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令嬢男子と乙女王子──幼馴染と転生したら性別が逆だった件──  作者: 恋蓮
第三部 【君と狂詩曲(ラプソディ)】
114/129

【幕間Ⅱ】side heroine ─happened in the past─

幕間です。ヒロインちゃんの秘密のはなし。

 

「キャーーーー!! みっきゅううぅぅーーん!!!!」

「うっせーぞ、バカ姉貴ッ! 今何時だと思ってんだ!!」



 チュンチュンと小鳥の囀りが聞こえる爽やかな朝の空気とは裏腹に、そんな怒号が響き渡るとある一軒家。

 外まで聞こえるその声に、家の前に設置された停留所でバスを待っていた数人の人やゴミを出しに来たと思しき人がその家を驚いた表情で見つめている。

 決して珍しくはない家の造りだが、清潔さを保たれた玄関の横には控えめな小さな鉢植えの花が飾られていた。

 門は閉まったままだが、良く手入れをされているだろうその様子から住人の性格を窺い知ることが出来そうな、ごくごく一般的なその家だが、どうやら住んでいるのはそんな繊細な手入れをする人ばかりではないと見える。


「何言ってんの!? ようやくみっきゅんルートを攻略したんだよ!? この喜びを爆発させて何が悪いの!?」

「徹夜で何やってんだクソ姉貴ッ! お前が夜中にギャーギャー騒ぐからこっちは寝不足なんだよッ!」

「この感動が解らない方がおかしいんだよー! やだぁ、ナギったら格好わるぅーい!」

「理解できてたまるかアホ姉貴ッ!! だいたい、男の俺が乙女ゲームの萌えなんて解るはずねぇだろ!!」

「えー、モナ知ってるよぉー? ナギ、エロゲーやってるじゃん。なのに解らないなんておかしいよぉー!」

「……なっ!? てめェと一緒にすんなヘンチクリン!!!!」


『河相』という表札のかかったその家の中から若い男女の声が聞こえてきて、やがて「アホども止めなさい! ご近所迷惑でしょ!」という女性の声が二人を制止しているようだ。

 また一人、ゴミを出しに来たと思われる女性がその家を眺めながら「河相さんの家は今日も元気ねぇ」とニコニコと微笑んでいるところが察するに、この光景は日常茶飯事であるらしい。



 ここは『東京』と呼ばれる土地──そう、現代日本である。

 魔法などというものは創造の産物でファンタジーでしかない世界。

 人々が一日のスケジュールの為に動こうとする少し前の、束の間の穏やかな時間を揺るがすようなその姉弟(きょうだい)喧嘩に対する人々の反応は様々だったけれど、それでも平和であると言って差し支えのない時間。

 視線を家の中に巡らせば、スウェット姿に眼鏡を掛けた高校生くらいの少女と、パジャマ姿の彼女と瓜二つの少年が互いを牽制するようにして睨み合っている。


「良い加減に現実に目を向けろッ! 創造(つく)り物になんかに夢中になったって現実は変わらねぇんだぞ!」

「エロゲーやってるナギに言われたくないもん! ナギに何が解るの!? 現実の世界の男の人は……まだ怖いんだもん、でも恋をしたいんだもん! 逃げたって……良いじゃん!!」


 叫ぶようにしてそう言い捨て、睨み合っていた片方の少女がバンッと大きな音を立てて部屋の中に入ってしまうと、周囲は途端に重苦しい沈黙に包まれた。

 あー、やっちまったなぁ、と呟きながら頭をガシガシ掻く少年がその扉を見つめ、ハァ、と溜め息を吐いてその場に立ち尽くしている。

 ……この家の朝の日常的光景であった。



「……何よ、ナギの奴……! 自分が嫌な目に遭ったことないからって! 少しはモナの気持ちだって考えてくれたって良いじゃん! たった一人の……双子の弟なんだから!!」



 そんな悪態を吐きながら、室内に置かれているクッションを力任せに殴る虐待をしている少女──彼女の名前は河相(かわい) 萌菜(もな)

 眼鏡と長く伸びた前髪のせいで良くは見えないけれども、柔らかそうな頬に小ぶりな瞳と鼻と口がなかなかにチャーミングな、ごくごく一般的な容姿の高校生だ。

 体型も、ややふくよかではあるけれども一般的な身長と、だが決して一般的とは言えない胸部が、ダボダボなスウェットの上からでも解るほどに印象的である。

 彼女は今、クッションへの虐待を止め、それをテレビの前にそっと置いて、テレビの中で静止している画面──金茶色のクルクルの髪の毛に桃色の瞳が印象的な、未だあどけなさの残る少年が満面の笑みでこちらに手を向けている様を見やった。


「みっきゅん……。ねぇ、この世界の男の子はどうしてマジハーの男の子達みたいに言ってくれないの? ライバルの妃沙ちゃんだっていじわるだけど、萌菜に直接言ってくれるのに……この世界はどうして皆、影でコソコソ笑うの……?」


 ワァァと声を上げて泣く少女。

 扉の向こうでは心配そうな表情で扉を叩こうとしてその手を引っ込めた少年──萌菜の双子の弟、河相 那樹(ナギ)が何もする事も出来ずに立ち尽くしている。

 眉間に皺を寄せたその表情はとても真剣で、萌菜の嗚咽が響く度にピクリとその肩を揺らすほどに彼女のことを心配しているのようなのだが、どうしてやれば良いのか解らず、ただ突っ立っている事しか出来ない自分の手を悔しそうに見つめるだけだ。


「……バカ姉貴。素直過ぎるんだよ、お前は……。あんなの聞き流してりゃ良いのに……」


 溜め息を吐きながらそう呟いて、彼は萌菜の部屋の前から去って行く。学生である彼には登校する為の準備があるのだ。

 双子である萌菜も学生ではあるのだが……彼女は今、自主的に休学中なのである。

 朝の喧騒が嘘のように重苦しい雰囲気が立ち込める河相家。

 この家がこんな風になってしまったのは、半年ほど前のある事件がきっかけであった。



 ───◇──◆──◆──◇───



 河相 萌菜。

 この世界での彼女は、本当に何処にでもいるような女子高生だった。

 特別可愛いという訳ではなかったけれど、愛嬌のある顔は人々の表情を綻ばせたし、素直なその性格も相まってイジメなんてものとも無縁だった。

 甘い物が大好きで、体型はややふくよかではあったけれど、それもまた彼女の魅力の一つだったし、特に目立つそのお胸様は、昔から女子からは羨ましがられ男子の注目を浴びることもあった。

 成績は中の下あたりだったけれど特に嫌いな教科はなかったし、運動は苦手だったから運動部に所属したことはなかったけれど、女子高生となってからは部活に所属しない友達と帰り途にカフェに寄ってお喋りをしたりという、普通の高校生活を送っていたのである。



 ──そんな彼女がある時、恋に落ちた。



 相手はたまに寄っていたカフェで働いていたウェイター。

 年上だろう彼は、柔らかい色に染めた髪に片方だけ銀色のピアスをしていて、それがとても素敵に見えたから萌菜もピアスを開けたりしたものだ。

 いらっしゃいませ、と優しい笑顔で迎えてくれて、何度も通ううちに萌菜がいつも頼むメニューを覚えてくれて「いつもので良い?」なんて声を掛けてくれて。

 店を出る時には優しく手を振りながら「また来てね」と送り出してくれる、萌菜にとっては王子様みたいに優しくて格好良い、年上の彼。

 あっという間に夢中になって、友人達もそんな萌菜と一緒にキャッキャと騒ぎながら応援してくれて、彼に少しでも似合う女の子になりたくて、ずっとかけていた眼鏡をコンタクトにしたりダイエットをしたり。

 とにかく、毎日が薔薇色で楽しかった。

 それは萌菜にとって初恋だったから、最初は見ているだけで幸せだったものが、周囲の応援という名の煽りを受け言葉を交わすようになり、その想いはどんどん強くなっていき、気持ちを伝えたいと思うようになっていった。


 ……そして、あの日。


「萌菜、あの人に告白するつもりなんだってー」

「マジでぇ!? 身の程知らずも良いとこじゃん。見てて面白かったからウチらも煽ったけどねー」

「彼、大学に綺麗な彼女いるでしょ? カフェにも時々来てるし、見てれば解るのに萌菜もバカだねぇー!」


 笑いながらそんな事を話しているのは萌菜がそれまで友達だと思っていた人達で。

 たまたまトイレに入っている時に、後からやって来た彼女達の会話を、個室内から出る事も出来ず、萌菜は息を殺して聞いていた。

 張り裂けそうな胸の痛みを押さえながら。

 何とか学校を出て、『彼女がいる』という事実を確かめようといつものカフェに行けば、その日、非番のはずの彼が店にいて、彼と同じように明るい色に髪を染めた綺麗な女性と仲睦まじく話しているのが目に入る。

 そして残酷な風が、二人の会話を萌菜の耳に届けて来るのだ。


「最近、女子高生に気に入られちゃってるらしいじゃん? 良く友達とこの店に来るから売上良いんだよねって店長喜んでたよ」

「んー、まぁね。キラキラした瞳で見つめられるのは悪い気はしないけど……俺にはお前がいるし、あの娘、正直タイプじゃないし。

 まぁ、目隠しをしてお前を想い浮かべながらならエッチは出来るかなー、胸だけは立派なんだ、あの娘」


 なにそれひどーい、という上っ面の非難の言葉が萌菜の耳を通り過ぎて行く。

 薔薇色だった世界が色を失い……そうして彼女は何もかも信じられなくなった。

 学校に行けばいつも通りに話しかけてくる級友も、内心では自分を嘲笑っているような気になって普通に返事をすることが出来なくなったし、

 特に男性たちの視線がいやらしく自分の胸に注がれているような錯覚に陥り、人の視線が怖くなって……ついには外出することが出来なくなり、家に引き籠るようになり……。



 ──そうして彼女は決して自分を観ない、言われて嬉しい言葉を素敵な笑顔と声で言ってくれるゲームの世界へと没頭するようになったのである。



 ───◇──◆──◆──◇───



「よーし! ここまで来たら逆ハールートのコンプまであと少しだからこのままやっちゃおっかな! そしたらいよいよ憧れの知玲先輩ルートでコンプリートだし、がんばろぉーっと!!」



 その日の朝、彼女は先日からハマりまくっている『マジシャンズ・ハーモニー』というゲームの攻略に余念がなかった。

 この世界に酷似した、けれども魔法という概念がある世界で、主人公となって素敵な男の子達と恋に落ちるという、いわゆる『乙女ゲーム』だが、萌菜はこのジャンルが一番好きだった。

 特にこのゲームは世界観が現実世界とリンクしていて、名前も漢字が使われており……さすがに髪の色は赤や水色や金茶という具合だったけれど、スチルも素敵ならば声優も豪華だったし、何よりストーリーが良く練り込まれていて、現実にこんなことがあったらどんなに素敵だろうと思うようなシチュエーションや言葉の数々が萌菜を魅了していった。

 中でも彼女が一目で気に入ってしまったのが、派手な髪色のキャラ達の中でも一際目を引く、漆黒の髪に紫の瞳の白皙の美貌を持つ『知玲』というキャラだ。

 学園の副会長という立場にあり、口調も言葉も優しくて……けれども仲良くなると独占欲の強さを見せ、ヤンデレに変化するという彼。

 それはかつて萌菜が恋をした、あのカフェ店員に何処か面差しが似ていたけれど、彼は仲良くなる度に素敵な言葉をくれたし、優しい笑顔を見せてくれたり、時には悩みを吐露したりして萌菜を夢中にさせたのである。


 だから萌菜は、彼とのエンディングを迎えるのを少しだけ躊躇ってしまうのだ。


 本当は彼に言って欲しかった、彼に伝えたかった言葉。

 彼とこんな風に過ごせたら良いな、というシチュエーション。

 そして何より……彼が少しずつ自分に惹かれていってくれているのが手に取る様に解る達成感。

 現実では決して得ることが出来なかったから……でも、もしかしたらその先にまた傷付く事があるかもしれない、という恐怖が付き纏ってしまう。

 だから今まで『知玲』意外のキャラ達の攻略に勤しんでいて、理事長も、生徒会長も書記も、そして同級生の芸能人もとてもとても素敵な言葉を萌菜にくれていたのである。


「ハァー、それにしても、マジハーのキャラたちって本当にみんな優しくて良い人ばっか。ライバルの妃沙ちゃんも意地悪だけど素直で可愛いし、主人公の女の子のスチルもこんなにハッキリ顔まで描かれるなんて珍しいよね。

 フワフワのピンクブロンドの髪の毛に愛くるしい顔……。こんな顔があったら、萌菜と同じように胸があっても傷付く言葉を言われたりしなかったのかな……。友達の女の子達も、可愛いってずっと褒めていてくれたのかな……」


 彼女の言う『逆ハーエンド』の直前。

 エンディングで攻略対象者全員から告白を受け、自分は誰も選べないと選択(・・)し、全員からそれでも良いから側にいて欲しい……なんて展開になるはずだ。

 攻略サイトは見ない主義の彼女だから、最難関であるこのルートに到達するまでに何度もバッドエンド……そう、学園を追放されたり、誰とも恋に落ちる事なく友情に留まったり、ライバルキャラの妃沙と親友となって終りだったりといったものを見て来た。

 だが、ここまで来れば後は全員から素敵な告白を聞くことを堪能できるはずだと、画面に目を向けた、その時。



 ──ドーン、と、何か大きな物が倒れる爆音と人々の悲鳴が聞こえて来た。



「何なに!?」



 家の前にあるバス停の方から聞こえて来るようだ。

 慌てて窓を開けてみれば、真下にあるバス停の間近でバスが横転している。

 そして、そこでバスを待っていたと思しき人が下敷きになっており、見える限りでは金髪の少年が庇ったことで被害を免れた萌菜と同じ年くらいの少女が「龍之介!!」と彼の名を呼んでいた。

 学校は違うので彼らの事は知らないけれど、萌菜の家の前のバス停から仲良くバスに乗るのを何度か見かけたことがある。

 たしか、男子のほうはこの国では珍しい金髪で、耳に幾つもピアスを開けた眼光の鋭い不良めいた生徒だったように記憶している。


「……大変! 救急車を……」


 叫ぶようにして呟きながら、萌菜が窓から離れようとした瞬間。



 ──ドーン、と、先程よりさらに大きな爆音が響き、萌菜の視界を閃光で埋め尽くし、その周囲を圧倒的な熱量で包み……あっという間にこの世界(・・)での萌菜の命を奪ったのである。



 そしてまた萌菜が気が付いた時には赤ん坊の姿となっていて、相変わらず萌菜(・・)と呼ばれ……けれどこの国は東珱(とうえい)と呼ばれる世界で、魔法という概念があるという事を学んだ萌菜。

 鏡を見れば、死ぬ直前までハマっていたゲームの主人公がそのまま飛び出て来たかのような容姿で、萌菜が微笑めば女子も、特に男子は優しく微笑んでくれたのである。

 そうして成長を続けながら萌菜は確信した。この世界は萌菜が(・・・・・・・・)ハマっていた(・・・・・・)ゲームの世界なのだと(・・・・・・・・・・)


 マジシャンズ・ハーモニーでは、主人公は高等部から鳳上(ほうじょう)学園に入学し、攻略対象者と出会うことになる。

 かの学園は幼等部から大学院まで存在するマンモス校だけれど、高等部までは比較的裕福な家庭の子女が通う私立校としての意味合いが強いということだ。

 そして、この世界でもごくごく一般的な家庭に生まれた萌菜にはそんな学園に通う選択肢など始めからなく、また、努力して自分を磨かなくてもその容姿は幸せな環境を創るのに充分過ぎる程の効果を発揮してくれた。

 だから彼女は二度目の人生を謳歌することに全力を捧げた。

 初等部でも中等部でも、それなりに見目の麗しい男子達が萌菜に想いを告げてくれたし、女子達も全員萌菜に優しく接してくれた。

 さすがは主人公(ヒロイン)だと人生を満喫し、そしていざ高校受験を目前にした所で、萌菜はこの世界での最初の挫折を味わった。


「……この学力で鳳上学園? 冗談は胸だけにしろよ、河相」


 そんな意地悪な事を言った中学校の担任教師には、萌菜の愚痴を聞いた信者がキツいオシオキを与えてくれたはずなので対して恨みにも思っていないけれど、なるほど、勉強をサボり過ぎて一般入試では難しい状況になっていて。

 ……けれど、鳳上学園には『魔力』という別枠があるのだ。

 萌菜の記憶では、彼女がかの学園の高等部に入学したのもそれを認められてのことだったはずである。

 そこで彼女は自分に魔力があることを示し、そしてそれは殊のほか大きなものだったらしく、あっさりと学費免除で入学が決まったのである。



 そして彼女は決意した。

 高等部で必ず知玲や他の攻略対象者と出会い、幸せなエンドを現実のものにしようと。

 このゲームは死ぬ直前まで何度も何度もやり込んだゲームだ、登場人物の好みも選択肢も全て把握している。

 そして自分は今、ゲームの世界で見たままの容姿を持ち、シナリオ通りに高等部からの編入生として学園に舞い降りることになったのだ。

 舞い上がるな、という方が無理な話で。

 この時、萌菜は自分を待つ未来に胸をときめかせていたのだが……



 ──河相 萌菜、あくまで彼女はこの世界はゲームの世界だと、誤った認識を抱いてしまったが為に現実(・・)を見ることを忘れてしまった、彼女もまた哀れな犠牲者だったのである。


◆今日の龍之介さん◆


龍「なんだよ、俺いねーじゃん」

萌「当たり前でしょ!? 萌菜、キミの事なんか知らないもんっ!」

龍「いや、ちょっと出て来てんな。死んでっけど」

萌「し、知らないよっ! リア充爆ぜろなんて思ってないんだからっ!」

龍「俺のどこがリア充だよ!? ……っつーかお前、ゲームで自分の名前をまんま使うタイプなんだな」(ニヤニヤ)

萌「なっ!? キ、キミだって絶対RPGの主人公は『リュウ』とかつけちゃうタイプじゃん!」

龍「な、なんで知って……!!??」


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