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令嬢男子と乙女王子──幼馴染と転生したら性別が逆だった件──  作者: 恋蓮
第三部 【君と狂詩曲(ラプソディ)】
110/129

◆107.真実の自分を。

 

「ようこそ、お姫様、俺のゴンドラへ」



 気障ったらしく妃沙の手を取り、ゴンドラ内に誘導する悠夜。

 その表情は直前まで拗ねたり悩んでいたものとはまるで違い、ムカつきそうなほどのイケメンぶりを発揮している。

 それもそのはず、悠夜が今日の『デート』で一番楽しみにしていたのはこの観覧車なのだ。

 そして彼は、どうしても注目を集めてしまう自分のことや、そんな自分が絶世の美少女を連れて歩けば人の目を引くだろうことは百も承知であったので、本気の口説きはここに集約しようと決めていた。

 まぁ、決意して今日に臨んだのに衆目の集まる場で本気の表情を引き出されてしまったのはご愛敬だと自分に言い訳はしている。本気で恋をしている相手の前だからこそ、本音とはつい漏れてしまうものなのだ。

 だが、一番伝えたかった言葉は、正真正銘二人っきりのこの場で妃沙に聞いて欲しいと思っていたのである。



「相変わらず気障ですのね。けれど……外国でお育ちになったからでしょうか、ムカつくくらい様になっていらっしゃいますわ」

「褒めてくれてると思って良いのかな、お姫様(スウィーティー)?」

「ですからそれは止めて下さいと申し上げておりますでしょう!?」



 対面で頬を染めて抗議するガチ恋中の彼女。

 ここは正真正銘の密室だ、素直な自分の気持ちも、本当はヘタレな自分の姿も見せようと思って彼女を連れて来た。

 嘘でこそないけれど、普段はだいぶ盛って気障に見せている自分。そして周囲の少女達はそんな自分にこそキャーキャーと騒いでくれていて……これが自分だと思い込もうとしていたけれど。


「……なぁ、妃沙。どうやら真実(ほんとう)の俺は、随分とヘタレだったみたいだぜ」


 そんな本音を漏らす。

 本当は、とっくに自分でも気付いていたのだけれど、誰にも言う事が出来なかった本音……だが。


「知っておりましてよ。と、いうか、ヘタレでない人間などおりませんわ。わたくしも、苦手分野ではひどく……ヘタレ、ですしね」


 あっけなく肯定され、その上自分も同じだと告白すらしてくる少女。

 困ったように微笑む彼女の表情は、どこか自分も良く知る『彼』に似ているような気がする。

 周囲の期待に応えようと努力をし、自らを高め、見事にその期待に応えて見せる『彼』。

 そんな姿を見るにつけ、自分の存在の卑小さを嘆いたりもしたけれど……こと恋愛においては自分の経験は物を言うはずだと自分を鼓舞する。

 ガチ恋中の彼女はおそらく、モテまくっている現実にまるで気付いていないようだから……真っ先にその心に直球を投げ込むのは経験豊富な自分にとって有利なはずだと決意してここに来たのだけれど。


 見た目より柔らかなその金髪の感触も。

 強さを含んだ優しさから来る言葉も。

 負けず嫌いで、真っ直ぐに自分と対峙してくれる心根も。

 そして……欲しい言葉を真っ先にかけてくれる鋭くて残酷な観察眼も愛おしくて……もう絶対に手放したくない、と思う反面。


 ──自分だけの物にするにはこの高過ぎるハードルを越えなければならないのだと、悠夜はフゥ、と深く息を吸い込み、言った。



「水無瀬 妃沙。はぐらかしたり気付かないフリをしたりしないで聞いてくれ。俺は……俺、久能(くのう) 悠夜(ひさや)は、真剣に、お前の事が好きだ」



 真っ直ぐに彼女の瞳を見据え、自身の持つ良い声を最大限に発揮して放つ、本気の言葉。

 その言葉を受けた妃沙は……その真剣な瞳に込められた強い気持ちを感じ取ったようである。

 少し前の妃沙であれば本当に気付かず、わたくしも大好きですわ、なんて期待を持たせるような返事をしてしまったかもしれないけれど……今の妃沙は、少しだけ恋愛の何チャラについて学ぶ機会を得た後だ。

 ましてや相手は尊敬する生徒会長で……その素直な心根を好ましく思い、自分と似てるな、なんて感じることすらある相手なのである。

 その彼から放たれた、告白。

 それにはきちんと応えなければいけないと、鈍感な妃沙ですら解る程の真剣な言葉に……妃沙は、フ、と溜め息を漏らした。



「悠夜先輩、わたくしは……おそらく貴方には相応しくないと申しますか……真実(ほんとう)の自分を見せて差し上げられない以上、その言葉に、気持ちに応える訳にはいかないのですわ」



 真っ直ぐに彼の瞳を見据え、そう言い切った妃沙。

 それは悠夜にとって残酷な言葉なのだろうという認識はあるのだけれど、真剣な気持ちに対して応えるには、こうとしか言えないのであった。


「本当の……妃沙? お前が自分を偽っているようにはまるで見えないけど?」

「ええ、偽ってはおりませんわ。お伝えする言葉は全て本音ですし、取り繕う所も一つもない……けれど」


 グッと拳を握る。

 自分の中身は本当はヤンキーな男なんだと、今、悠夜が聞いている言葉は『変換』されているのだと、どれだけ言ってしまいたかったことか。

 それでも……妃沙は言わなかった。

 好きだと言ってくれた彼の言葉に嘘はなかったし、その彼が見ている『水無瀬 妃沙』が創られたものだなんて……真剣に告白をしてくれた彼に対してどうして言えるものか。

 この時ほど自分の立場を歯痒く思った事はない。

 そしてまた、自分の中身を知った上で側にいてくれる知玲や、自分の素の言葉を聞いているにも関わらず変わらぬ態度でいてくれる莉仁(りひと)という存在が、本当に奇跡なんだと改めて認識したのであった。



「……真実を語れないわたくしなどお側に置かないで下さいまし、悠夜先輩。貴方は帝王道を真っ直ぐに突き進んで、この国を引っ張って行く存在なのですもの」



 真っ直ぐに悠夜の瞳を見返しながら、妃沙の瞳からツ、と涙が落ちる。

 目頭でも目尻でもなく、正しく頬を滑り落ちる涙の筋に……女優かよ、なんて、場違いな感想を抱いた悠夜はだが、対面に座った彼女の手を取り、更に言った。



「こんなに本気で誰かに恋をしたことなんかないから解らねぇな。妃沙、お前の心に誰かが棲んでいて、そいつしか考えられないっつーなら諦めもつくけど……相応しくないなんて、お前が決めんなよ!」

「心に棲む……誰か?」



 放たれたその言葉を、思わず鸚鵡返しにしながら、その意味を考え……ふと、そんな訳ねぇと頭を振る妃沙。

 ……図らずも、悠夜の真剣な告白は、妃沙にその存在を考えるきっかけになってしまったようである。



 ───◇──◆──◆──◇───



 久能(くのう) 悠夜(ひさや)、彼の生家はとても有名な実業家だ。

『ナインホールディングス』と言えば、この国どころか全世界でその名を知らない者はいない程に巨大な企業で、様々な分野で成功を収めている巨大グループである。

 その一族の創始者である家の長男として生まれ、また、生まれながらに才能も魔力も美貌も持ち、カリスマ性もオーラも申し分ない彼は、幼い頃から周囲の期待を背負って生きて来た。

 子どもの頃から優秀であった彼は、そんな周囲の期待にも見事に応えてみせ、よくある重圧とかプレッシャーといったものとは無縁の、まさに無双とも言える活躍ぶりを見せつけ、両親を歓喜させる子どもであった。

 だが、そんな彼にとり、狭いこの国はとても生き難かった。

 男子は妬みや嫉妬の感情を剥き出しに接して来るし、子どもの頃から女子達は自分に取り入ろうと良い顔ばかりを見せようとおべっかばかりを使う。

 両親こそ本気で叱ってくれる存在だったけれど、その周囲はまるで腫れものでも扱うように悠夜に接して来た。

 一族と仕事上の付き合いがあり、だが自身は事情があってその一族からは煙たがられていた結城(ゆうき) 莉仁(りひと)。自分の環境をひっくり返そうとひたむきに努力を続ける彼は自分を同等に扱ってくれる兄のような存在だったし、

 親戚関係にある一つ年下の玖波(くば) (ひじり)、人形のような容姿ばかりが持て囃され、すっかり周囲にに対して心を閉ざしてしまった彼は、自分と接する時だけは可愛い笑顔を見せてくれたので、悠夜も弟のように可愛がっていたけれど……悠夜にとって心を許せる人間は彼らだけであった。


 それでも、悠夜は自分の環境を嘆いたりはしなかったし、期待に応えようとひたむきに努力を続けた。

 結果、この国の教育では物足りず、また、生き辛いと感じていたこの国を出て『中等部を卒業するまで』という条件で外国に逃げた。

 その期間は……彼にとってとても有意義なものだった。

 その美貌は相変わらず注目されたし、男達からは嫉妬を、女達からは憧れの感情は向けられたけれど、彼が才能を発揮すれば彼らは手を叩いて称賛してくれるオープンな気質で、それが悠夜にはとても心地が良かった。

 だから彼も思いっ切り学べたし、その結果を披露出来たし、その過程で心を許し合えると思える友とも出会えたのだ。


 だが、いよいよ国に帰ることになり、賑やかな送別会を催してくれ、涙すら浮かべて自分の手を握った友がその夜、別の友人に言っているのを彼は聞いてしまったのだ。

 ──アイツがいなくなったら女が食えなくなって困る、と。


 正直、とてもショックだったけれど……不思議とその友達を恨むことも裏切られたと思うこともなかった自分が一番ショックだった。

 ああ、自分はやはり、ここでも誰にも心を許していなかったのだと実感してしまったから。


 そうして彼はこの国に戻り、要領の良い自分、気障な自分、格好良い自分……そしてカリスマなオーラを纏う存在としての自分を全うしようと粋がっていた。

 自分のそんな偽りの姿を大人たちは口ぐちに褒めてくれたし、男子達はゴマをするように近寄って来たし、女子達は引きも切らず群がって来る。

 彼らは自分ではなく、自分の背後にある権力や家柄や財力が目当てだなんて百も承知で……けれど、利用されていると解っていても、自分を認めてくれる世界は酷く心地が良くて。

 もう良いやと、半ばヤケクソになっていた所で出会った、彼女。


 最初は、その見た目があまりにも目を引いた。自分の好みにドンピシャというよりは、彼女の容姿について、否定する人間などいないだろうと思える程に整ったものだったから。

 だがその彼女は自分の事をまるで知らなかったし、容姿などどうでも良いと言った態で自分になど見向きもせず背を向けて去って行った、出会いのあの日。

 あの衝撃は今でも忘れない。

 正直、微笑めば大抵の女は自分に惚れるとすら自惚れていた当時の悠夜にとって、その時の妃沙の態度はあまりに鮮烈な印象を残したのだ。


 それから彼女に注目してみれば。

 何事にも一生懸命で嘘がない。

 誰に対しても態度を変えることがない。

 自分の美貌や才能に驕ることがない。

 困った人を見れば反射的に手を貸してしまう。

 そして、そんな自分をひけらかすことなく、周囲の人々に対して限りない優しさを振りまいている少女。


 そんな彼女がとても眩しくて……惚れるなというのは到底無理だな、と白旗を上げ、だが、本気の恋など初めてに等しい彼にとり、どうやってその心を掴んだものかと考えていた所なのだ。


 しかし、そうしているうちに、彼の周囲の、昔から心を砕いていた莉仁や、自分と同等の才能と美貌を誇ると認めている存在である知玲、そしてどうやら、可愛い弟分の聖も彼女には一目置いているようで。

 けれど……悠夜にとってこの恋は、そんな恋敵(ライバル)たちの存在すら、何だかとても楽しくて、嬉しくて……ああ生きていると、実感せざるを得なかった。


 彼女を巡って、莉仁と喧嘩をし、知玲と競い合い、聖とは彼女の素敵な所を語らい合い。

 そんな彼らとのやり取りの一つ一つが嬉しくて、自分と同等の立場に立ってくれる彼らの存在がどこかこそばゆくて……けれど友達だと、心を許すとはこういうことなのだと実感せざるを得なくて。

 だから悠夜にとっては、妃沙という恋をした相手がもたらしてくれた、そうした存在がとても尊いものだったのだ。

 本当は、いつまでもこんなぬるま湯のような環境に身を置いて、片想いでも良い、彼女を見つめていたいと思うこともあったけれど……どうやら自分はそんな殊勝な人間ではないなと認識するばかりだ。


 好きになったなら、ずっと自分の側に縛り付けておきたいし、誰の目にも触れさせたくない。

 その甘い声を聴くことが出来る特権を自分だけのものにしたい、そして彼女から認められる唯一の男でありたい。

 恋をしたなら当たり前に感じる感情すら、何故だか彼女に対して抱くのは罪なような気がしてしまうほどに、愛しくて、大切な人。

 その瞳には、決して自分だけが映る日は来ないという実感は、日に日に強くなっていった。

 そしてこのままでは、いつの日かきっと、溢れ出る自分の気持ちをぶつけて、彼女を傷つけてしまうと思った。



 ──だから、解放しようと思ったのだ、自分の恋心を。



 彼女の瞳に、自分が特別な存在として映っていないことなど、とうの昔に知っている。

 けれど最初は、彼女のその瞳には誰もかれも等しく平等な存在として映っていて……だから、いつか自分が『特別』な存在に映ってみせるといきり立っていたのだけれど。


 時を重ねるごとに、彼女はどんどん綺麗になるし、時々憂いを含んだ表情を見せるし……自分の心の中でその存在はどんどん大きくなる始末だ。

 けれど、いつまで経っても、どんなに交流を重ねても、彼女が自分を見つめる瞳に特別に色を乗せる事は出来なかったし……それどころか、他の奴を見ているその視線に、特別な物を感じ取るようにすらなってしまって。

 焦って焦って、悩みに悩んで……少しだけ泣いて。



 そして彼は、妃沙に告げたのだ、自分の想いを。



「妃沙、イエスかノーで応えてくれ。俺の恋人として、ずっと側にいて欲しい。俺の『好き』はそういう『好き』なんだ」



 ゴンドラが頂上に差し掛かる頃、その室内が真っ赤に染まる。

 それはまるで、悠夜の心の中を表わしているようで……悠夜には少しだけ、切なかった。

 そして、他人の真剣な想いをはぐらかすなんていう器用な真似が出来ないに違いない彼の想い人は、真っ直ぐに彼の瞳を見て、言った。



「……今すぐにお返事する必要があるのならば……ノー、としか言えませんわ。そしておそらく、どんなに時間が経とうとも、この結論は変わらないと……思うのです」



 もっとやんわりと言われるかと覚悟をしていたのだけれど、存外強いその言葉に、悠夜は何も言う事が出来ずに黙って妃沙を見つめている。

 だがそれは、思ったよりショックを受けるものではなく、やっぱりな、という気持ちと、その潔さに惚れ直してしまいそうになるほどに、偽りのない妃沙の言葉は清々しかった。


「……こういう時、人として悠夜先輩の事は好きだから良いお友達で、なんて言うのが常套句なのでしょうね。

 けれど……期待を持たせるような言葉は残酷なだけだと思いますので、待たないで下さい、答えはきっと変わりませんとしか……今は言えません」


 でもね、と、自分を見上げる瞳に浮かぶ、水晶のような涙に、悠夜はグッと息を飲んだ。

 恋した相手の涙に同様しない男がいたとしたら、そいつの恋心は偽りだと、今の悠夜なら声高に言う事が出来るだろう。


「人として、悠夜先輩の事は尊敬しておりますし、まだまだ一緒に研究を重ねたい気持ちは真実ですわ。

 そして……こんな風に堂々と気持ちをぶつけることが出来る強さにも優しさにも、心の底から憧れてしまいます。わたくしには……難しいと思える事ですから」


 寂しそうに微笑む彼女。

 そして悠夜は、ああ、自分の恋はここまでかと……心の奥底から理解した。

 そしてまた、こんな形で彼女との縁を切ってたまるものか、とも強く思ったのである。



「……オーケー、解った。

 この俺をフるなんて良い度胸だな、妃沙。その度胸に敬意を表して……離れてなんかやらねぇぜ。共同研究は続けるし、友達としてでも先輩としてでもなく、お前の理解者として側にいてやるよ。

 そして時々、俺は昔、コイツの事好きだったんだぜって笑い話にしてやるから……なぁ妃沙、お前も気にせず俺と接してくれよ。

 恋愛としての『好き』は自分の中で昇華させるが……人としての『好き』は消えそうにないんだ。お前みたいな女を手放したら、それこそ一生後悔するからな」



 その発言に、一瞬だけキョトン、と瞳を見開いた妃沙。だが、次の瞬間にはその秀麗な顔に満開の笑顔を浮かべて言った。



「素敵ですわね、悠夜先輩! 友達でも、先輩でも後輩でもない、そして特別な感情もない……言ってみれば同志、といった所でしょうか。

 それならばわたくしも相談に乗って欲しい事をお話したり出来そうですし、悠夜先輩もきっと……きっと、わたくしに話して下さいましね!」



 ああ、と力強く頷いた悠夜の表情は、とても良い表情であった。

 そうして今後ともよろしく、と握手を交わし合う二人は、今後ずっと続く、恋愛も友情も越えた相手としての付き合いの第一歩で、とても感動的な光景だったのだけれど。



「あーー!! 悠夜先輩、フラれちゃったぁーー!! もぉ、妃沙ちゃんったらなんで悠夜先輩ルートに乗ってくれないのぉー!? 萌菜、プンプンだよ!」

 ……と、憤慨している自称・ヒロインと。


「おい萌菜、お前はあの室内の会話が聞こえているとでも言うのか? 俺には良い関係に発展したようにしか見えないのだが?」

 ……珍しく混乱気味の大男が、隣のゴンドラでそんな会話を交わしていたのである。


◆今日の龍之介さん◆


龍「……ハッ!? 悠夜、尾行されてるぞ!」

悠「……イヤ、今更だろ、それ」

龍「……まぁ良いか。今日は俺達の舎弟記念日だしなっ!」

悠「ちょっと待て!? いつからそんな日にすり替わったんだよ!?」

龍「今」

悠「待て! 大満足な表情で締め括ろうとするな! 俺の純情は!!」


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