
そう言って、しみじみと知玲を凝視する女性の瞳には、何処か悪戯っぽい光が浮かんでいる。
彼女の息子の腕の中にいる少女は目を瞑り、グッタリとして何の反応も示さない状況であるというのに呑気なことだと考える莉仁も、だいぶのんびりとした考えの持ち主だと言わざるを得ない。
だが、女性の事を全く知らず、ましてや初対面で『幼馴染』だと言い当てられてしまった知玲は、ピリリと警戒の色を露わにして女性に視線を送っている。
「まぁ、怖い顔! 大丈夫よ、取って食べたりはしないから。それにしてもまぁ……まぁ! 貴方達、本当に面白い状況になっていたのねぇ!」
フフ、と、悪戯っぽい微笑みを浮かべて自分を見やる女性の前で、知玲は状況が把握できないもどかしさと、妃沙に対する心配とで少しだけ混乱している。
面白い状況とやらが何を指した言葉なのかは解らないけれど、自分の知らない所で自分の知らない人が自分の事を知っている状況に疑問と不安を抱かない人間などいようはずもないし、知玲もまた正しく一般人と同じ感覚の持ち主であった。
だが今、彼が最優先するのは自分の気持ちなどではなく、一刻も早く自分の大切な人に瞳を開けてもらい、あのキラキラしい綺麗な瞳で自分を見据え、可愛らしい声で自分の名を呼んでもらうことなのである。
「貴女が何処の誰で何をご存知なのかは知りませんが……理事長が信頼を置く方ですし、僕も貴女を信じます。妃沙を……僕の大切な人を助けて下さい!」
知玲にしては珍しく大きな声を上げ、ペコリと頭を下げる様子を、女性はまたしても「あらあら、まぁまぁ」と口に手を添え、目をまんまるくしながら眺めている。
そして彼女の隣で妃沙を抱いたままの莉仁も、彼女に良く似た表情で知玲を見やっていた。
「素直になるのは素敵なことだわ! 莉仁さん、貴方も少しは見習いなさいな。だいたい、貴方の作戦はいつも解り難くて遠回り過ぎるのよ」
「翠桜さん!? 俺はいつだって全力投球だし……」
はいはい、と彼をいなすことが出来る女性など、この世界にはこの女性と妃沙くらいしかいない。
それほどに、莉仁にとっては頭の上がらない女性なのだと知玲が理解したところで、莉仁は妃沙を抱いて何処かに歩き去ってしまい、女性もまた、楽しそうな表情でその後に続こうとしている。
だが、こんな見ず知らずの場所で孤独にされようとしている知玲は不安を覚え、つい彼女を呼び止めてしまった。
「……あの、僕はどうすれば……?」
「汗をかいていたようだし、妃沙ちゃんのことは私に任せて下さるかしら? すぐに莉仁さんをここに降ろすから、少しだけ待っていてね、幼馴染くん」
ポンポン、と、安心させるように知玲の頭を優しく撫で、ふと、莉仁が去って行った方向にその優しい瞳を向ける女性。
「……本当に、可愛くなっちゃって困るわねぇ、綾瀬くんったら」
ふと呟かれたその言葉の意味を問う前に、彼女は知玲の前から立ち去ってしまったので正確にその意味を尋ねる事が出来なかったのだけれど。
『綾瀬くん』と、正確に龍之介の名を言い当てた彼女に対し、知玲は驚きと……不思議な事に懐かしさを覚えて佇んでいたのである。
◆今日の龍之介さん◆
龍「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
知「え? 何なに? 以前にここに来たのは64話あたり?」
莉「解るのか!?」
龍「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
知「なるほど、理事長にセクハラされた、と……。それは問題だねぇ」
莉「事実を捻じ曲げるな!! 美味しく食事をしただけだ!!」
知「それにしてもあの女性、一体何者なんだろう?」
龍「( ˘ω˘ ) スヤァ…」




